作品一覧

  • ドアのむこうの国へのパスポート
    4.0
    1巻1,980円 (税込)
    作家の家には,なぞめいたドアがある.ドアのむこうには,特別なパスポートを持った人しか入れないという.クラスの子どもたちは作家と手紙をかわしながら,パスポートやビザの申請といった課題にむきあううちに,仲間や自分をより深く知っていく.オランダの人気児童文学作家二人による,子どもたちへのエールに満ちた物語.

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  • ネコのミヌース
    4.3
    1巻1,463円 (税込)
    若い新聞記者のティベは、とても恥ずかしがりやで、知らない人に話を聞くことができません。「ちゃんとしたニュース記事を書かないとクビだ!」としかられて、しょげていた日のこと、ティベは、ミヌースという名前の不思議な若い女の人に出会いました。 ミヌースは、「わたし、今までネコだったんです」と言うのですが、ティベには信じられません。でもたしかにミヌースは、しぐさがネコにそっくりだし、何より、ネコのことばがしゃべれたのです。 ミヌースが、泊めてもらったお礼にと、ティベの記事のために町じゅうのネコたちから聞いてきたくれたニュースは、どれもほんとうでした。ティベの仕事は、「ネコのニュースサービス」のおかげで、うまく行くようになりました。 そんなある日、野良ネコ・ノラの子ネコたちが、行方不明になり…? 「オランダの子どもの本の女王」と称えられる、アンデルセン賞受賞作家シュミットの代表作。「ネコのミヌース」は、オランダで銀の石筆賞を受賞、世界の十カ国以上で翻訳出版されている人気作品です。
  • おてんばヨリーとひげおじさん
    -
    1巻1,870円 (税込)
    今日は新しい特急列車がはじめて走る日.車掌のひげおじさんは大はりきり.ところが発車寸前,元気な女の子ヨリーがかけこんできて,列車の下にもぐりこんだハリネズミを助けます.列車の出発はおくれ,とんでもない事件が発覚します! ハラハラドキドキが止まらない,オランダの国民的作家&画家による最後のコラボ作品.

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  • 小学館世界J文学館 オッチェ ~コックのパパとホテルを作る~
    -
    1巻990円 (税込)
    ※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 パパと少女オッチェの放浪物語。助けてくれるのは、鳥たち! オッチェは鳥や動物と話すことができる女の子。コックのパパとホテルで暮らしている。パパは腕のいいコックだが、コックの証明書をなくしてしまったので、安い給料しかもらえない。ある日、パパは庭にいるツグミを使った料理を客から注文される。しかしツグミはオッチェの友だち。料理するなんてとんでもない。パパはツグミのかわりにこっそりチキンをつかって、おいしいパイを作って大評判に! しかし、オッチェが助けたネズミが原因になって、ふたりはホテルを追い出させれる。あてのない旅を続ける二人は、行く先々でトラブルにあい、しかし時には鳥たちに助けてもらい、時には料理の腕でピンチをのりこえる。オッチェとパパは安住の地をみつけられるだろうか!?  オランダの作家、アニー・M・G・シュミッットの楽しい物語!フィープ・ヴェステンドルプのカラフルなイラストもいっぱい!(本邦初訳) ※この作品は一部カラーが含まれます。
  • 小学館世界J文学館 カトーレンの王
    -
    1巻880円 (税込)
    ※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 王にふさわしいのは誰? オランダの政治家が書いた社会派物語。 50年ものあいだ国を治めていたカトーレン国の王が死んだ。王の死後、次の王は即位せず、6人の大臣が政治を行っていた。王が死んだ日に生まれた少年、スタッハは、17歳になったとき、ある決意をする。「ぼくがカトーレン国の王になる!」 大臣たちは、そんなスタッハに王になるための試練として7つの任務を課す。「デシベル市の、大群の鳥の金切り声を終わらせろ」「ブキノーハラ市の、落ちると爆発するザクロの木を切りたおせ」「スモーク市の、7つの頭を持つドラゴンをたおせ」…どれもこれも困難な課題ばかり。はたしてスタッハは、任務をクリアしてカトーレンの王になれるのだろうか?  オランダの副首相を務めた政治家・児童文学者のヤン・テルラウが書いた社会派児童文学が、初めて日本語になって登場! ※この作品は一部カラーが含まれます。
  • 15の夏を抱きしめて
    3.0
    1巻1,870円 (税込)
    15歳で死んだトーマス.元恋人のオルフェー,母親,衰弱した祖父には,まだ彼の姿が見える.一方,トーマスも,思い出にしばられるオルフェーや,崩壊しそうな家族のようすを,静かに見守っている.人は大切な人を失ったとき,どのように立ち直ってゆくのか,「生」の喜びとは何かを描く.

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  • 踊る光
    4.3
    1巻1,760円 (税込)
    心臓の鼓動のリズムで光る古い灯台,愛するひとを忘れさせる力を持つ幽霊ナイフ,姫ぎみに恋した吟遊詩人がいどむ怪物…….『王への手紙』のトンケ・ドラフトが,ふしぎな味わいのおとぎ話をつむぎました.夢や魔法,現実と過去がたくみに織りこまれた6編.想像をこえるユニークな展開に,思わずひきこまれます.

