小谷賢の作品一覧
「小谷賢」の「モサド 暗躍と抗争の70年史」「イギリスの情報外交」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「小谷賢」の「モサド 暗躍と抗争の70年史」「イギリスの情報外交」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
日本のインテリジェンスの変遷がよくわかり、抽象的な事象と具体的な事例のバランスが取られた一冊。
日本のインテリジェンスとそれに基づく危機管理、意思決定などに興味がある方向け。
日本語訳者の小谷賢氏も日本のインテリジェンス史に関する書籍を出しているので併せて読むと理解も深まると思われる。
収集、分析、伝達、保全、秘密工作、監視という6つの要素から近代以降の各時期の日本のインテリジェンスを評価している。
また、将来の日本のインテリジェンスの能力拡充や対外的協力体制構築の方向性についても示唆を与えてくれる。
日本は(どの国でもそうだが)、内外の政治情勢、技術的な進歩、そして「失敗」に影響を受
Posted by ブクログ
戦後日本のインテリジェンスの歴史を辿れる希少な一冊。
政治などの時代背景とともに日本のインテリジェンス機関の変遷が網羅されている。
「そもそもインテリジェンスとは何か」という点から解説されており理解のハードルは高くない。本書を通じて、過去に一度は目にしたであろう数々のニュースの裏にもインテリジェンス機関の存在があったことを知れば、今後の視野が大きく広がるだろう。
日本のインテリジェンス機関の活躍といえば、大韓航空機撃墜事件(1983年)程度しか知らなかった。しかし本書によると、それすらもソ連を追及したい米国に利用された形であり、さらにはその情報自体も優越していたのは音質だけだったそうだ。
Posted by ブクログ
【本書の問いは主に二つの点にある。①なぜ日本では戦後、インテリジェンス・コミュニティが拡大せず、他国並みに発展しなかったのか、②果たして戦前の極端な縦割りの情報運用がそのまま受け継がれたのか、もしくはそれが改善されたのか、というものだ】(文中より引用)
戦後日本のインテリジェンス・コミュニティや組織の変遷を、公開情報を基に丹念に追った一冊。日本人の手による戦後日本のインテリジェンス通史として、現時点で読める中ではもっとも客観的かつまとまった内容に仕上がっていると思いました。著者は、日本大学危機管理学部で教授を務める小谷賢。
やっぱり公開情報をつなげていくだけでも結構な骨格は明らかになるもん