土田健次郎のレビュー一覧

  • 江戸の朱子学

    勉強になる。

    この本は江戸の朱子學の研究史を概観するのにも最適である。
  • 《当事者》としていかに危機に向き合うか:震災復興の政治経済学を求めて2
    原発問題を契約理論で描く一章、意思決定問題として描く二章、そして政治学として描く三章、いずれも興味深い!特に三章のぶった斬り感は秀逸!
  • 《当事者》としていかに危機に向き合うか:震災復興の政治経済学を求めて2
    なじみのある政治経済学部の教授陣の執筆で、大学での学習のモチベーション向上につながった。
    このシリーズ、非常に読みやすくて勉強になる。
    特に最後の河野勝氏の「政策提言の方法論」は痛快な批評で納得させられた。
  • 風化と闘う記者たち:忘れない 平成三陸大津波
    震災から2年たって、首都圏は何事もなかったようになっているけど、今もまだ戦いがおわってない。現地の新聞社の記者のレポート。
  • 復興政策をめぐる《正》と《善》:震災復興の政治経済学を求めて1
    授業をとったことのある教授陣の執筆だったので、読んでみた。
    授業で習ったことを震災関連の文脈に応用されてて、学習へのモチベーションアップにつながった!
    特に河野さんの「復興を支援することは、なぜ正しいのか」は秀逸だった!
  • 災害時にこそ問われる学級経営力:岩手・三陸編
    岩手三陸で実践されている学級経営リポートでここまで緻密にそして手厚く学級指導がなされているのかということを感動を持って理解することができました。

    被災地だからこそ原点に返ってしっかりした指針を基盤に丁寧に生徒たちに理解をもって対応しています。

    まだまだ被災の爪痕が深くの残るこの地だからこそ教師た...続きを読む
  • 江戸の朱子学
    江戸時代における朱子学の受容が果たした役割について論じている本です。

    丸山眞男は、自然と規範が一つになった朱子学が江戸幕府の体制教学となり、荻生徂徠によってそうした朱子学への批判がなされたことを、日本精神史における「近代」の萌芽として評価しました。このような見解に対して、江戸時代の当初から朱子学が...続きを読む
  • 東日本大震災とコンビニ:便利さ(コンビニエンス)を問い直す
    東日本大震災発生によるコンビニ各社の被害状況と迅速な復旧過程をまとめた本。各社の対応内容はよく調査されているけれど、詳細な情報が文章で綴られているだけなので少しわかりづらい。ただ、東日本大震災においてコンビニがライフラインとして重要な役割を果たしたことは再認識できた。
  • 3.11津波で何が起きたか:被害調査と減災戦略
    本としては、中途半端だと思う。

    ただ、被災地の各市町村の被災状況、何メートルの津波がどこに来たか、地形の特色などを手っ取り早く確認するときには重宝する。
  • 地方自治体は重い負担に耐えられるか:「民」の力を結集する方法
    民活事例と、米国における公民連携による自治体運営の紹介、及び、公務員は、規定に熟知しているが故に、震災復興では、離脱規定を念頭に可能性を見出せる立場を活用して推進せよとの提言。