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  • 青い月の石
    3.6
    ヨーストはある暗い夜、家の外にあやしい黒い影を目にする。そして次の日、校庭の地面の下からぶきみな男が現れた。その名は地下世界の王、マホッヘルチェ! ヨーストは足あとを追っていくが……。それは月が青くなったときに始まった、少年と仲間のとくべつな冒険の物語。現実とおとぎ話が入り交じる、人気作家のファンタジー。

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  • 七つのわかれ道の秘密 上
    3.0
    階段だらけの屋敷に隠された伯爵家の宝と,その宝を探す資格があるために屋敷にとらわれている男の子――.伯爵家の秘密を知った新米教師フランス先生は,さだめか,はたまた偶然か,予言の指し示すまま,奇妙な冒険をすることになります.どんどん謎にひきこまれる,読みごたえたっぷりの物語.

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  • 白い盾の少年騎士 上
    4.6
    1~2巻836~968円 (税込)
    一人前の騎士となったティウリは,盾持ちピアックとともにふたたび冒険の旅へ.みどりの男たちがひそむ森では,エヴィラン国によって新たな陰謀が企まれていた…….『王への手紙』の,息づまる続編.

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  • ふたごの兄弟の物語 上
    4.4
    1~2巻836円 (税込)
    そっくりだけれど,性格はまったくちがうふたごの物語.まじめに貴金属細工の修業をするラウレンゾーと,ぬすみがうまくて,歌と冒険が大好きなジャコモ.盗難事件にまきこまれたり,片方を好きになったお姫さまから誤解されたりと,ゆかいなできごとの数かずに,うり二つであることを利用しながら力をあわせていどみます.

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  • 王への手紙 上
    4.4
    1~2巻924円 (税込)
    騎士になるための最後の試練の夜に,思いがけず重大な使命を与えられた少年ティウリは,隣国へと旅立つ.謎めいた隠者,陰険なスパイ……手に汗にぎる,オランダの人気冒険小説.

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  • かくれ家のアンネ・フランク
    4.3
    1巻836円 (税込)
    明るく好奇心いっぱいの女の子アンネは,13歳のある日,家族でかくれひそんで暮らすことになります.外は戦争,でもアンネの心のなかはいつも自由でした.喜びや怒り,夢や恋の悩みを,アンネは親友に打ち明けるように日記帳につづります.戦争の時代に生きるとは.アンネが暮らしたオランダのジャーナリストによる伝記物語.

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  • 白い盾の少年騎士 下

    Posted by ブクログ

    なかなかまとめて読む時間がなく、読み終えるのに何日もかかりましたが、登場人物たちの冒険の時間を考えるとこうやって何日もかけて読むのもありかな、と。

    私は慣れない名前や地名はあまり気にせずどんどん読んでいき、読むうちに人間関係など理解していくタイプですが、それに苦手意識を持つ人は、作者自身が描いた地図や人物紹介を見ながら読むといいかもしれません。

    読んでいるうち、ティウリが17歳の「少年」であることを忘れそうになりますが、ピアックの存在は相変わらず心強く、そして、原書はわかりませんが、翻訳の口調で登場人物それぞれの異なる性格が生き生きと伝わってきます。

    映像とはまた違う、自分で想像する楽し

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    2024年01月16日
  • 白い盾の少年騎士 上

    Posted by ブクログ

    さずが、の一言。
    他にやらないといけないことがあるときにはお勧めできないほど、のめり込んでしまいます。

    感想は下巻を読み終わってから。

    0
    2024年01月08日
  • 青い月の石

    Posted by ブクログ

    トンケ・ドラフト✕西村由美

    今までの作品と同じく、ハラハラドキドキしながら一気に読みました。

    今作は、学校の場面から始まるので、子どもたちもより感情移入しやすいかも。

    いろいろな要素があって、男女問わず楽しめます。

    この話を思い出しながら、新月をじっくり見てみたくなりました。

    高学年以上におすすめ。

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    2023年08月09日
  • ドアのむこうの国へのパスポート

    Posted by ブクログ

    作家のラヴィニアの家には、謎めいたドアがある。ドアの向こうには多くの国があり、パスポートとビザをもつ人だけが開けることができるらしい。トム先生のクラスのラウレンゾーたちは、作家からの課題に取り組みながら、自分と仲間たちを深く知っていく。

    「本を読むのは、ドアを開けるのと似てるの。いま、この本を開いたら、あなたをまっているのはなにかしら?」

    「物語を読むこと・きくこと」の喜びや力強さがすごく伝わってきた。本を開けばどんなところへも行くことができるというメッセージはもちろん、先生の読み聞かせを「手のかかる子どもたち」がとても楽しみにしていたり、ラウレンゾーとパパを今でも繋いでいる思い出が『メネ

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    2023年07月08日
  • ふたごの兄弟の物語 上

    Posted by ブクログ

    うりふたつの双子ラウレンゾーとジャコモが、さまざまな困難にぶつかりながらも、助け合い、知恵を絞り合って乗り越え、正しい道を歩んでいく物語。

    兄弟が別々の道を行く分かれ道が印象的だった。人生は「選択」の連続ということを象徴するような分かれ道。この物語には二人の兄弟が自分の進む道を「選択」する場面が多く出てくる。性格が全然違うラウレンゾーとジャコモだが、二人が選択する道はいつも自分の良心に真っ直ぐな道だ。

    「盗み」の力を証明しなければならないが「泥棒」にはなりたくない。客に預かった譲るよう脅されるが、どうしても渡したくない。愛する人と結ばれるためには嘘をつかなければならないが、偽りたくない。

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    2023年06月01日

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