千葉雅也の作品一覧
「千葉雅也」の「センスの哲学」「勉強の哲学 来たるべきバカのために 増補版」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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Posted by ブクログ
自分に固有の偶然性
何かをやるときには、実力がまだ足りないという足りなさに着目するのではなく、「とりあえずの手持ちの技術と、自分から湧いてくる偶然性で何ができるか?」と考える。規範に従って、より高いレベルのものをと努力することも大事ですが、(中略)いつかの時点で、「これで行くんだ」と決める、というか諦めるしかない。
デモーニッシユな反復
人は、より自由になろうとする一方で、何らかのモデルや枠組みに頼っている。その間にジレンマがあり、切実さがある。人間の魅力というのもそうかもしれません。バランスがとれた良い人というだけでは魅力に欠ける、というのはよく言われる話で、どこか欠陥や破綻がある