作品一覧

  • 啄木鳥探偵處(1)
    完結
    3.5
    全2巻759円 (税込)
    明治末期の東京に、二人の若き文学青年がいた。のちにアイヌ語研究の創始者となる金田一京助、そして26歳の若さで亡くなってしまう歌人石川啄木。明治浅草を代表とする浅草十二階に幽霊が現れた。どうもただの幽霊ではないと啄木が目をつけて、啄木と京助二人の探偵活動が始まる。令和二年にTVアニメ化された、第三回創元推理短編集受賞作『啄木鳥探偵處』コミカライズ第1巻開幕!
  • 啄木鳥探偵處
    3.8
    1巻799円 (税込)
    【TVアニメ『啄木鳥探偵處』原作!】日本一の高塔として名を馳せる浅草十二階で、幽霊が目撃された――。明治四十二年九月、僕、金田一京助のもとへ石川啄木が持ち込んできた、幽霊騒動を報じる新聞記事。抜群の詩歌の才能を持ちながらも世に認められない啄木は、家族を養うため探偵業をはじめたところだった。その才能にほれ込んでいた僕は、助手役として探偵業に巻き込まれるが、事件は意外な方向へ……。第三回創元推理短編賞受賞作「高塔奇譚」をはじめ、人形の頭が男の喉を咬み切ったという怪事件「忍冬」など、トリックとロジックが冴える五編を収録する傑作連作ミステリ集。/【目次】第一話 高塔奇譚/第二話 忍冬/第三話 鳥人/第四話 逢魔が刻/第五話 魔窟の女/解説=細谷正充
  • 啄木鳥探偵處

    Posted by ブクログ

    ちょうどアニメ化されていて、好きな声優さんが参加されていたこともあり、気になり原作も読んでみた。当時の日本の時代背景ともリンクしていて読んでいるうちに、タイムスリップしたようだった。表現が美しく、色彩豊かに描かれている。内容はミステリーだけど、啄木がとても愛おしく感じる作品だった。

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    2020年12月06日
  • 啄木鳥探偵處

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    明治42年の東京。生活に困窮した啄木は探偵業で生活費を稼ぐことに。
    颯爽として、嘘つきでやんちゃ、泣き虫で愛妻家で独りよがり、饒舌で見栄っぱり、酒呑みの女好き、ロマンチックなサディスト、先見の詩人、そして天才歌人の石川啄木が、彼の才能に惚れ込んだ初心な金田一京助を巻き込んで事件を追う。5篇。

    浅草の凌雲閣に夜な夜な現れる幽霊の謎。
    浅草奥山で評判の生き人形に喉笛を食い破られたような死体の謎。
    空を飛ぶ奇術師が電線に首を引っ掛けて死亡。彼は本当に空を飛んだのか。
    浅草の遊郭で京助と一緒にいた娼婦の死。窮地に立った京助だったが。

    人気イケボ声優が話題だったらしいアニメを2話ほど見て、意味が分か

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    2021年09月26日
  • 啄木鳥探偵處(1)

    Posted by ブクログ

    本屋でみかけて思わず購入。
    いや…実はアニメ見ていないのですが、奥さん子供問題どうなる!?と思っていたのですが、うまい感じに触れられてなかったですね!

    かわいい絵で背景やモブもしっかりしていて、
    加世さんのアドリブ力に感心し、あと牛若かわいかったです。
    フレンチブルの絵もかわいく…作者センスあるな…と。(何様!)

    何より男性が描く温さが好きなのですが、そこがうまく描かれていて、二人の関係性もよく表現されてて、だいぶ満足でした。(何様…)
    次巻も期待します。
    アニメも見てみよう。

    0
    2021年04月04日
  • 啄木鳥探偵處

    Posted by ブクログ

    歌人・石川啄木が国文学者・金田一京介を相棒に、貧困の金の足しに探偵業を営むミステリー。
    探偵業とイメージが結びつかない、実在の人物二人が主人公というのに読む前は「?」となりましたが、石川啄木のくず…もといぶっ飛んだ性格・エピソードと明治後期にまだ潜む闇深さや世情が折り重なって、重厚な内容となり、地味ながらも個人的には大変好みで面白く読めました。
    収められている5つの短編は、時代性もあってか、それぞれの結末は暗く、切なく、やるせなさが残りますが、啄木と金田一の噛み合っているような、いないようなホームズ&ワトソンぶりや、啄木の一句に結末を締められると、ひどく引きづるのではなく、独特の余韻となってい

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    2020年10月01日
  • 啄木鳥探偵處

    Posted by ブクログ

    アニメ化の告知を見て「アニメを本格的に見る前にある程度把握したい」と思って購入したもの。
    アニメの石川啄木役の声優がとにかく好きなので、あの方が最初どんな風に演じようとしていたのだろう?というのも知りたくて、気付けば最後までガッツリ読んでいた。(どうやら最初にやろうとしていた演技は、「それだと浮世離れしている」と指摘されたそうなので)
    原作の方が啄木さんの性格がキツい様な気がする。……何故だろう。
    描写が本当に最低限で、挿絵もないので、合う合わない・好き嫌いの差は激しいと思う。
    長々と細かく描写されるのが苦手な私には合っていた。
    全体的に「ここはどんな風に動いていたのだろう?」と思いたくなる部

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    2020年05月19日

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