カイバードの作品一覧

「カイバード」の「オッペンハイマー」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • オッペンハイマー 上 異才
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    1~3巻1,408円 (税込)
    クリストファー・ノーラン監督最新作映画『オッペンハイマー(Oppenheimer)』原案 「オッペンハイマーという誰よりもドラマティックな人生を歩んだ男の脳内に入り、彼の物語を描くことによって、観客のみなさんに彼の人生を追体験してもらいたかった」 ――クリストファー・ノーラン 2006年ピュリッツァー賞受賞作 「原爆の父」と呼ばれた一人の天才物理学者J・ロバート・オッペンハイマーの生涯を丹念に描くことで、人類にとって国家とは、科学とは、平和とは何かを問う。全米で絶賛された傑作評伝が、待望の文庫化。 詩や哲学にも造詣が深く、繊細な精神の持ち主であった青年時代(上巻「異才」)。 25年にわたり膨大な数の関係者や家族の証言や史料を丹念に取材し、人類に「原子力」という新しい火をもたらした天才科学者の実像をあぶり出す傑作評伝。 解説/山崎詩郎(上巻) ※本書は2007年8月にPHP研究所より刊行された単行本『オッペンハイマー 「原爆の父」と呼ばれた男の栄光と悲劇』に新たな監訳・解説を付して改題・文庫化したものです。
  • オッペンハイマー 下 贖罪

    Posted by ブクログ

    映画『オッペンハイマー』の原作ということで、3/29の公開日前の一ヶ月前くらいから、上巻から通勤の電車などで読み進めて、ようやく今日読み終わりました。
    結局、上巻を読み終えた頃に3/29初日に1回目を見て、中巻を読み終える頃に2回目を見て、という感じでしたが、原作なだけあって、読み進めるほどに映画のちょっとしたセリフも、原作本で読んだことがある状態になり、面白い体験でした。

    映画でも登場人物が多いと言われてますが、映画は物語の進行(原爆投下までと、AECによる査問と保安許可更新却下)に必要な人を絞って登場させており、原作にはこれ以上の人がたくさん出てきます。主要人物は読んでると覚えてきますが

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    2024年04月27日
  • オッペンハイマー 下 贖罪

    Posted by ブクログ

    下巻はマッカーシズムの恐怖に陥るアメリカで、ついにオッペンハイマーが告発され聴聞委員会に呼ばれる。

    オッペンハイマーの水爆開発の拒否や、共産主義に傾倒した女性との恋愛など、それ自体は今でこそ決して批判されるようなものではない。だが、当事のアメリカの共産主義への集団パラノイアの前では、全てが罪である。水爆開発の拒否はアメリカとソ連の核開発競争を遅らせる目的であり、たまたま共産主義に傾倒する女性と付き合ったなんてことはありえない。それは、ソ連との繋がりがあったのでは、と見られるのだ。
    何年もFBIの違法盗聴にさらされていながら、共産主義との繋がりなどほとんど掴むことが出来なかったのにもかかわらず

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    2024年03月18日
  • オッペンハイマー 中 原爆

    Posted by ブクログ

    中巻はいよいよ本格的にマンハッタン計画が始動する。
    だが、この『オッペンハイマー』というノンフィクション本は基本的にロバート・オッペンハイマーその人に注視したノンフィクションであるので、期待していたような原爆開発のプロセスが多く語られることはなかった。
    ほぼ半分はロスアラモス国立研究所の成り立ちから、オッペンハイマー周りの人々との関係がメインで描かれていく。

    そして、もう半分にトリニティ実験や、日本に原爆を落とすまでが描かれているのだが、このあたりはとても興味深かった。
    未だにアメリカ人の多くが原爆が日本との戦争の命運を分けたと考えていると聞いたことがあるが、原爆投下の前、7月の段階で日本の

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    2024年03月13日

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