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編集者の母と二人暮らしの百花はある日、叔母に誘われた「紙こもの市」で紙雑貨の世界に魅了される。会場で紹介されたイケメンだが仏頂面の一成が、老舗企業「紙屋ふじさき」の親族でその記念館の館長と知るが、全くそりが合わない。しかし百花が作ったカードや紙小箱を一成の祖母薫子が気に入り、誘われて記念館のバイトをすることに。始めはそっけなかった一成との関係も、ある出来事で変わっていく。可愛くて優しい「紙雑貨」に、心もいやされる物語。
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Posted by ブクログ
初 ほしおさなえさん。素晴らしい。 和紙のこと、日本橋のこと、へえ!!なことばかり。 読んでいるとこちらまで優しい気持ちになれる。 このあと速攻で2冊購入しました。
昔ながらの紙「和紙」 その魅力を教えてくれる小説。 実際に紙こもの市があったら行きたいなぁ 私も散財してしまうこと間違いなし! 連続物だけど、3巻目から読んでしまい、主人公 百花がバイトすることになったきっかけや、紙こもの市に出店した品物を作るきっかけが知りたくって、1巻目を探して読みました。 2...続きを読む巻目の内容も、3巻目でなんとなーくわかるけど、やっぱり詳しく知りたい! 早く読みたいので、また探してこなくっちゃ!
ちょっと自分に自信のない百花が紙屋ふじさき記念館に出会い、アルバイトをすることになったお話。どの紙小物もステキすぎる。実物を見てみたい。百花のように器用だったら、いろんな紙を使って試したくなるかも。
和紙って惹かれます。 とはいえ知識は殆どないという自分には、説明っぽさなくリズムよく読める文章とストーリーがちょうど良い。続刊にも期待大。
シリーズ一作目。日本橋にある「紙屋ふじさき記念館」が舞台。和紙のコーディネーターや記念館の館長でもある藤崎さんと、大学生の百花が主な登場人物。 「菓子屋横丁 月光荘」シリーズの木谷先生もちょこっと登場する。 記念館といいながら全く宣伝や案内・手入れ等をしていなかったものを、百花が拙いながらアイデア...続きを読むを出してイベントで売る商品を開発したり、友達の知恵も借りながらSNSで発信したり頑張る。紙に詳しく情熱がありながらも記念館に関してはやる気がなさそうだった藤崎さんも、百花の一生懸命さに乗せられだんだん変わっていく…という感じ。 文具好きがワクワク出来るストーリーでもある。竹尾のショールームとか、ゾクゾクするほど楽しかったなと思い出したり。 ・紙は理論上の平面とは違う。乾燥して水分は抜けているな、もとは繊維が溶けた水(重なりあった森)でそれが圧縮されている。厚みがあり立体。 ・紙は昔から強い力を宿すもの。文字は言葉を形にしたもので目に見えない重さがある、文字をのせる紙にはそれだけの力が宿っている …というような言葉が印象に残った。 百貨店くらいしか行ったことがない日本橋を巡ってみたくなった。 就職したて時、そんなこと普段はしない父に、平日夜待ち合わせてその辺りの百貨店の特別そうなレストランに連れていってもらった。あれはどこだったんだろう?とずっと思っていたけれど、日本橋髙島屋の特別食堂だったかもしれない、とこの本を読んで思った。
百香は、叔母に誘われ「紙こもの市」へ行ってから紙の世界に魅了される。 そこから自分で紙を使ってカードを作る。 それがきっかけで、紙屋ふじさき記念館でバイトすることになる話。 紙好き、文具好きにはたまらない。 本屋にしろ文具店にしろ半日は潰せるのでわくわく感も半端ない。 物語は、人見知りする女子大...続きを読む生の百香と無愛想で頑固で偏屈な紙屋ふじさき記念館の館長との距離感も気になるところ。 いったい2人は上手く仕事していけるのだろうか…と気を揉みながらも楽しめる内容でもあり、和紙にも詳しくなれる。 紙はむかしから強い力を宿すもの。 文字は言葉を形にしたもの、目に見えない重さがある、文字をのせる紙にはそれだけの力が宿っている。 この言葉は、百香の亡き父が小説で書いていた。 確かにそうだと感じる。 なぜか、紙を触っていると安心するというのか、寛げるというのか。 とにかく紙が好きなのだと改めて思った。 最近、電子書籍にしようかと思っていたのだが、やはりまだまだ先になりそうだ。
