本田の作品一覧

楽しい

東京ラブストーリーのような古き良き漫画を思い出すような漫画でした。俳句が題材ですが小難しいこともなく楽しく読めました。

ミサさんが少しずつ癒やされていく過程が切なかった。疲れている描写が秀逸。そして、もふもふの世界の話しが思いの外、どんどん広がっていくことにわくわくしてしまう。

これは、なんか思っていたより深い漫画だった。取り扱いにくい状況をもふもふでふんわりと和ませてくれる。でも、ちゃんと真面目に伝わる。すごい。もふもふ欲しい。

試し読みだけですけど

表紙からすでにエロイカ愛がいっぱい。すごい、読んでみたい・・。参加漫画家さんのラインアップが豪華で目移りします、わ～あの人もこの人も、と読んでみたい作家さんでいっぱい。
無料分で市東亮子さんの持ち分は全ページ読め充分楽しめました。
欲を言えばお値段…書籍がB５判208頁だそうです、電子もそちらに合わせた設定なのでしょうね。

夏の吟行回でしたね。句会(正確には歌会)には苦い思い出がありまして、読みながらキリキリと脳内の胃が痛みました……。隼先輩が「ゆるふわ連中」と呼ぶのもわかる。あんなゆるふわ手探り句会の中に放り込まれたい……。
星5つ入れたのは、巻末のみどりさんと坂本先生のやりとりを見て、坂本先生の、もとい芸術の懐の深さに、忘れかけていた『文芸』の居心地の良さが蘇ってきたからです。
文学を長くやっていると、どんどん視野が狭くなるというか、思想が古びて固まっていくのを感じていて、それは人によるのでもちろん長くやっている人でもすごく柔軟な人もいる。だけどわたしはそうあれなくて、筆を折るかどうかと考えていましたが、少し...続きを読むだけ背中を押してもらった気持ちです。
しばらくは読み専をして、土壌を再生させていこうと思います。ありがとう坂本先生。