BUTTER(新潮文庫)

BUTTER(新潮文庫)

990円 (税込)

4pt

男たちの財産を奪い、殺害した容疑で逮捕された梶井真奈子(カジマナ)。若くも美しくもない彼女がなぜ――。週刊誌記者の町田里佳は親友の伶子の助言をもとに梶井の面会を取り付ける。フェミニストとマーガリンを嫌悪する梶井は、里佳にあることを命じる。その日以来、欲望に忠実な梶井の言動に触れるたび、里佳の内面も外見も変貌し、伶子や恋人の誠らの運命をも変えてゆく。各紙誌絶賛の社会派長編。(解説・山本一力)

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BUTTER(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    先輩が貸してくれた本part2。
    読むのが楽しい引き込まれます
    バターが溢れ出す感じです(笑)
    エシレバター買いたくなります
    柚木さんの他の作品も読みたい

    0
    2024年05月19日

    Posted by ブクログ

    この一冊で一体何回楽しめてしまうんだ…
    読んでる間、バターの過剰摂取をし
    ウエストにもお茶しに行ってしまった。

    *適量って本当にトライアンドエラーして
    見つけていかないといけないだね。
    料理だけでなく、仕事も家事も人付き合いも。
    自分の大事にしてる価値観とか。
    ミニマリズムもこの先にあるものなのか

    0
    2024年05月18日

    Posted by ブクログ

    こんなにも、よだれが喚起される小説は今までにありませんでした。というくらいに食べ物描写がリアルです笑(作中に登場するバターを買いに行ってしまいました。)

    「女性」や「生きていく」ことをテーマにした小説で、登場人物たちのセリフや心理描写に心を揺すぶられました。ですが、一読しただけで感じた内容を言葉に

    0
    2024年04月13日

    Posted by ブクログ

    普段よりも読むのに時間がかかりましたが、決して読みにくいという訳ではなく、自分の中に落とし込むのに時間がかかりました。
    女性であれば里佳や玲子に共感出来ることがあると思います。

    読み始めの頃は梶井真奈子は理解し難く感じていましたが、読んでいるうちに里佳と同じように惹かれていました。

    あまり感想を

    0
    2024年04月10日

    Posted by ブクログ

    先が気になってどんどん読み進めるというより、
    取りこぼしがないようにじっくり読んだ。
    どこにも無駄がなかった。

    どんなに最悪な出会いでも、
    出会わなければ感じることのなかった憎悪でも、
    最後まで咀嚼して自分の足で立ち上がれたなら
    それは大切な縁だったと思える人でいたいなと思った。

    たった1人、自

    0
    2024年04月08日

    Posted by ブクログ

    人を思いのままに操ろうとすることの虚しさ、そして憧れや興味で簡単に操られてしまう怖さが描かれている。でも救いはある。それは友人や家族の絆だ。

    自分も友人や家族と適量な関係性でありのままで付き合いあいたいし、そういう人を大切にしたい。

    0
    2024年04月07日

    Posted by ブクログ

    とても好き!!
    ご飯が美味しそうだし、囚人の女が頭おかしくて。常識を崩されるような文言も多くて、再読したい。

    0
    2024年03月13日

    Posted by ブクログ

    久しぶりの一気読み。

    物語のなかで里佳が梶井に引き込まれていくように、私も物語に、里佳に、目が離せなくなった。
    思春期に抱いただらしない父への感情と邪険に扱ってしまったことへの罪悪感、世の中が決めた美意識から解放され、自分自身の欲求に従うことへの快感。
    さまざまな感情が複雑に絡み合って、葛藤しなが

    0
    2024年02月29日

    購入済み

    すごい

    相変わらず柚木さんの作品は読んでて、丁寧な描写のため安易に想像できる素晴らしい料理達!なんじゃこれめっちゃ美味しそう!と刺激された食欲が、人間らしいというか、あー、、、、って感じの女のドロドロした闇や裏切りを見せられて、ズーーーンと凹んでって、やっぱ元気なときにしよう、、、、っていう、、、なんとも言

    #怖い #切ない #深い

    0
    2022年06月01日

    Posted by ブクログ

    前半で食の描写にうっとりし、後半にかけてのシスターフッド、フェミニズム、ジェンダー、人間の心理を巡る諸々にドキドキした。
    純文学もいいけど、こうやって感情をストレートかつスリリングに書いていくのもいいなっておもった。
    ミステリと思って読むと最後は釈然としないかも。事件をきっかけにして人間の感情を深掘

    0
    2024年05月02日

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