作品一覧

  • 成田亨作品集
    4.8
    1巻8,800円 (税込)
    ウルトラ、マイティジャック、ヒューマン、バンキッドから、モンスター大図鑑、特撮美術、後年の絵画・彫刻まで。未発表作品、実現しなかった幻の企画案も含む、全515点一挙収録。

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  • 特撮と怪獣 わが造形美術 増補改訂版
    4.0
    「ウルトラマン」の意匠世界を構築した芸術家の名著! 「シン・ウルトラマン」のデザインコンセプトの原点『真実と正義と美の化身』も掲載 成田亨(1929年生~2002年没)は 『ウルトラQ』『ウルトラマン』『ウルトラセブン』に 実質的な美術総監督として参加、 怪獣・メカなどのデザイン全般を手掛けた伝説の人物。 本書は1996年に発刊、近年は入手困難となっていた 成田亨の自伝『特撮と怪獣 わが造形美術』に 初版から25年の間の情報を略年譜や仕事目録に追加するなど 増補改訂して復活したものです。 映画『シン・ウルトラマン』(監督:樋口真嗣、企画・脚本:庵野秀明) に登場するウルトラマンのデザインコンセプトの原点でもある 油彩画『真実と正義と美の化身』、 そして本書のために描かれたオリジナルデザイン原画も掲載されています。 芸術家・成田亨が、怪獣デザインの発想、自身の彫刻作品、映画特撮美術など その類稀なるアートセンスのすべてを語り尽くした名著です。 <内容> おもな目次 ウルトラマンの顔の構造 ウルトラマンの美と強さ 『ゴジラ』の特撮現場に入る 壊れるビルの作り方 宇宙空間や雲をいかに描くか 半抽象造形に傾斜する 「強遠近法」を考案する 『ウルトラQ』の撮影現場 高山良策と金城哲夫 怪獣デザインの三原則 自信作ガラモン 怪獣のイメージと造形化作業 ウルトラマンは七頭身である 構造的怪獣レッドキング、ゴモラ ギャンゴ、ベムラー、ガボラ ザラブ星人、ジャミラ、ダダ シーボーズ、ゼットン マンからセブンヘ 竜と鬼は神の怪獣である etc
  • 成田亨作品集

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    ネタバレ

    完全燃焼の人生だった
    すでに存在する様々な形を流用しつつ、そこから意味を剥奪したり、転倒させたりしながら新しい形、価値をつくっていく点に成田デザインの本しつがあります
    本当のデッサンの修練は立体で学ぶしかない
    がラモン、ケムール人

    自分が怪獣のデザインに全力を投入したことは確かです。

    もしかしたらぼくの使命なのかもしれないとおもっています。

    人間が入っていることを意識させないこと
    動物等をただ巨大化させるだけではなく、オリジナリティを出すこと
    お化けにしないこと

    よいデザインをつくる条件は根底から問題を問いなおすこと。形にたいしてきびしくじぶんをとうことです。

    奇形かさせずに形の面白

    0
    2023年02月12日
  • 特撮と怪獣 わが造形美術 増補改訂版

    Posted by ブクログ

    公開延期とのことですが今年のお楽しみ、シン・ウルトラマンのトレーラーでのカラータイマー無しバージョンに触発され成田亨画集「ウルトラ怪獣デザイン編」を開き、そしてそこで成田のカオス=怪獣、コスモス=ウルトラマンというコンセプトに触れ、もっともっと成田亨の言葉に触れたくなって1996年出版の本書にたどり着きました。出色の面白さ。成田亨の語りで構成しているのですが芸術家らしい、そして自分でデザインしているからこその力強い言葉が次々繋がって気持ちいいです。P142『それで、「ゴジラ」ってのは全体構造がないでしょう。ただ、だらだらした体があるだけ。その点、僕の「レッドキング」ってのはいかにも構造的でしょ

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    2021年05月21日
  • 成田亨作品集

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    40歳〜50歳の方は「怪獣」と聞くと、
    ウルトラマンやウルトラセブンを思い
    浮かべるでしょう。

    またその年代でなくても、小さい子を
    持つ親であれば、その子が怪獣に夢中
    になっているのを目の当たりにしてい
    ると思います。

    そのウルトラシリーズの怪獣のデザイン
    を担当していたのが成田亨氏です。

    各デザインには何からヒントを得て、
    その怪獣の外観を思いついたのかの
    メモが付いており、これが楽しいです。

    例えばバルタン星人はセミから思い
    付いたとか。ゴモラ(分かりますか?)
    は戦国武将である黒田長政の兜を見て
    インスピレーションを得たそうです。

    さらに怪獣だけでなく、主役のヒーロー
    のウルト

    1
    2021年01月07日
  • 成田亨作品集

    Posted by ブクログ

    年月を感じさせない怪獣たちの格好いいこと。あのウルトラマンやバルタン星人etc.の生みの親、成田亨氏の作品をぎゅっと詰め込んだ作品集です。知ってる大人は身悶えし(私だけか?)知らない世代でも楽しめる素敵な本。この本のもとになる 昨年開催された作品展は、その作品数や内容においても素晴らしく圧巻でした。

    1
    2016年11月28日
  • 成田亨作品集

    Posted by ブクログ

    恥ずかしながら今ごろ初めて触れたけど、これほど先駆的な存在だったとは。緊張感に満ちたペン画のシャープさ、見るほどに不安になる異質性、大胆な発想、これがこんな早い時期に既に完成していたなんて。今まで自分はどれほどの「文脈」を見落としていたんだろう。

    1
    2014年09月24日

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