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男たちの財産を奪い、殺害した容疑で逮捕された梶井真奈子(カジマナ)。若くも美しくもない彼女がなぜ――。週刊誌記者の町田里佳は親友の伶子の助言をもとに梶井の面会を取り付ける。フェミニストとマーガリンを嫌悪する梶井は、里佳にあることを命じる。その日以来、欲望に忠実な梶井の言動に触れるたび、里佳の内面も外見も変貌し、伶子や恋人の誠らの運命をも変えてゆく。各紙誌絶賛の社会派長編。(解説・山本一力)
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Posted by ブクログ
先輩が貸してくれた本part2。 読むのが楽しい引き込まれます バターが溢れ出す感じです(笑) エシレバター買いたくなります 柚木さんの他の作品も読みたい
この一冊で一体何回楽しめてしまうんだ… 読んでる間、バターの過剰摂取をし ウエストにもお茶しに行ってしまった。 *適量って本当にトライアンドエラーして 見つけていかないといけないだね。 料理だけでなく、仕事も家事も人付き合いも。 自分の大事にしてる価値観とか。 ミニマリズムもこの先にあるものなのか...続きを読むな。 *食へのこだわりにもエネルギーがいるって視点 はっとした。生命力。 確かにエネルギー使わなければ適当に質素なものばかり選んでしまう… *『半身で生きてる幽霊。 彷徨ってるから魂あるものに惹かれる』 最近他の本でもこういうのみるけど 物質的に豊かに見える現代で 自分も含めこういう人増えてるんだろうな。 *里佳の突き詰めて満足いく結果の後のこれか… きついなぁ心殴られるね…と苦しくなったけど でも、自分の足で立ち一歩進めた里佳は この本の被害者達を超えていった。 友人(伶子)の力も公私共に大きな影響があるね。 年を重ねるとエネルギーなくなるって実感し、 食も行動も後回しにするのをやめようと思った。 ちなみに、この本を読んでるときに いただき女子りりちゃんの裁判があったのだけど 通じるものがあると思った。
こんなにも、よだれが喚起される小説は今までにありませんでした。というくらいに食べ物描写がリアルです笑(作中に登場するバターを買いに行ってしまいました。) 「女性」や「生きていく」ことをテーマにした小説で、登場人物たちのセリフや心理描写に心を揺すぶられました。ですが、一読しただけで感じた内容を言葉に...続きを読む出来ず、もう一度読みたいと思っています!
普段よりも読むのに時間がかかりましたが、決して読みにくいという訳ではなく、自分の中に落とし込むのに時間がかかりました。 女性であれば里佳や玲子に共感出来ることがあると思います。 読み始めの頃は梶井真奈子は理解し難く感じていましたが、読んでいるうちに里佳と同じように惹かれていました。 あまり感想を...続きを読む上手く言語化する事が出来なく、感想の編集画面を開いて30分程経ちました。 もう一度読んでまた自分なりの感想を探します
先が気になってどんどん読み進めるというより、 取りこぼしがないようにじっくり読んだ。 どこにも無駄がなかった。 どんなに最悪な出会いでも、 出会わなければ感じることのなかった憎悪でも、 最後まで咀嚼して自分の足で立ち上がれたなら それは大切な縁だったと思える人でいたいなと思った。 たった1人、自...続きを読む分の主観だけで自分を支えるには あまりにもたくさんのものに溢れてる世の中だから。 数々の縁と出会いの中で受け取って突き放して 大切なものだけをしっかり大切にしていきたい。 最初はあの事件を調べながら読んでいたけど ちゃんと主人公りかの物語だったのがよかった。
人を思いのままに操ろうとすることの虚しさ、そして憧れや興味で簡単に操られてしまう怖さが描かれている。でも救いはある。それは友人や家族の絆だ。 自分も友人や家族と適量な関係性でありのままで付き合いあいたいし、そういう人を大切にしたい。
とても好き!! ご飯が美味しそうだし、囚人の女が頭おかしくて。常識を崩されるような文言も多くて、再読したい。
久しぶりの一気読み。 物語のなかで里佳が梶井に引き込まれていくように、私も物語に、里佳に、目が離せなくなった。 思春期に抱いただらしない父への感情と邪険に扱ってしまったことへの罪悪感、世の中が決めた美意識から解放され、自分自身の欲求に従うことへの快感。 さまざまな感情が複雑に絡み合って、葛藤しなが...続きを読むら、多くの登場人物との関係性を少しずつ変化させていくのが、すごくリアルだった。 梶井を通して、自分自身のことを本当に知っているのは自分しかいないのと同時に、それも自分のフィルターを通した自分であるため、「本当の自分」なんてどこにも存在しないのかもしれないとも思った。誰かがそう感じるのならそうだし、違うなら違う、それでいいのだと思う。
すごい
相変わらず柚木さんの作品は読んでて、丁寧な描写のため安易に想像できる素晴らしい料理達!なんじゃこれめっちゃ美味しそう!と刺激された食欲が、人間らしいというか、あー、、、、って感じの女のドロドロした闇や裏切りを見せられて、ズーーーンと凹んでって、やっぱ元気なときにしよう、、、、っていう、、、なんとも言...続きを読むえない後味を残してくれます 自分がどっちかって言うと、リカ達のキラキラ系頑張る女子ではなく、カジマナのような外見なので、なるほど納得な部分多い 美味しいもの食べて、太って何が悪いって感じ 食べたいもの我慢して、痩せるのが本当にいいのか? 、、、って思っても、やっぱ骨の髄まで「痩せてるほうが美しい」となってる世間はとても怖い いやー、、、大変面白かった!
#怖い #切ない #深い
前半で食の描写にうっとりし、後半にかけてのシスターフッド、フェミニズム、ジェンダー、人間の心理を巡る諸々にドキドキした。 純文学もいいけど、こうやって感情をストレートかつスリリングに書いていくのもいいなっておもった。 ミステリと思って読むと最後は釈然としないかも。事件をきっかけにして人間の感情を深掘...続きを読むりしていく小説。
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