現代の世にかつての男の楽園、「吉原」が復活。主人公は吉原がどういう場所なのか何も知らないまま、養父母にだまされるようにして現代版吉原へ売られてしまいます。彼女につけられた値段は十億。前代未聞の金額で買われた彼女は、「アザミ」と名付けられ、花魁候補として遊女の世界に飛び込んでいきます。
この作品、まず物語の設定がとっても良い！！ あり得ないと思いつつも、「現実社会でも存在したかもしれない」と思ってしまうほど絶妙にリアルな世界線なので、ストーリーに違和感を覚えることなく、内容がスッと入ってきます。
また、花魁などの水商売がテーマの作品は、陰険でドロドロした印象の作品が多いかと思いますが、この作品は一味違います。
男と女の駆け引きや愛憎劇というよりも、主人公がトップの花魁になるために努力と葛藤を繰り返す、ど根性成り上がり漫画のように感じられました。
養父母に売られたことにはショックを受けたものの、彼らへの怒りをバネにしてがむしゃらに前に進もうとするアザミの姿は、見ていてとても気持ちがいいですし、応援したくなります。
「男が女を買う＝女が下の立場」という構図がどうしても生まれてしまうように思われる遊女の世界で、お金や権力に屈せず、自分の主義を貫くアザミに勇気をもらえる作品です。
感情タグBEST3
面白すぎる
広告からとんで気づけば全話購入していました…。漫画のタッチも綺麗で、読みやすく、次から次へと気になってしまい、続きが気になりすぎます！
しでかした代償
花魁の馴染み客を袖にしたアザミ。花魁の経済的援助は打ち切られるとの事実を知り、吉原で生きるということを痛感する。絵が綺麗。人物も背景もきちんと描かれています。さて宮柳の水揚げはどうなるのでしょう。続編購入します。
切ないけど目が離せない
アザミちゃんの芯のある性格がカッコイイ！
でも本当は人一倍弱くて脆い女の子だと思うとそこもまた可愛いなーとか思って見てしまって本当に読んでいて目が離せなくなった！絵も女の人は可愛くて男の人はイケメンで最高です！！
好き？嫌い？
自分自身に返って来る問いなんだけど、
何かを考えて何かの結論を出さなきゃいけなくて、そして何かを守り何かを捨てる。
取捨選択の情報がもっと欲しいところ。
アレはアレだけではありません！
十億のアレのタイトルだけで想像しておりましたが 𠮷原十億の花魁に なれるかの
男嫌いの乙女から女に 成長していく成長期であり 男性達 女性達 登場人物の 人間模様でもあり読み進めて舞台は 𠮷原ではありますが 現在にも通じるものあり
春画の様に 美的なSEXシーンに 見とれております。
シリーズ作品レビュー
