作品一覧

  • 付添い屋・六平太 龍の巻 留め女
    3.9
    1~17巻660~737円 (税込)
    時代小説界最後にして最強の新人!  主人公・秋月六平太は、かつて信州・十河藩の供番(籠を守るボディーガード)を務めていたが、家中の権力闘争に巻き込まれゆえあって浪人となった。いまは裕福な商家の子女の芝居見物や行楽の付添い屋(これもボディガード)で身を立てている。  血のつながらない妹の佐和は、六平太の再士官を夢見て、浅草元鳥越の自宅を守りながら、裁縫で家計を支えているが、本人にその気はない。相惚れの髪結い・おりき、音羽界隈を取り仕切る毘沙門一家の菊次とともに、浮き草な日々を過ごしながら、付添稼業を続ける日々だ。  その六平太のまわりには、幸せになりきれないが、一生懸命生きている人たちの悩み事が今日も迷い込むのだった。妹・佐和の祝言までを描くシリーズ第一弾。「雨祝い」、「初浴衣」、表題作「留め女」、「祝言」の四話を収録。人情話ここにあり!
  • ごんげん長屋つれづれ帖 : 1 かみなりお勝
    3.8
    1~8巻704~737円 (税込)
    岡場所で賑わう根津権現門前町にある裏店、通称「ごんげん長屋」に住まうお勝は、女手一つで三人の子を育て、女だてらに質屋の番頭を勤める大年増。気っ風がよくて情に厚く、「かみなりお勝」とあだ名される彼女の周りでは、なにかと騒動が巻き起こり――。時代劇の超大物脚本家が贈る、笑いと人情たっぷりの江戸の市井のホームドラマ開幕!
  • 小梅のとっちめ灸
    -
    1~4巻721円 (税込)
    面倒見がよく腕のいい小梅と、ぐうたらだが憎めない母・お寅の灸据所「薬師庵」は、心身に 気懸りのある人で大賑わい。ある日、小梅の親しい料理屋が不当な取り締まりに遭った。どうにも納得できずにその背景を探ると、江戸に蠢く悪党どもの思惑が見えてきて......。灸を据えるべき真の敵は誰なのか? 怒りの艾に火が点る、新シリーズ始動!
  • かぎ縄おりん
    3.7
    1~3巻726~748円 (税込)
    この親子愛は私の理想――瀧本美織(女優)。 日本橋堀留の「駕籠清」の娘おりんは、番頭の祖母・お粂に早く婿を取り商売を継ぐようせっつかれている。しかし目明かしに憧れるおりんにそのつもりはなく、いざこざには真っ先に駆けつける始末だ。 ある日、「高砂屋」に元奉公人・平吉が人質をとって立て籠もった。目明かしの父・嘉平治や同心・磯部金三郎の目をかいくぐり、平吉が隠れる蔵に迫ったおりんは、隙をつき、得意のかぎ縄で罪人を捕らえたのだった。 その活躍に磯部はおりんを目明かしに勧めようとするが、嘉平治は娘の勝手な行動に激怒し、許さない。思わずおりんは本心を白状する。二年半前、嘉平治は神田明神の祭礼で何者かに足を刺され、今も左足を引きずるようにしている。目明しの親分として活躍していた嘉平治が悔しさを噛みしめる姿を見たおりんは、自分も捕物に携わり、いつか父の敵を見つけると決意したのだ。 娘の言葉を聞いた嘉平治は、翌朝、おりんを伴い磯部宅を訪れた。そして、まずは下っ引きとして務めさせ、目明かしにふさわしいか見極めたいと申し出る。おりんは父のあとを継いで、十手持ちになれるのか。時代劇の名手が贈る、痛快捕物帳、ここに開幕!
  • 脱藩さむらい
    3.5
    1~4巻671~704円 (税込)
    『付添い屋・六平太』に続く新シリーズ!  香坂又十郎は、石見国、浜岡藩城下に妻の万寿栄と暮らしている。お役目は、市中警護、犯罪の取り締まりや犯人の逮捕に奔走する奉行所の町廻り同心頭である。田宮神剣流の使い手であり、御前試合で十人抜きを果たした剣の腕を買われ、斬首刑の執行も行っていた。  浜岡藩は、海に恵まれた土地でもある。漁師の勘吉と釣りに出かけた又十郎は、外海の岩場で脇腹に切り傷のある水主の死体を見つける。浜で検分を行っていたところ、大目付の下知により、死体は持ち去られてしまった。又十郎の義弟兵藤数馬は、水主の死について不信を抱いていた。数馬によれば、水主の正体は、公儀の密偵ではないかというのだ。後日、当然城内に呼ばれた又十郎は、謀反を企んで出奔した藩士を討ち取るよう命じられる。追うべき藩士の名は、兵藤数馬であった――。追討をしくじれば、罪は縁戚にも及ぶという。又十郎の重く孤独な追跡行が始まる!
  • 追われもの 一 破獄
    4.0
    1~4巻564~627円 (税込)
    博打の罪で遠島となった丹次は八丈島で平穏に暮らしていた。だがある日、新たに来た旧知の男が衝撃の話をもたらす。実家の乾物問屋が兄嫁に潰されて親は首を吊り、兄・佐市郎は行方知れずだという。優しい兄の窮状を知った丹次は焦燥にかられ、島抜けして遥か彼方の江戸を目指そうとするが……。時代劇の人気脚本家が贈る骨太の新シリーズ始動!
  • 若旦那道中双六 : 1 てやんでぇ!
    3.5
    1~5巻517~561円 (税込)
    南新川の廻船問屋『渡海屋』の若旦那である巳之吉は、家業には目もくれず、遊興三昧。家族の咎めも馬耳東風で、気ままな日々を過ごしていたが、業を煮やした祖父の儀右衛門から、見聞を広げるための旅に出ることを命じられる。断固拒否した巳之吉だが、手をつけた人の女房に一緒になるよう迫られ、泣く泣く江戸を離れざるを得なくなり――。愛嬌たっぷりの若旦那が繰り広げる、笑いと涙の珍道中! 時代劇の超大物脚本家が贈る、期待のシリーズ第一弾!!
  • 小梅のとっちめ灸 (四)傘ひとつ

