作品一覧

  • ほんとうの定年後 「小さな仕事」が日本社会を救う
    3.9
    1巻957円 (税込)
    年収は300万円以下、本当に稼ぐべきは月10万円、50代で仕事の意義を見失う、60代管理職はごく少数、70代男性の就業率は45%、80代就業者の約9割が自宅近くで働く……知られざる定年後の「仕事の実態」とは? 漠然とした不安を乗り越え、豊かで自由に生きるにはどうすればいいのか。豊富なデータと事例から見えてきたのは、「小さな仕事」に従事する人が増え、多くの人が仕事に満足しているという「幸せな定年後の生活」だった。日本社会を救うのは、「小さな仕事」だ! 【目次】 第1部 定年後の仕事「15の事実」 事実1 年収は300万円以下が大半 事実2 生活費は月30万円弱まで低下する 事実3 稼ぐべき額は月60万円から月10万円に 事実4 減少する退職金、増加する早期退職 事実5 純貯蓄の中央値は1500万円 事実6 70歳男性就業率は45.7%、働くことは「当たり前」 事実7 高齢化する企業、60代管理職はごく少数 事実8 多数派を占める非正規とフリーランス 事実9 厳しい50代の転職市場、転職しても賃金は減少 事実10 デスクワークから現場仕事へ 事実11 60代から能力の低下を認識する 事実12 仕事の負荷が下がり、ストレスから解放される 事実13 50代で就労観は一変する 事実14 6割が仕事に満足、幸せな定年後の生活 事実15 経済とは「小さな仕事の積み重ね」である 第2部 「小さな仕事」に確かな意義を感じるまで 事例1 再就職先で一プレイヤーとして活躍 事例2 週末勤務で会社を支える 事例3 包丁研ぎ職人を目指して独立 事例4 近所の学校で補助教員として働く 事例5 同僚、患者とのやり取りを楽しむ 事例6 幕僚幹部から看護師寮の管理人に 事例7 仕事に趣味に、人生を謳歌する 第3部 「小さな仕事」の積み上げ経済 1.定年後も働き続ける人に必要なこと 2.高齢社員の人事管理をどう設計するか 3.労働供給制約時代における経済社会のあり方
  • 統計で考える働き方の未来 ──高齢者が働き続ける国へ
    3.9
    1巻825円 (税込)
    年金はもらえるのか? 貯金はもつのか? 「悠々自適な老後」はあるのか? それとも、生活していくために死ぬまで働かなければいけないのか? 現在、将来の生活や仕事に対し、多くの人が不安を抱いている。しかし、本当に未来をそんなに不安に思う必要などあるのだろうか? 本書は、労働の実態、高齢化や格差など日本社会の現状、賃金や社会保障制度の変遷等を統計データから分析することで、これからの日本人の働き方を考える。働き方の未来像を知るのに必読の一冊。
  • ほんとうの定年後 「小さな仕事」が日本社会を救う

    Posted by ブクログ

    多くの方の評価通り、良書でした!本書は「定年後」のことだけと思わず、ぜひ多くの人に読んでもらいたい。働き方や主に中高年が定年へむけてどのようにキャリアへの考え方を転換していったらいいかなど、「働くこと」について、たくさん考察できると思う。

    私の定年退職はまだ先だけれど、早期退職も視野に入ってきて、経済的に困っていない人たちが早期退職を狙っているという噂を耳にしたり、今の働き方に疑問を持ったりしているうちに、本書が目に留まり、読み始めた次第です。

    本書は大きく分けて3つにわけて構成されている。
    第一部ではデータに基づいて、定年後の仕事の実態として、15の事実があげられている。
    ここでは、たく

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    2024年05月23日
  • ほんとうの定年後 「小さな仕事」が日本社会を救う

    Posted by ブクログ

    坂本 貴志
    1985年生まれ。リクルートワークス研究所研究員・アナリスト。一橋大学国際公共政策大学院公共経済専攻修了。厚生労働省にて社会保障制度の企画立案業務などに従事した後、内閣府で官庁エコノミストとして「経済財政白書」の執筆などを担当。その後三菱総合研究所エコノミストを経て、現職。著書に『統計で考える働き方の未来――高齢者が働き続ける国へ』(ちくま新書)がある。

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    2024年05月01日
  • ほんとうの定年後 「小さな仕事」が日本社会を救う

    Posted by ブクログ

    いやぁ、いい本でした。良書。

    ・70歳男性就業率は45.7%、働くことは「当たり前」

    “人生100年時代”
    “生涯現役時代”
    “労働供給制約時代”
    “少子高齢化”

    このキーワードに対する、一つの回答だと思った。

    本書の内容を、簡潔にまとめると、以下。

    ******

    定年後も働かないとやっていけないよ。
    とはいっても、年金にプラス5~10万くらいの月収、
    そのような“小さな仕事”でかまわない。

    しかも、多くの定年後の労働者は、その“小さな仕事”に満足しているというデータがある。ストレスのたまらない“小さな仕事”でかまわない。

    また、“小さな仕事”は、個人だけでなく、社会に

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    2024年03月05日
  • ほんとうの定年後 「小さな仕事」が日本社会を救う

    Posted by ブクログ

    定年前後も同じ会社に残り続けるか、独立や起業をするか、と言う一種の啓蒙的な或いは背中を押す為の書ではなく、エコノミストらしく客観的に現在の我が国の置かれた状況をもとに定年後も「小さな仕事」を続ける意義が説明されている。ベストセラーであることに納得がいく良書。自身に照らして見ると衝撃的に思えることも多い。定年後はもはや「高い専門性を身につけているかは問題ではない」等はモチベーションの維持が難しくなるメッセージでもある。日本の労働市場の問題に対する外国人労働者の受け入れに係る解釈にはやや疑問が残った。

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    2023年09月07日
  • ほんとうの定年後 「小さな仕事」が日本社会を救う

    Posted by ブクログ

    我々30代は恐らく70を過ぎても働いているのだろうという、うっすらとした未来予想をデータで肯定してくれる。定年になったら楽になるなんて嘘だったんだ。「定年後に働くことは所与。そうした状況でどのように働くかを考える。こうした姿が多くの日本人が直面する現実になるだろう。」という趣旨の一節が印象的。

    一方で、全員が全員、定年しても成長し続ける仕事の仕方をするのが本当にベストかという問いかけや、老人のホワイトカラーに需要は少ないといった、一種逃げ道も用意してくれているので助かる。

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    2023年07月31日

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