初詣で 照降町四季(一)

初詣で 照降町四季(一)

800円 (税込)

4pt

日本橋の近く、傘や下駄問屋が多く集まる町・照降町に「鼻緒屋」の娘・佳乃が三年ぶりに出戻ってきた――
著者初・江戸の女性職人が主役の書下ろし新作<全四巻>


1巻「初詣で」内容

文政11年暮れ。雪の降る中、18で男と駆け落ちした鼻緒屋の娘・佳乃が三年ぶりに照降町に戻ってきた。
懐かしい荒布橋(あらめばし)を渡り、町の入り口に立つ梅の木を、万感の思いで見上げる佳乃。
実家の鼻緒屋では、父が病に伏せっており、九州の小藩の脱藩武士・周五郎を見習いとして受け入れていた。

父にかわり、職人として鼻緒挿げの腕を磨く佳乃は、新鮮なアイデアを出して老舗の下駄問屋の宮田屋に認められ、吉原の花魁・梅香からも注文を受ける。

自分を受け入れてくれた町に恩返しをすべく、日々を懸命に生きる佳乃だったが、駆け落ちの相手・三郎次が
あとを追ってきて――

「己丑の大火」前夜の町と人々を通して描く、知恵と勇気の感動ストーリー。

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照降町四季 のシリーズ作品

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  • 初詣で 照降町四季(一)
    800円 (税込)
    日本橋の近く、傘や下駄問屋が多く集まる町・照降町に「鼻緒屋」の娘・佳乃が三年ぶりに出戻ってきた――  著者初・江戸の女性職人が主役の書下ろし新作<全四巻> 1巻「初詣で」内容 文政11年暮れ。雪の降る中、18で男と駆け落ちした鼻緒屋の娘・佳乃が三年ぶりに照降町に戻ってきた。 懐かしい荒布橋(あらめばし)を渡り、町の入り口に立つ梅の木を、万感の思いで見上げる佳乃。 実家の鼻緒屋では、父が病に伏せっており、九州の小藩の脱藩武士・周五郎を見習いとして受け入れていた。 父にかわり、職人として鼻緒挿げの腕を磨く佳乃は、新鮮なアイデアを出して老舗の下駄問屋の宮田屋に認められ、吉原の花魁・梅香からも注文を受ける。 自分を受け入れてくれた町に恩返しをすべく、日々を懸命に生きる佳乃だったが、駆け落ちの相手・三郎次が あとを追ってきて―― 「己丑の大火」前夜の町と人々を通して描く、知恵と勇気の感動ストーリー。
  • 己丑の大火 照降町四季(二)
    800円 (税込)
    江戸を大火が襲う!女職人が主役の全四巻連続刊行 文政12年、材木置き場の奥で燃え上がる炎――「己丑の大火」から照降町を守るため、佳乃と周五郎は決死の策に出る。感動の第二巻。
  • 梅花下駄 照降町四季(三)
    800円 (税込)
    文政12年、大火は江戸を焼き尽くした。佳乃と周五郎は、照降町の御神木を守り抜いたとして町の人々に厚く感謝される。焼けてしまった店の再建を待つ間、舟を店に仕立てた「舟商い」は大繁盛し、人々は復興にむけて精いっぱいの知恵を出し合い、助け合う。 吉原の今をときめく花魁・梅花から「花魁道中で履く三枚歯下駄」の制作を託された佳乃は、工夫を凝らして新しい下駄を作りつつ、この大火で命を落とした江戸の人々の鎮魂のための催しを企画する。佳乃と花魁が企てた前代未聞の催しとは―― そんな中、藩の派閥争いから逃れて職人修業をしていた周五郎のもとに、不吉な一報が。 復興のアイデアを出し合う人々の心意気、大店・吉原・職人らが連携して作りあげた、奇跡の風景が心を震わせる。読むほどに元気が出る感動ストーリーが目白押しの第三巻。
  • 一夜の夢 照降町四季(四)
    800円 (税込)
    焼失した建物の再建も進む中、舟を使った出店、千代田の城を見ながらの絶品風呂など アイデアをいかした商いも続々生まれ、照降町は元気を取り戻そうとしている。 町の復興の要となり、照降町の人々の支えとなっている周五郎だったが、 小倉藩の派閥争いの中、実兄が命をおとし、藩主からのSOSに苦悩するが… 周五郎が町をいずれ去ることを覚悟する佳乃の想いとは。 大火から9ケ月後、二丁町には官許の芝居小屋中村座が完成。こけら落としの出し物は 佳乃をモデルにしたものだった。大入り満員の最終日、客席には意外な人物が。 コロナ下と重なる江戸の情景と、人々の想いが元気をくれる! 「照降町四季」シリーズ、ついに完結!

