マルクス・シドニウス・ファルクスの作品一覧

「マルクス・シドニウス・ファルクス」の「奴隷のしつけ方」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 奴隷のしつけ方
    3.8
    1巻1,584円 (税込)
    『テルマエ・ロマエ』『プリニウス』のヤマザキマリ推薦!! 「古代の大帝国を支えた奴隷越しに 我々の生きる現代社会が見えてくる」 古代ローマ貴族が教える、究極の“人を使う技術” ◆奴隷の買い方  →若いやつにかぎる ◆やる気を出させるには  →目標を持たせ、成果報酬を採用しろ ◆管理職にするなら  →顔の良い男は避けろ ◆拷問の行い方  →奴隷は資産。適度な鞭打ち、鉤吊りを ◆性と奴隷  →家族を持たせて人質に ◆反乱を防ぐには  →互いに話をさせるな 他、古代ローマ社会を知り、立派な主人になるためのヒントが満載!!
  • 奴隷のしつけ方

    Posted by ブクログ

    風変わりなスゴ本。

    奴隷のしつけ方というマネジメント本というよりは、古代ローマ時代の奴隷制度について生々しく語ったという仕立てで読み易い。奴隷を資産、物として扱い、時に足の骨を折り、目を潰し、ウツボの生き餌にしようとし、女奴隷には我が子を生ませようと好き勝手に振る舞いながらも、一部で感情移入して金品を与えたり、奴隷身分を解放してあげたり、師弟愛のような奴隷との家族感情を育む一面もあって、この辺りは現代人の感覚では容易に理解し難い。もっと理解に苦しむのは、奴隷に生ませた子も奴隷だという事。まさに、唯我独尊、欲望の真骨頂、ファミリアという独裁国家だ。

    現代人も欲望の奴隷だとか、資本主義の奴隷な

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    2022年10月29日
  • 奴隷のしつけ方

    Posted by ブクログ

    奴隷のしつけ方。古代ローマ時代の奴隷のしつけ方と現代の日本社会の労働者管理のあり方はとても似ている。現代の日本社会では奴隷制度は存在しないことになっているけれど、結局は奴隷制度に近いものが残っているのかもしれません。

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    2018年09月03日
  • 奴隷のしつけ方

    Posted by ブクログ

    古代ローマの「架空の」貴族に語らせた、奴隷の扱い方ハウツー本です。面白いです。
    古代ローマの庶民の生活も分かりますし、とにかく奴隷制度が当たり前に定着している様子が分かりますね。
    最後に触れられていたように、時代的に、キリスト教は奴隷に支持されて広まってきたのかと思ってましたが、どうやら違うようですね。
    本書を、組織の管理方法論と見るか、古代の大衆歴史書と見るか、なかなか興味深いです。

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    2017年09月07日
  • 奴隷のしつけ方

    Posted by ブクログ

    某国民的アイドルグループの公開処刑的記者会見を発端に色々考えさせられたが、その際にTwitter上で紹介している人がいた書籍。
    現代日本のあり方にも通じる部分がたくさんあり、面白くもあったが色々と考えさせられる本であり、なるべく多くの人に読まれるべき本だと感じた。

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    2016年01月31日
  • 奴隷のしつけ方

    Posted by ブクログ

    私たちの奴隷のパブリックイメージは「死ぬまでこき使われていくらでも代わりが効くから家畜以下の扱いをうけるもの」であるからこそ、この本に書かれていた奴隷を扱うことの難しさや複雑さに驚かされた。(「俺たちは〇〇の奴隷だ」というような比喩に使われることが多く、偏ったイメージを持っていたからかもしれないが)
    社会に生きる私たちとローマの奴隷の差というのはほんの僅かなものしかないがその僅かな差が逆に我々を飼い殺す者のメリットになっていると感じた。

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    2024年01月20日

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