本村凌二の作品一覧
「本村凌二」の「ビジュアルマップ大図鑑 世界史」「教養としての「世界史」の読み方」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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古代の価値観から俯瞰する現代
恥ずかしながら本村さんを存じ上げなかったのですが、とても面白い方でした。
著作を見てみると、数々の古代ローマ本の他に、競馬の世界史なんて本もあったりして、とても興味が惹かれます。
今回の対談でも、そんな本村氏と佐藤優氏の対談で、日頃メディアで聴くような現代的価値観から来る言説とは違った方向から切り込む言葉の数々がとても楽しかったです。
個人的には、またこのお二人の対談は見てみたいです。
以下、私が気になった(気に入った)点です。
ー「第1次世界大戦で明らかになった問題(近代的価値観の限界)が解決されずに現代にまた蘇ってきている」という話。最近は、落合陽一さんなんかもよく約100年前にあ
Posted by ブクログ
競馬の歴史といっても、3つの側面があると思います。
1 文化史
2 名馬の戦績
3 種牡馬・繁殖牝馬の血統の連なり
本書では明確に分けているわけではありませんが、前半では文化史を主に追っていきます。
ギリシア・ローマにおける戦車競走に始まり、ダービー・オークスが成立する18世紀までには、競走や賭博の公正さを確保するための努力がありました。
また、同時平行でサラブレッドの改良が進められ、本書の後半は、名馬が好成績を残して、種牡馬となり、その遺伝子が子に受け継がれていく、その歴史を追います。
現役競走馬の5代前よりも更に昔からサラブレッドの血統は続いていて、改良の果てに今のレースがある。そう思
Posted by ブクログ
L’étymologiste non omnia finit.
死がすべてのことを終わらせるわけではない
この本にはいろいろなラテン語の名句が出てくるが、この言葉が1番心に残った。私がすべてを終わらせるわけではない、生きている限り希望があるのだ。
ラテン語の授業の話なのかな?という興味で読み始めてみたが、授業は授業だが、ラテン語というよりは、ラテン語を通じた人生の話だった。また、ラテン語がヨーロッパ、英語の元になっていることはしっていたが、ここまで多岐にわたっているとは、言語に興味を持つきっかけにもなる。
作者自身の考え方や物の見方の変化の話もあり、心のありようを考えさせられた。
素晴