作品一覧

  • ドラゴンランス レイストリン戦記1 魂の剣〈上〉
    完結
    4.0
    全4巻1,980~3,190円 (税込)
    世界数千万部の傑作ファンタジー巨編「ドラゴンランス(戦記)」の待望の前日譚を初邦訳! 陽気で人望ある屈強な双子の兄キャラモンとは対照的に、頭脳明晰だが虚弱で〈陰険男〉と呼ばれた弟レイストリン。 気のふれた母の性質と悲しみを強く受け継いだその子が、史上最強の魔術師へと歩み出す、その生い立ちを描く! 「本書はレイストリンの前半生の実話である。(中略)今回の出版にあたっては、〈上位魔法の塔〉の〈大審問〉――かくも破壊的な運命を決する影響をもたらすことになった〈大審問〉――が最も重要なテーマの一つだった。レイストリンの〈大審問〉の本はほかにもあるが、真実の記録が書かれたのはこれが最初である。」(クリンの歴史家アスティヌス) 【主人公】レイストリン・マジェーレ:双子の弟で、種族は人間。兄が男前で頑健なのに比べ、幼い頃から体が弱く、内省的で、弱い者いじめにあう。それゆえ兄に守られ、兄を頼らざるをえないが、同時に自分の弱さを呪い、兄への複雑な感情を抱く。仲間から信頼されず、好かれもせず、陰険で冷たい人間と思われがちだが、その虚弱さゆえに、心の底では弱き者への思いやりを育てている。そんな彼が自分の存在意義を感じられ、救いを感じられるもの――それこそが「魔法」の研究だった。 ※本書は、電子書籍で刊行中の下記『【合本版】ドラゴンランス 全25巻』には含まれていない、新規邦訳作品になります。 ●『【合本版】ドラゴンランス 全25巻』とは? 原著者注釈付きドラゴンランス(戦記)・原著者注釈付き伝説~魂の戦争・秘史までの全巻セット(外伝ネアラ2巻を含む。後発の「レイストリン戦記」は除く)。
  • ドラゴンランス<1 廃都の黒竜>
    5.0
    1~25巻1,650~2,420円 (税込)
    五年ぶりに故郷で再会した、エルフの里を追われたハーフ・エルフの戦士タニス、肉体を犠牲に強力な魔術師となったレイストリン、その陽気な双子の兄である怪力の戦士キャラモン、厳格な典範に生きる騎士スターム、好奇心旺盛で小柄で身軽な錠前破りの名人タッスル、頑固で口の悪いドワーフ族の老戦士フリント──。彼らは、聖なる青水晶の杖を授かった蛮族の族長の娘ゴールドムーン、その恋人にして長身の戦士である蛮人リヴァーウィンドを救ったことをきっかけに、理由もわからぬまま、怪異な謎の軍団に追われることとなる。彼らは、故郷を脱出し、死者の守る〈闇の森〉を抜けるなど数多の冒険を繰り返す数奇な運命をたどりながら、次第に杖の謎の核心に近づいていく──。そして彼らは今やついに、忘れ去られた廃都ザク・ツァロスで、邪悪なブラックドラゴン キサンスとの絶望的な戦いに挑もうとしていた……。 “誰もいない──魔術師レイストリンはそう考えて困惑した。どうも変だ。大勢のどぶドワーフたちはどこにいるのだ?何かがおかしいという気がしたが、あと戻りする時間はない──タニスたちはもう秘密のトンネルの入り口に向かっている。彼は苦笑いを浮かべた。馬鹿な冒険をしたものだ。この不幸な都で、おそらくぼくたちは全滅するだろう……”
  • ドラゴンランス レイストリン戦記4 戦場の双子〈下〉

    Posted by ブクログ

     うん、面白い。

     あまりの面白さに、以前書いた3巻の感想を編集し直したくらいで、ここでも改めて書きます。3巻で、ちょっとなぁと思った方も、そこで止めずに、是非最後まで読みましょう。確実に後悔します。
    そう実感すると、3巻はちょっと勿体ないなとも思ってしまうのだが。

