生き残った帝国ビザンティン

生き残った帝国ビザンティン

1,210円 (税込)

6pt

ローマ皇帝の改宗からコンスタンティノープル陥落まで
「奇跡の1000年」興亡史

栄華の都コンスタンティノープル、イコンに彩られた聖ソフィア教会……。興亡を繰り返すヨーロッパとアジアの境界、「文明の十字路」にあって、帝国はなぜ1000年以上も存続しえたのか。キリスト教と「偉大なローマ」の理念を守る一方、皇帝・貴族・知識人は変化にどう対応したか。ローマ皇帝の改宗から帝都陥落まで、「奇跡の1000年」を活写する。

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生き残った帝国ビザンティン のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    要衝の地に位置しながら約千年に渡って存続した帝国の歴史を、コンスタンティヌスから滅亡まで辿る内容。存続の要因となった各時代における帝国の変容が分かりやすく叙述され、ビザンツ史の概要を掴むことができる良書。

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    2022年08月02日

    Posted by ブクログ

    東ローマ帝国とも呼ばれるビザンティン帝国の歴史、その社会制度、国際環境の変容について、数名の皇帝をピックアップしながら概説している。建前と現実を噛分けたビザンティン皇帝たちが、巧みに帝国のあり様を変化させたからこそ1000年にわたって存続できたことを、分かりやすく理解させてくれる。また、ビザンティン

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    2020年04月07日

    Posted by ブクログ

    ビザンティン帝国の興亡を描いた一作。「本音と建前の帝国」という面を描いていて興味深い。

    第四回十字軍のコンスタンティノープル攻撃に関する記述が多かったのが、個人的には嬉しかったところ。ただ、その原因については『十字軍という聖戦』の説明と食い違いがあり面白い。

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    2017年12月29日

    Posted by ブクログ

    古本ワゴンで見つけた新書。ビザンティン(東ローマ)帝国というと、高校世界史の知識で大雑把に言うと「東西ローマ分裂からコンスタンティノープル陥落まで1000年以上緩やかな没落を続けた」ってイメージ。まぁローマ法大全のユスティニアヌスとかたまに上向くことはあっても基本下り坂、という。
    極めて大雑把に言う

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    2014年08月30日

    Posted by ブクログ

    知られざるビザンチン帝国の歴史を一気に駆け抜けることができた。
    とても読みやすく、特に現イスタンブールの歴史的背景を知ることができて良かった。
    トルコに行く前に一読を。

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    2012年12月30日

    Posted by ブクログ

    ビザンチン帝国を、ほぼ独立して描いていて、1000年を一気に駆け抜けられた。

    年表を見ながら、同時期の西欧、アジアの状態を追いたい。

    読むべき本。出会えてよかった。

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    2012年05月21日

    Posted by ブクログ

    ビザンティン、つまり東ローマ帝国(ビザンツ帝国)のこと。


    学者が書いた本とは思えない程、とてもわかりやすい。高校生でも読めます。

    マケドニア朝初期等、意外なところが抜けていたりするが、大体のツボは抑えている。


    学校の世界史ではスルーされてしまう、面白い時代がここにある。

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    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    今の世界史教育においては、西ローマ帝国の滅亡をもって『ローマのおわり』と説明するのがが通例となっている。ところが、実際にはローマ帝国の正統に継承したビザンティンは、その後も1000年にわたって命脈を保っており、その首都であるコンスタンティノープルは、経済的にも文化的にも往時のローマにも匹敵する大都市

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    2010年10月04日

    Posted by ブクログ

    ローマの伝統を受け継ぎ、1千年続いたビザンティン帝国。拡大と縮小、繁栄と衰退を繰り返し、脱皮しながら生き延びた帝国の歴史を概観する。西ヨーロッパ世界、カトリック、イスラム、トルコと東西の狭間に位置しながらも東西交流の要衝として常に歴史の表舞台にあった帝国。キリスト教を公認し、国教とした帝国は、ローマ

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    2011年09月17日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    どうもあまり好きじゃなかった東ローマ帝国だったが、どうやら食わず嫌いだったようだと気づかされた。変わらない建前と、解釈の融通というのは、古くて新しいテーマではなく、1000年以上前に成功例があったとは!ビザンチン帝国に学ぶべき展は多々ありそうな気がしてきた。歴史の仇はなのようなラテン帝国の存在はちら

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    2018年11月04日

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