歎異抄

歎異抄

462円 (税込)

2pt

数多い仏教書の中でも「いづれの行も及びがたき身なれば、とても地獄は一定すみかぞかし」といった『歎異抄』の文言ほどわれわれに耳近いものはあるまい。親鸞滅後、弟子唯円が師の言葉をもとに編んだもので難解な仏典仏語がなく、真宗の安心と他力本願の奥義が、和文によって平易に解かれている。段ごとに大意を付した。

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歎異抄 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    他力本願の本質を教えてくれる書物である。人間の持つ社会性について考えさせられた。仏教が高度な哲学を持つようになってしまい、民衆から離れていき、そのような中で生まれてきた新しい仏教の形なのであろうか。

    0
    2022年11月04日

    Posted by ブクログ

    21世紀の言葉で言えば、浄土真宗は『インクルーシブ』だなぁ、と言うのが第一の感想。
    庶民に広く親しまれた理由がよく分かる。
    (当然だけれど)日本史の中でもトップレベルの名著、古典。一文一語の重みが凄まじい。
    歳を重ねる度に、この本の奥深さが分かっていくんだろうなあという生への"悦び&quo

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    2022年04月07日

    Posted by ブクログ

    あまりにもモダンな考え方で衝撃を受けた!

    歎異抄は親鸞(1173-1262)の教えを直弟子の唯円がまとめたと言われる書。親鸞の没後作られた。親鸞の教えをやさしく説明したもので、大きく分ければ前半が親鸞の言行録、後半がそれに対する唯円の解説となっている。

    わたしにはどんな宗教に対しても信仰はなく、

    0
    2018年09月23日

    Posted by ブクログ

    今ではウェブ上に様々な現代語訳の歎異抄をよむことができる。本書が出版された昭和33年当時も「現代語訳の優れたるものが続出している」とのことで、本書はあえて解題と解説のみ付したスタイルとなっている。歎異に書かれた思想が時を選ばず読まれていることを感じた。
    近代につまずく時、人はたびたび親鸞を参照する。

    0
    2017年10月13日

    Posted by ブクログ

    念仏唱えてれば救われるという通念が頭にあって、どうしても胡散臭く感じて手を出せずにいた。
    ところが、親鸞のことばというものはそういうものでは決してなかった。彼のことばというものは、決して教えだとかそういう指導的なものでは決してなく、彼が思惟することで知ってしまった驚きから発せられたものだった。
    念仏

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    2016年03月08日

    Posted by ブクログ

    いい呪文がたくさんある(*^^*)

    「弥陀の誓願不思議にたすけられまひらせて往生をばとぐるなりと信じて、念仏まふさんとおもひたつこころのおこるとき、すなはち摂取不捨の利益(りやく)にあづけしめたまふなり」

    「本願を信ぜんには、他の善も要にあらず、念仏にまさるべき善なきゆへに。悪をもおそるべからず

    0
    2013年03月04日

    Posted by ブクログ

    これが一番薄くて良いです。「善悪はこの世の都合」みたいなセリフは、並の人間ではなかなか言えるものではありません。

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    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    唯円(1222-1289)の著。1300年頃刊。浄土真宗の開祖親鸞の直弟子である唯円が、親鸞の没後、真宗に対する諸々の誤解を払拭すべく、親鸞の言葉をまとめている著である。本文自体は非常に短く、すぐに読める。原文に加え、十分な解説が列記されていて非常に分かりやすい。「絶対他力」「悪人正機」「自然法爾」

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    親鸞の口伝の教えを弟子の唯円が門徒のためにまとめたもの
    。師の存命中に異端論争が起きることから、真宗とは難解なものなのでしょうか。また、この書が明治の世まで秘されていたことは、どういう理由なのでしょうか。なんとも、不可解なテキストです。

    0
    2021年08月14日

    Posted by ブクログ

    親鸞を師とあおぐ唯円が、その教えに対する異説があるのを嘆いて書いたという『歎異抄』。

    「善人なをもて往生をとぐ、いはんや悪人をや」
    いわゆる悪人正機説で有名な親鸞。

    とはいえ、善行を積まずとも「南無阿弥陀仏」と念仏を唱えるだけで成仏して浄土に行くことができるという他力本願の思想は、当時においても

    0
    2020年11月09日

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