ラブセメタリー

ラブセメタリー

594円 (税込)

2pt

「……僕は大人の女性を愛せません。僕の好きな人は、大人でも女性でもないんです」甥に対する密かな欲望を抱え、妄想に囚われ苦しむ百貨店のエリート外商・久瀬圭祐。欲望がいつか暴走するのではと恐怖し、治療を求めて精神科クリニックを訪れるのだが――。小学校教師の森下伸春は遠い昔、幼い少女に繰り返し恋をした。そんな自分の嗜好を知りつつも、ある一線を越え、欲望を解き放ち、そしてその果てに待っていたものは……。本能に弄ばれる二人の男と、その周囲の人たちの心の葛藤をリアルに描いた、異色の連作小説。BL界の巨匠・木原音瀬が挑んだ衝撃作。

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ラブセメタリー のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    誰にも言えないタブーとされるマイノリティを持った二人の男性を軸にした話。覗いてはいけないものを覗いているようなそんな感覚にさせられる。

    0
    2024年05月08日

    Posted by ブクログ


    個人的な見解としては、ライターの大輝に一番近いかなぁと思った。他者のセクシャリティにはほぼ興味がないし、性犯罪者のみに殊更の嫌悪感を抱くわけでもないから。
    とはいえ、森下のように自身の罪を正当化して、終いには自由と解放を感じるようでは擁護のしようもなく、断罪されて然るべき、孤独に逝っても当然だろう

    0
    2024年02月13日

    Posted by ブクログ

    面白かった‥というのは憚られるけど、小児性愛という性癖に葛藤する苦悩が生々しくて引き込まれた。
    文章もスッと入ってきて読みやすい。
    誰にも救いがないし報われない。
    明確な答えもなくて読後感は重いけど、こういう作品好きです。

    0
    2023年08月21日

    Posted by ブクログ

    普通の人が意識しなくてもいいことを一生頑張らなければいけないなんて生き地獄だよなと思う。

    木原先生の本は毎回現実味があってほんとに面白い。
    エピローグ最後おもしろすぎてわらった。

    0
    2022年12月29日

    Posted by ブクログ

    Cemetery 墓場ですか。
    ★は、どうしようか、まだ悩んでる。

    小児性愛者の鎮痛な心情を 抉ってくるんです。
    「子供に欲情する人間になりたいと願ったことはない。」と、神さえ怨みながら、自分の性嗜好を隠して、正しい社会人として生活する美しい男。
    彼は、自分の欲情を抑えながらも、本能は変えられない

    0
    2023年07月14日

    Posted by ブクログ

    初めて★の数から悩んだ。★4にしたが果たして4なのか。気持ち的には5をつけたいが、5で良いのか。
    面白かったと簡単な感想では片付けられないしんどさがあった。おすすめも簡単にはできない。はっきり言ってどこにも救いがない。でも、少しでも興味をもって、しんどさに耐えられる人。あるいは、自己コントロールがで

    0
    2023年01月10日

    購入済み

    考えさせられる

    4つの短編が書かれております。
    それぞれが違う話のようで、全て繋がっている、不思議な感覚の1冊でした。
    重たいテーマ(?)なだけに、考えさせられます。

    0
    2022年07月28日

    Posted by ブクログ

    ペドファイル。。。
    初めて聞いた。。。

    小児性愛者も自ら望んでそんな性癖になったのではない。お寿司やケーキが好きなのと同じで子供が好きなのかぁ。。。なるほど。

    子供相手だと成長して大人になってしまえば対象ではなくなってしまうし、相手の同意という点でも難しいよね。

    なんか考えさせられたなぁ。

    0
    2021年11月04日

    Posted by ブクログ

    四つの話は繋がっていてどれも読後感悪し
    ずーんと沈んだ気持ちになるので、気持ちが元気な時に読んで良かった
    「エピローグ」の、すれ違いにも気づかないまますれ違うそれぞれに胸が痛んだ
    久瀬は永遠に幸せになれないのかなあ

    著者の作品は初めてだったが他のも読んでみたい

    0
    2020年09月23日

    Posted by ブクログ

    胃のあたりがギュン…と重くなりっぱなしだった。自分を正当化して堕ちていくのと、ただただ苦しく自分を律していくのと。二者択一それしかないということなんだろうか…。(絶望)
    読み終わっても色々な感情が入り混じり、ちょっと吐きそう。

    0
    2023年08月18日

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