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最高でした。
ミステリあまり読んだことないなってことで購入。
古代エジプトの話だし、入り込めるかなと思いきや、のめり込みまくった。
カリが心が強すぎてすげー良かった。
たぶんミステリって感じではないのかもしれないけど、ミステリに慣れ親しんでない身としては純粋に楽しめた。
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読み始めは物語の舞台が異国の古代エジプトで私なんかでついていけるか不安でしたが一気読みする位、展開のスピード感がちょうど心地よく読み終えていて、本当にあっという間でした。
ミステリーだけど、その物語にはそれ以上の親子愛、友情、裏切り、死生観、権力争いなど盛り盛りで圧倒的このミス王者だと感心しました。
作者さんは東大出身で現マネックスCEOもされている(そちらが本業)そうで、とっても賢い方でいらっしゃる肩書きを拝見しましたが、こんなに愛着を感じる作品を出せるなんて、きっとユーモラスな方なんだろうなぁ、私ももっと色んな事に興味を持ちたいなぁ、なんて感じました。
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面白かった!!
さいしょこそ、アクエンアテンとトゥトアンクアテン?パヌトムとペルヌウ?、、、と、人と名前が一致しないうえに、慣れないエジプトの話に読みにくさはあったものの、内容が面白く、最後もキレイにスッキリ回収しておわり、楽しかったー!!
ピラミッド時代のエジプト人達に想いを馳せ、宗教や、生と死についての考え方の違いに深く考えさせられつつ、エジプト文明が面白く感じられ、ぐいぐい引き込まれ、最初の読みにくさはあっという間に消えてしまった!(笑)
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エジプト(ミイラやエジプト神話、ピラミッド)が好きなので絶対読みたいと思って買った本。ようやく読みました。
死者が生き返るというミステリーとしてあり得ない前提がひっくり返って、エジプトの文化、神話、歴史と合っていたと感じた。
決して綺麗な文化ではなく、裏の奴隷制度や身分格差も書かれていたし、後半では奴隷として連れてこられた少女が自分の考え方・固定観念とエジプト文化との違いを知り、分かり合いたいと成長している部分がとてもよかった。
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2024「このミステリーがすごい!」大賞受賞作。
密室、死体消失などしっかり本格ミステリで、テンポよく読み進められました。
続きが気になって一気読みしました。
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「このミステリーかすごい!」大賞 大賞受賞作
紀元前1300年代後半、古代エジプトが舞台
主人公セティは死んでミイラにされたにもかかわらず、心臓の一部に欠けがあるため冥界の審判が受けられず。
現世に戻り欠けた心臓を取り戻し、もう一度審判の場に行かなければ、現世でも冥界でもないところで、永遠に苦しみながら、さまようことになる。
心臓を取り戻す期限は3日。
迫りくる期限までの中、自分はなぜ死んだのか、心臓はどこに行ったのか、周りにいる人たちは善人か悪人かを探りながらエジプトを駆け巡る。
その真相や如何に...
現世で、再び親友や家族に出会い、いろいろ調べるうちにエジプトを救うという壮大なミッションへと発展していく。
エジプトについての教養が足りない私でもグイグイ話に引き込まれました。
真実とは何か...
エジプトに行って、神々の気を感じてみたいと思いました。
神秘的なんだろうな。
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第一章までは世界観に慣れず読み進みが遅かったけれど、ミステリーを解く鍵となる二人の目線で語られる第二章から一気に引き込まれました。主人公のセティのひみつは最初になんとなくわかってしまったけれど、古代エジプトの信仰や文化が興味深いし、人を想う気持ちにほろっとして、飽きずに最後まで読めました。読後が切ない。
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カタカナ名で躓き世界史や外国文学が苦手な私には設定や人物相関を理解するのが少し難しかった…が、人物と人物が少しずつ繋がっていき、最後収まるところに収まったのがスッキリしていい感じ。でもこれ、ミステリーなのか…?
