〈お受験〉の歴史学 選択される私立小学校 選抜される親と子

〈お受験〉の歴史学 選択される私立小学校 選抜される親と子

1,870円 (税込)

9pt

4.0

お受験といえば現代社会特有の現象のように思いがちです。しかし1930年代にはすでに、幼稚園の教師から合格のお墨付きをもらっていたのに、入学資格を与えられなかった母親が嘆きの手記を残しています。進物をしなかったからかと自分を責めるその姿は、子を思う親の心がいつの時代も変わらないことを教えてくれます。子と同時に親も選抜されるお受験。ママカーストについても、その実態を数字から暴き、お受験の今に迫ります。(講談社選書メチエ)

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〈お受験〉の歴史学 選択される私立小学校 選抜される親と子 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    他の方も指摘されているが、この本で知った意外だった事実は任期付教員が多いという話。これって関西に限った話なのか、首都圏もそうなのだろうか。
    過去、小学受験は女子が相対的に多く、女子大系列校に一定の人気があった。
    現在は女子大は不人気であり、人文系ないし文系だけの大学は人気が低下する方向にある。こうし

    0
    2023年09月09日

    Posted by ブクログ

    膨大なデータに圧倒される.定員割れの話は大学だけと思っていたが,地方の私立小学校でも頻発している由.文科省の場当たり的は政策が良くないのは感じていたが,いっそのこと文科省を廃止したらどうでしょう.最後の(p255)3行が素晴らしい.

    0
    2016年05月06日

    Posted by ブクログ

    電車に乗っていると、一目でわかる小学生がいる。
    何が一目でわかるかというと、彼らは「お受験」をした子供達なのだ。
    暁星、雙葉、白百合......
    よく、そんな彼らを見て、かわいそう、という人がいるが、私はそれよりも金持ちの家の子なんだろうな、と思っていた。
    私自身私立の中高を出ており、塾通い、入学金

    0
    2016年02月16日

    Posted by ブクログ

    初等部、初等学校という名称を持つ私立学校は、戦時下の国民学校令で私立の国民学校が認められず廃校は免れるものの国民学校と名乗れないため国民学校に準ずる学校として教育活動をした名残であることを知りました。公立と一線を画して独自の教育理念を掲げていくとは私立学校の歴史として見るととても重要なことに思えまし

    0
    2016年01月29日

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