北沢きょうの作品一覧
「北沢きょう」の「異世界転生したけど、七合目モブだったので普通に生きる。」「敵国王子にイカされちゃうアンソロジー」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「北沢きょう」の「異世界転生したけど、七合目モブだったので普通に生きる。」「敵国王子にイカされちゃうアンソロジー」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
作品に『俺と部長と大人のおもちゃ』、『つまさきに甘い罠』などの挿絵や『AVごっこ』、『朝長隆太郎の淫らな日常』などがある。ボーイズラブ系の小説挿絵や漫画で多く活動。
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緻密な物語前半
壮大な物語の上巻です。
獣人が追放されていくシーンから始まる物語。
序盤のうちはあのシーンにどんな意味があったのかは分かりません。ただ恐ろしく惨い事件があり、主人公のミシェルが記憶に障害を抱えているということだけ。そして白狼の獣人アランと出会い、ミシェルは少しずつ自分と領地の過去を取り戻していくことになります。
その物語の紡ぎ方がお見事です。ひとつひとつのエピソードが縦横に絡み合い、緻密なタペストリーを織り上げるかのようなストーリー展開に惹き付けられ、あっという間に読み終えてしまいました。
BL作品という枠に囚われず、ファンタジー作品として読んでいただきたい物語です。
緻密な物語後半
壮大な物語の下巻です。表紙を見ただけでハピエンなのは一目瞭然なのですが、最終的にすべてのエピソードが集約し、見事なタペストリーが完成します。
上巻冒頭のエピソードはここに繋がるのか!という心地よいしてやられた感がたまりません。本当に良く練られた物語だと思います。
クライマックスの『ざまぁ』もお見事でした。ご都合主義と受け取られる方もいるかもしれませんが、無血独立という現実的には非常に困難なことを成し遂げられるのもファンタジー作品ならではの良さではないでしょうか。
楽しませていただきました。大満足です!