舞台がエジプト(珍しい)なのも、推せる。神がたくさん出てきて、どれがどれかわからなくなったりも…笑
個人的には、カリの身の上に大変共感。信頼していた人にくすめられていた一件があって人間不信になるだろうに、しっかり信じられる人を見極められるのがとても聡い証拠。とても強くて、12歳と若年なのに大人相手に呼び捨て、ものをしっかり述べ、共に考え、セティのことを助けようとする姿が良かった。最後捨てられたのではないというのがわかって本当に安心。
※処罰の仕方が鼻を削ぐとか腕を切るとか怖くて…でもリアルでした。
《ネタバレ》
本当は女性、タレクが好き、父と血縁関係にはないが父が伝えたいことを伝えるために心臓を欠けさせた、なるほどね…と。
p.163 「おい、大丈夫か」
タレクは近寄ると、声をかけ、そばにひざまずく。
倒れたままの少女は、タレクに敵意のこもった目を向ける。だが、その目が突然見開かれた。
少女は突然、がばと四つん這いになると、犬に向かって叫んだ。
「ースゥ」
少女は犬に向かって這っていく。犬もまた、嬉しそうに駆け寄ると、少女の口の周りをぺろぺろと舐めた。少女は犬の首元に手を回し、思い切り抱きしめると、その身先に頬ずりをする。
p.245 「お前は昔から、自分の気持ちや考えていることをほとんど外に出さなかったな。いや、責めているわけではない。お前がそのようになってしまったのは、私が原因だろう」イセシは言葉に力を込め、先を続けた。
「お前の子供時代は、私が奪ってしまった。お前はいつも、「こうしなければならない」「こうすべきだ」という論理で行動していた。それは人の有り様として高尚で、素晴らしいものだとは思う。だが、子がわがまま一つ言えないのは、親の責任だ。私はお前から、「こうしたい」
という言葉は一度も聞いたことがない」
「それは…・・・・」
そうかもしれない。だが、セティにとっては当たり前のことで、気にしたことなどなかった。
「何度でも言おう。お前の人生はお前のものなのだ。セティ、感情を表に出せ。不条理には怒れ。すべきでないことをしてもいいんだ。エジプトも、王も偉大だ。私も、それに歯向かう者がいればしく料弾するだろう。だが、我が子だけは別だ。お前がなにをしょうと、私だけは最後まで味方でいよう。結果、失敗することがあったとしても、その失敗はお前のものだ。私はお前に、他人にもたらされる成功よりも、自分で掴み取った失敗を誇ってほしい」「ですが、私は・・・・・本来受け取るべきでないものを受け取りました。その責任は果たさねばな
245
りません」
「そんなことはない。お前自身が何者かは、お前が決めればいい」
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蘇った主人公をみんな普通に受け入れすぎ。
主人公に何かしら身体的特徴がある、もしくは実は女かもとは早い段階で見当がつく。
ホルエムヘブとアイってどこかで見た名前だと思ったらツタンカーメン展に行った時かな。
マアトさん優しい。
それにしても著者は何者なのか。小説書いてる時間あるんだ。
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エジプトが舞台の王の葬儀準備中に亡くなった主人公セティが心臓の欠片を探す為に現世に戻り、自分が殺された理由を探す物語。
これだけ聞くと訳がわからないが、なぜか読み進めていくと全てのことをすんなり受け入れてしまい、最後には感動すらしてしまいました。
Posted by ブクログ
面白かった!
心臓のかけら探し(犯人探し)、
主人公には驚かされるばかり…!
表紙の女の子はだれ?って思ったけど、
最後まで読んで納得した
登場人物多くて何度も最初のページ見直した
Posted by ブクログ
古代エジプトが舞台で、登場人物にカタカナが多くて挫折しそうでしたが、最後まで読んで良かったです!
自身と馴染みのない舞台だからこそトリックが予想できず、最後まで面白かったです!!
当時の文化・宗教観が上手く使われていて、読み進めて行くうちに世界に惹き込まれていきました。
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本の雑誌の覆面座談会で、評判が良く、売れているとあり、購入。
舞台は古代エジプト。主人公はミイラ。
主人公を殺した者は?。主人王の心臓の一部を持ち去った者は?。王墓が崩れた謎、玄室から先王のミイラが消えた謎、奴隷のカリが牽く石を載せた橇が遅れる謎。
沢山の謎が噴出する中、先王が唯一神アテンのみを信仰し、他の神を否定し、王位を継いだ新王もそれを継承する。
ミイラとなって復活した主人公セティを友人や知人たちがさほど驚かず受け入れていること、アテン神が太陽となりどんどん巨大になり多数の手を伸ばす描写。あり得ないだろと思うけど、いやいや、古代エジプトの世界観なんだからと納得する。うん、不思議に違和感が無いんだな。語り口が上手いのかな。
3/4ぐらい過ぎても全然解決してないとチョッと焦る。
終盤の謎の解明も、え、あり得ないと少し思うけど、でもやっぱりここは古代エジプトだからと納得してしまった。
主人公や友人タレクの思いとか、父との会話、奴隷の異国の少女カリの頑張りとか色んなものが積み込んであった。ホント凄い作品だと思う。
表紙は冥界で死者を問いただす女神マアトかな。読後、更に魅力的に見えてきた。
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横文字の登場人物たち、名前覚えられるかなー…と不安を覚えたプロローグでしたが、読み始めたら全く問題なく、むしろサクサク読み進められた。
エジプトに興味ある人もない人も読める。
ミステリー要素あり、ファンタジー要素?あり、歴史要素からSFっぽい要素まで。
盛りだくさんで壮大。
なんだかんだ最後しっかり伏線回収されて収まった。
活字だからこそできる表現…でした。
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読み始めてから最後まであっという間に読んでしまった。途中までとてもワクワクして読めていたが、ミステリー終盤の謎解き部分が自分にはあわなかった。
これまでミステリーを読んでいると、そういうことか!という驚きがあったが、今回の謎解き部分はすとんと腑に落ちるものではなかった。
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ミステリーだけじゃなかった。
友情がひしひしと伝わってくる小説。
なぜ表紙が女性なんだろう?と思っていましたが無事解決。
セティ、またタレクと会えるといいね!