ほしおさなえさんの、手仕事のシリーズ。今回は、和紙。 廃れていく和紙産業をなんとかしたいと願う、藤崎薫子が作った紙の博物館。そこで働く孫の一成は、和紙には殊の外思い入れを持っているが、何しろ愛想がないので接客には向いていない。定期的に開かれる「紙こもの展」でもブースは賑わう事がない。そこに紙小物の好...続きを読むきな百花が加わって・・・。 百花の発想を、形にしていく一成と、百花を支える大学のメンバーたち。和紙職人や、創作活動をする人たちの熱も伝わってきます。 手仕事というジャンルで描き続けるほしおさん、ご自身も活版印刷と和紙の紙小物を手掛けていらっしゃるようです。 好きなものを、形にする。それは文学でも同じなのかもしれません。
活版印刷のほしおさんが、今度は和紙をとりあげる。 とはいえ、三日月堂のシリーズでも、細川紙のことがでていたから、和紙に光が当たるのも、自然な流れか? 主人公は吉野百花という大学生。 日本文学専攻で、小冊子研究会というサークルに入っている。 ちょっと内気なところがあるが、手先が器用で、紙を使った小物...続きを読むを作るアイディアも豊か。 その百花が、器ものを商う叔母、紫乃の導きで、製紙業を営む藤崎産業の記念館で働くことになる。 創業一族の館長一成は、若く、紙への情熱も人一倍だが、和紙で商売が成り立つ時代ではないとあきらめ、無気力になっている。 少し偏屈な一成が、百花の懸命さにふれて変わっていく、という筋書きはまあ、安心感のある展開。 続巻もあるようなので、今後、どんな和紙の世界が繰り広げられるか、楽しみ。 紙屋ふじさきをSNSでPRする件も面白かった。 しかしこれは、サザエさんとは異なり、年を取らない小説ではなさそう。 百花は大学二年生。 就活で苦戦する先輩の様子が描かれるように、百花にもやがて立場の変化は訪れるだろう。 大河シリーズにはならない気がする。
ほしおさんって手仕事そのものを創る人じゃなくて それを文字にする人なんだな 既刊の本を見てそう感じた 取材するだけじゃ無くてどう表現するかっていうのも重要ですね さて今回のテーマは和紙です! 今立と名塩を訪ねたことがあるので興味のあるジャンルです(^^) 続けて続刊の「物語ペーパー」 大学生の...続きを読むサークルの様子とか新商品開発とか 現実的では無いけどワクワクするストーリーです それでも美濃和紙の章では現実に旅に出られそうな(^^) この本を貸してくれたMZTさんも行きたいって! ちょうどNHKのせかほしで特集していたらしいです 伝統工芸を現代につなぐのは素晴らしいです! 後半は三日月堂の流れを感じるストーリー ほしおさんは、最近お父さんを亡くされたとの事 故人の思い出が感じられてじんわりきますね
「活版印刷」シリーズの作者が描く「和紙」をテーマにした新シリーズ。 大学2年生の百花は、陶器のお店を営む叔母の紫乃に連れられて、「紙こもの市」を訪れる。 紙製品の展示会にテンションの上がる百花。しかし、紫乃の仕事の取引相手である紙屋ふじさきのブースを最後に訪れ、やる気のない藤崎一成に出会い、一気にテ...続きを読むンションが下がってしまう。 ブースは出しているものの、全く売る気のない一成。しかし、そこには百花の心を揺さぶる和紙の数々が… 和紙を通じて、心も通いだす百花と一成の様子が丁寧に描かれる。 今回の物語の舞台は「日本橋」。「活版印刷」の川越もいいけど、日本橋の街の描写もいい。 出版社が違うから、直接「活版印刷」の話は出て来ないが、「細川紙」「楮」など「活版印刷」ファンには堪らないキーワードも。 百花が家にあるもので、いろいろ和紙雑貨を作るシーンも思わず真似したくなる。
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