     というか、ここまで上手いこと、それぞれのストーリーが交差することってある? と思うくらい、「ドラゴンランス戦記」の前日譚として、後から考えて加えました感が全く無い、見事なストーリーテリングは、戦争の儚さ、冒険の緊張感、大敵とのバトルの昂揚感、個性的な新キャラクター、それぞれの成長と、申し分ない素晴らしさです。

     それは、序

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    2023年09月02日
  • ドラゴンランス レイストリン戦記3 戦場の双子〈上〉

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    〈大審問〉を経て赤いローブの魔法使いとなったレイストリンと双子の兄キャラモンが生きる糧を求め傭兵となり成長していく姿を描いた第3巻

    一方で野望に燃える双子たちの姉キティアラはその冷酷さと度胸で暗黒の女王タキシスの軍勢の中で地位を確立していく

    今作も魅力的なキャラクターたちが大勢登場する中で最も心惹かれるのはレイストリンを鍛え上げる茶色のローブの魔法使いホーキンス師

    茶色のローブは正式な魔法使いではないことを示していて、レイストリンも最初は蔑むような態度をとるんだけど彼がめちゃくちゃかっこいいのよね
    見た目は背が低くて腹が出た赤ら顔の40代で、頭は禿げ上がり、顔も毛がなくツルツルと最低の部

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    2023年02月15日
  • ドラゴンランス レイストリン戦記4 戦場の双子〈下〉

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    「あらゆることは、何かの理由があって起こる」

    運命の双子とその姉の物語は三者三様の生き方を鮮明にしつつずんずんと進んで行きます
    飯尾和樹それはずん(いらない)
    物語を読み進めながら自分は三人の中だったら誰タイプかな?なんて考えるのも面白そう
    自分は完全に何も考えてないキャラモンタイプです

    さてシリーズ4巻はまさに本編につながる戦いが描かれております
    こんなんがあったんだ!が満載です

    そして茶色のローブのホーキンス師も相変わらずかっこいいし、とにかくレイストリンのことをよく見てるんよね
    全てを見知った上で甘やかさず、ここぞと言うときには褒めて更なる成長を促す
    良い先生の定義ってのは今の時代

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    2023年02月15日
  • ドラゴンランス レイストリン戦記4 戦場の双子〈下〉

    Posted by ブクログ

    『レイストリン戦記』完結編。図らずもドラゴン軍の友軍となった双子と、運命を左右する異父姉の決断を描く。

    上巻までにため込んだ物語のダムが開放され、魔法アイテムの活躍や大型モンスターとの対決、探索や亡霊、攻城戦や一騎打ち?などなど、ファンタジーの魅力が一気になだれ込んでくる圧巻の下巻。

    双子と異父姉それぞれの成長物語が丁寧に描かれているのと同時に、やがて来る竜槍戦争の先触れともいえる戦いが壮観で、多様な読み応えに大満足だ。

    〈寸借屋〉に劣らぬ活躍をみせた“狂男爵”が魅力的。ある意味で本巻の‘表の’主人公ともいえるのかも。そして終盤であの教官が語るまさかの名言、思わずメモりました!(笑)。各

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    2022年12月09日
  • ドラゴンランス レイストリン戦記3 戦場の双子〈上〉

    Posted by ブクログ

    『魂の剣』に続くシリーズ第3巻。〈大審問〉の試練を越えた双子は戦いの経験と生活の糧を求め傭兵になるが……。

    〈大審問〉直後の双子の動向から始まり、傭兵になった二人の訓練と新たな出会いが語られていく。砂時計の瞳に金の肌、病弱な赤ローブと、おなじみの姿となったレイストリンだが、この時点ではまだ皮肉屋な側面よりも青年らしい若さと未熟さを残しており(たぶん素直さも)、教官や仲間たちとの交流を通して成長していく姿を見られるのが嬉しい。キャラモンが関わることになる新キャラの魅力も大きく、他の竜槍のメンバーの不足を十分に補っている。
    一方、アリアカス将軍に接触したキティアラは、自らの価値を証明するべく、思

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    2022年12月08日

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