今井むつみの作品一覧
「今井むつみ」の「「何回説明しても伝わらない」はなぜ起こるのか? 認知科学が教えるコミュニケーションの本質と解決策」「算数文章題が解けない子どもたち ことば・思考の力と学力不振」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「今井むつみ」の「「何回説明しても伝わらない」はなぜ起こるのか? 認知科学が教えるコミュニケーションの本質と解決策」「算数文章題が解けない子どもたち ことば・思考の力と学力不振」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
ヒトの「言語」に対し、赤子が言語を獲得してく段階を追いながらその概念構成を紐解いていく本。
「言語は意味と形式を繋ぐ『記号』である」というお決まりの論があり、自分もその認識だったが、本を読み終わる頃には「言語」に対する全く違う捉え方をさせられてしまった。
音象徴の話が特におもしろかった。
英語学習で「シャドウィング」がよく勧められるのは「身体を動かして覚える」という話ではなく、口の動きから単語が持つ音象徴に対する結びつきを検知し、有機的なネットワークを構築していくことにあるのだろう。だから「声を出さなくても効果がある」と言われる。
当たり前のように言語を使うようになると気が付かないが「モノ
Posted by ブクログ
p.205
「学習」と呼べるものは、必ず何らかの粒度で情報の取捨選択と抽象化をしなければできない。その時点で、学習は「経験の丸暗記」によるものではなく、「推論」と言うステップを経たものなのである。
著者らの研究も、それをまとめたこの本も、上記の引用に集約されるようでした。
あとがきにもありましたが、発達心理学と言語学の出会いにより、すばらしい問いがいくつも生まれてきたという話には、研究への熱を感じさせられ読者としても胸が熱くなりました。まさに本書でも述べられているブートストラッピング・サイクルといったところでしょうか。
様々な抽象化された概念が出てくるため、言語学に門外漢のような私でも、自