前野ウルド浩太郎のレビュー一覧
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冒頭から「ダイジョーブか…」と3回くらい呟いてしまった。ぶっちぎりに変わり者な著者である。バッタの触り過ぎでバッタアレルギーて…バッタに食べられたいて…
緑き衣を纏いて黒き群れに立ち向かうウルド浩太郎はさながら王蟲に対峙するナウシカである。顔しか轢かれなかったけど。
ぶっちぎりに変わり者だけれど、別...続きを読むPosted by ブクログ -
面白かった。読んでよかった。
子供の頃からの夢が「バッタに食べられたい」だとまえがきに書いてあるのを見て、どんな変態さんかと思った。
読んでみればプロのエッセイストかと思うほど面白かった。
写真が豊富でどれも良く、緑色の全身タイツ姿でバッタに身を捧げている一枚もあった。有言実行の変態さんだと思った。...続きを読むPosted by ブクログ -
孤独なバッタが群れるとき
『バッタを倒しにアフリカへ』エピソード1
著:前野ウルド浩太郎
光文社新書1200
感動しました
本書は、農学部の学生が、紆余曲折を経て、前野ウルド浩太郎として、生まれ変わるまでの秘話である
であると同時に、サイエンスのごとき科学雑誌のような雰囲気の書である
図表や、写...続きを読むPosted by ブクログ -
デットオアライブ!
悩んでいる時に読みたい本。
安心してください。バッタ研究の話は殆ど出てこず。
何故かという理由もある。
その周辺の話がめちゃくちゃ面白い。
大学行くなら京大だな、と思ってしまう頭脳どうこうより気持ちほだされそうなエピソードもある。
2巻目には研究について進展あったのか気になる。...続きを読むPosted by ブクログ -
今作も笑いをこらえきれなかった。最高。こんな教養新書ないのよ。
書店で手に取り「分厚い!」と思ったけど、いざ読んだら本当にあっという間。むしろ「これ以上読んだら夜通し読んで仕事にならない。我慢して続きは明日にしよう」と頑張ってセーブしたほど。
今作では論文執筆に向けた前野さんの奮闘ぶりが描かれている...続きを読むPosted by ブクログ -
バッタを倒すぜ アフリカで
著:前野ウルド浩太郎
光文社新書 1305
おもしろかった
バッタ博士は変な人である
モーリタニアの所長からもらった、ウルドをミドルネームにつかい、現地の民族衣装で授賞式にのぞむ
砂漠にバッタが棲んでいるのも、変だが、空を黒くして跳ぶのは、バッタじゃなくてイナゴなんじゃ...続きを読むPosted by ブクログ -
今作も面白かった!
学術的にも、ネタ的にも!
特に印象深かったのは、研究成果を挙げるには健康第一であること。粘り強い活動を支えるのは、知的体力+基礎体力なんですね。
前野さんの相変化が今後、素晴らしいものになることを祈念しつつ、さらなる研究成果と新作をお待ちします!Posted by ブクログ -
前作からの続編が出ていて嬉しくて購入しました。前作以前からの熱意が形になっていく本作品にテンションが上がりました。成功物語になるところを自分のネタ部分を織り交ぜる読書への気遣いに前野氏のエンターテイメント力と人柄を感じました。Posted by ブクログ
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バッタを倒しにアフリカへの続編
前作が非常におもしろかったので迷わず購入
前作より専門性(研究に関する内容)が重圧になっているので
その辺りは人を選ぶかもしれません。ただ、著者の健在の文章力でそのあたりはカバーされ、約600ページあっという間に読み切れると思います!
私も大学院まで進学し、単著で...続きを読むPosted by ブクログ -
はい、続編が発売されるということで今!読んでみましたよ!
本とコさんの真似じゃないですよ!
いやーもうめちゃくちゃ面白かったです
バッタ学者を目指す著者は自分の可能性を信じて「神の罰」とも称される空を覆い尽くすサバクトビバッタの大群を求め西アフリカのモーリタニアへ
そこでパートナーとなる運転手...続きを読むPosted by ブクログ -
ずっと気になっていて、やっと読めました。面白かったです。ドライバーのティジャニやババ所長とのやりとりが好きです。困ってる人がいたら手を差し伸べる。当たり前と思ってても出来てるかな?バッタ研究だけじゃなく、色んな事が詰め込まれたエッセイでした。Posted by ブクログ
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自分は博士課程を修了し、その後3年間のポスドク生活で修業生活を経験しました。そして2年間の素晴らしい海外留学!今となってはいい経験だった。論文もたくさん書いたし、ヨーロッパを満喫!でも2年後の就職のことはずーっと頭の片隅に。。運よく2年後に教員として採用してくれた大学に感謝。そこからも怒涛の引っ越し...続きを読むPosted by ブクログ
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中学生以上におすすめしたい。今年1番の本。
研究を邪魔するハリネズミに独特な名前をつけて、次々飼い始めるところ気に入った!
作者と同世代にはツボ。Posted by ブクログ -
社会人になった今、私、今ソウルを燃やして生きてる?ってよく思う
自身も僻地で留学していたこともあり、あの瞬間の、すべてが上手くいかないもどかしさ、寂しさ、いてつく不安と焦り、それでもはやる冒険心、立場や国が違う人と何かを共有していることに出会う喜び、報われた気がした瞬間のしびれる多幸感、世界の明る...続きを読むPosted by ブクログ -
若きバッタ研究者のアフリカでの奮闘ぶりが軽妙に語られる。
思いがけないことの連続も、新たな発見のごとく、自虐をまじえつつ前向きに進む姿が、楽しくて元気をもらえる。
頑張ってる姿に応援したくなる。
将来の保証のないことには尻込みしがちだが、好きなことがあれば挑戦してみるのも良い。
もちろん、相応の努...続きを読むPosted by ブクログ -
子供の頃から「バッタに食べられたい」という夢を持った著者がモーリタニアに単身乗り込み、バッタを倒しに行くが、バッタ、モーリタリア、経済状況と様々なものに振り回される。
好きな事を突き詰めるとは。その楽しさを感じられる一冊。Posted by ブクログ -
ファーブルに憧れて昆虫学者を目指すエッセイ。バッタについてこんなに情報を入れるのが初めてで興味深いし、著者の語り口調や目線が面白くてどんどん読み進められた。
誰に対しても誠実に向き合う著者に、すごく好感も持てた。
最後に書かれている
「夢を語るのは恥ずかしいけど、夢を周りに打ち明けると思わぬ形で助け...続きを読むPosted by ブクログ -
夢を貫くことの大切さを教えてくれる
勇気もらえる一冊
すごい人ってだいたい人に恵まれていると自覚してしている、すごい
モーリタニアの人はタコは食べないけど
日本にタコを送ってくれてるんだとはじめて知ってスーパーでタコを見ると感慨深い
親近感がわく
ファーブルってフランス人だったのか
今さらちょ...続きを読むPosted by ブクログ