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    小梅ちゃんと一緒に事件の謎を解けただけじゃなく、江戸の人情を、物語を通して垣間見る事が出来ましたし、続きが気になります。

    0
    2024年02月16日
  • ごんげん長屋つれづれ帖 : 5 池畔の子

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    内容(ブックデータベースより)

    お勝の息子の幸助が、顔に傷をこしらえて帰ってきた。
    なんでも、不忍池の畔に暮らす〈池の子〉と呼ばれる孤児たちと喧嘩になったのだという。
    青物売りのお六が川に捧げた胡瓜が喧嘩のもとだと知ったお勝は、お六とともに孤児たちのもとに向かう。
    これを機に、お勝とお六は〈池の子〉たちとの絆を深めていくのだが――。
    くすりと笑えてほろりと泣ける、これぞ人情物の決定版。時代劇の超大物脚本家が贈る、大人気シリーズ第五弾!

    令和5年12月11日~14日

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    2023年12月14日
  • ごんげん長屋つれづれ帖 : 3 望郷の譜

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    内容(ブックデータベースより)

    お勝たちの隣の部屋に住まう、彦次郎とおよしの夫婦。
    古くから『ごんげん長屋』に暮らし、賑やかな住人たちを温かく見守る穏やかな二人の元へ、
    常陸国から一人の男が訪ねてきた。
    男を追い返すとともに、慌てて長屋を引き払おうとする彦次郎たちを引き留めたお勝は、
    老いた夫婦の哀しい過去を知ることになる――。

    令和4年27日~30日

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    2022年04月30日
  • ごんげん長屋つれづれ帖 : 1 かみなりお勝

    Posted by ブクログ

    内容(ブックデータベースより)

    岡場所で賑わう根津権現門前町の裏店、通称『ごんげん長屋』に住まうお勝は、女だてらに質屋の番頭を務め、女手ひとつで三人の子供を育てる大年増。
    情に厚くて世話焼きで曲がったことが大嫌いなお勝は『かみなりお勝』とあだ名され、周囲に一目置かれる存在だ。
    そんなお勝の周りでは、今日も騒動が巻き起こり――。
    くすりと笑えてほろりと泣ける、これぞ人情物の決定版。
    時代劇の超大物脚本家が贈る、傑作シリーズ第一弾!

    令和4年3月31日~4月3日

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    2022年04月03日
  • 若旦那道中双六 : 5 あばよっ!

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     金子成人さんの若旦那道中双六シリーズ。てやんでぇ~すっとこどっこい~べらぼうめ~なんてこったい~あばよっ。「あばよっ(2019.8)で遂に完結。楽しませていただきました。百姓の親子3人を助ける話、盛り上がりました。京の結衣、伏見の美緒とのやりとりは笑えました。巳之吉の若旦那、江戸~京都の旅で大人になったような、ひとつも変わってないような~(^-^)

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    2022年01月15日

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