※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません

初詣で 照降町四季(一) のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    内容

     文政11年暮れ。雪の降る中、18で男と駆け落ちした鼻緒屋の娘・佳乃が三年ぶりに照降町に戻ってきた。
    懐かしい荒布橋(あらめばし)を渡り、町の入り口に立つ梅の木を、万感の思いで見上げる佳乃。
    実家の鼻緒屋では、父が病に伏せっており、九州の小藩の脱藩武士・周五郎を見習いとして受け入れていた。

    0
    2021年05月21日

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    四巻で完結するというお話の一巻目。
    訳ありで三年振りに家に戻った佳乃を待っていたのは、喘息持ちになってしまった父親。父親の代わりに家業の鼻緒屋に精を出す佳乃と浪人周五郎が織り成す人情話。
    安定した語り口にすいすいと読み進めてしまう。
    二作が楽しみです。
    唯一の不満は美味しい料理とお酒の場面がない事か

    0
    2021年09月05日

    Posted by ブクログ

    待望の新シリーズ。駆け落ちから出戻った娘が、困難を乗り越えながら成長していく流れ?
    訳ありの浪人、それも凄腕で斬り合いも有り、磐音とおこんを思い出させる。あと3作でどう二人の関係が縮まるのかも楽しみにさせる。

    0
    2021年04月06日

    Posted by ブクログ

    いただいた本。

    時代物ですが、とても読みやすい。
    こういう時代の優しさと厳しさがありますね。
    主人公の佳乃の、一度失敗してからの強さと元からある芯が素敵。

    佐藤泰英は2作目ですが、あまり波のある話ではなくても読み進めてしまう不思議な魅力があるようです。

    0
    2022年08月23日

    Posted by ブクログ

    日本橋の側、照降町の鼻緒屋に駆け落ちをしていた一人娘佳乃が出戻ってきた。父が重い喘息を患っている事を知った佳乃は、自分のいない三年の間に手伝いで雇われていた浪人周五郎と共に、鼻緒挿げの仕事をする事を決意する。三年ぶりに戻って来た照降町の人達は、女職人として働こうとする佳乃を暖かく迎え入れてくれる。佳

    0
    2022年06月17日

    Posted by ブクログ

    シリーズ第一弾
    男に騙されて駆け落ちした小町娘の佳乃
    病に倒れた父の傍らで鼻緒作りの、訳ありの浪人と共に自立していく、男に押しかけられ
    二回とも周五郎と照降町の住民に助けられ、今後は?

    0
    2021年07月11日

    ネタバレ 購入済み

    見つけた!

    この作者は、電子書籍で見なかったけれど、やっと出会えた。紙ベースでは、色々なシリーズを読んでいるけれど、最近は、電子書籍にしているので、良かった。出戻りの娘と、訳有りの浪人、同じ町内の人達が織り成す、人情話。 これから、どうなって行くんだろう?楽しみだ。

    0
    2021年05月29日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    佐伯泰英先生の最新作(全4巻)
    男に騙され売られかけた娘が、地元に
    帰るが、三年の不在の間に大事な事が
    失われそうである
    その崩壊の序章を乗り越える為に必要
    なコトもあった

    間違えて4巻から読んで結末知ってる
    から書きづらい (´・ω・`)

    0
    2021年09月05日

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