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最近『エジプト展』に行ったばかりだったので、割とすぐに古代エジプトの世界に入り込めました。所々に描かれる、人生観というか命に対する想いが印象に残る作品でした。真実とは、心のありよう。私もそう思います。
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「このミステリーがすごい!」第22回大賞受賞作。
舞台は古代エジプト。主人公が死んだ所から話はスタート。冥界の審判が心臓が欠けているため、受けることができず。欠けた心臓を取り戻すために、現世に三日間だけ戻ることに。なぜ自分は死んだのか、なぜ心臓は欠けたのか。
また現世では、先王のミイラが密室状態のピラミッドから消失する事件も発生。
といったあらすじ。
初の古代エジプトミステリー。設定は今まで読んできた作品の中にはなく斬新でしたが、謎解きはイマイチ。納得はできませんでした。
大賞作品ということで、期待値が大きかった分残念でした。
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普段まったく読まないタイプの物語の設定に、入り込むのに時間がかかった。着地点には全く気づけずにびっくり。そういうのに、あまり気づけないから注意して読んでるはずなのに、いつも、えー!てなる。でも、それはそれで幸せなのかも。
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突然、奴隷の少女の話が紛れ込んできて、もちろんエジプトでピラミッドを作ってる時代設定なので、無くもないのだけど、この少女が後々のキーパーソンになるんだな、ってのが見え見えなのは、ちょっとがっかり。
日本人が読んでも違和感無いように、若干、設定の説明多めの文章も、後でこの本が賞を獲った本であった事で、妙な納得感。でも、謎の絵を挿し込む?文字で頑張れーと思いました。
最後の謎解きも、ちょっとワクワクからは遠くて、頑張って頑張ってトリックを作った感じで(しかもそこにも図解が登場するし)
もちろん、自分には何の文才も無いので、読む人の勝手な思いではあるけど、書いて伝えるってめっちゃ大変!って逆に思わされました。
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古代エジプトの死生観に慣れてきて、ストーリーが理解できたけど、前半は一体何の話?的な印象でした
奴隷の少女がよかった
ライトなミステリーとライトな歴史物の合せ技で、少しゴチャゴチャしてたけど、最後のあたりはいい話じゃんという流れになります
苦しくても、最後まで読むことをお勧めします
Posted by ブクログ
古代エジプトを舞台にミステリーを軸とした作品ですが、それと同じくらいファンタジー要素や人との絆を含んでいました。壮大な歴史を背景にしているので、ページ数が足りないのでは、と気掛かりになりましたが全く無用な心配でしたし、最後のエピローグまで計算された内容でした。
Posted by ブクログ
読んだことの無いエジプトが舞台のミステリーで、面白かった。
残ページ的にどうにかなる!?と思ったけどどうにかなったし、カリは解放されそうな終わり方で良かった。
ただ、自分の読み落としのせいで名前と見た目が入ってこなかった…
Posted by ブクログ
死後の世界とか復活とか、古代エジプトの設定を受け入れられれば話は面白い。タイトルから密室モノと期待するとそこは消化不良だが、読後感が良いのでスッキリ
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第22回『このミステリーがすごい!』大賞大賞作
大賞時タイトル[ミイラの仮面と欠けのある心臓]
「紀元前1300年代後半、古代エジプト。死んでミイラにされた神官のセティは、心臓に欠けがあるため冥界の審判を受けることができない。欠けた心臓を取り戻すために地上に舞い戻り、自分が死んだ事件の捜査を進める。」
上級神官書記セディの秘密、それに関わる父イセシ、親友のミイラ職人タレクへとの友情と想い。
先代王と現在王の太陽神信仰とピラミッド内外で起きた事件。奴隷の少女カリ。死者の生き返り
が現実の、エジプトの神信仰を絡めた数々の出来事。
エジプト、ピラミッド、ファラオ、ミイラという言葉だけで謎に満ちた壮大な物語感を背景に感じるが、あ!そうなんだというラスト感。
Posted by ブクログ
エジプトが舞台なのはいいけど登場人物の名前が難しくて心の中で噛みまくった。
驚きのトリック!ミステリー!って程でもないけど、まあある程度には楽しめました。
装丁がとっても素敵でお気に入り。
想像とは違いました
あらすじを読み面白そうだったので購入しましたが、思ったよりミステリ感が無く主人公の死因と動機もなんだかなぁって感じでした。
面白くないとはいかないまでもおもしろっ!ってなる程でもありませんでした。
Posted by ブクログ
思った以上にファンタジーというか、ある種なんでもありのギリシア神話を読む感覚で読み始めるといいのかも。肝心のミステリーの部分は前半で謎の半分に気づいてしまったのですが(たぶんけっこうそういう方が多そうな)、それでつまらなくなったということはなく、謎解きというより物語そのものとして楽しめたので、それはそれでよかったのかなと。