アリスマ王の愛した魔物

アリスマ王の愛した魔物

770円 (税込)

3pt

弱小なディメ王国の醜悪な第六王子アリスマは、その類まれなる計算能力によって頭角を現していくが――森羅万象を計算し尽くす夢に取り憑かれた王を描き、星雲賞を受賞した表題作、なぜか自律運転車に乗せられる人型ロボット、アサカさんを通して、AIの権利を考察する書き下ろし「リグ・ライト――機械が愛する権利について」ほか全五篇。

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アリスマ王の愛した魔物 のユーザーレビュー

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    購入済み

    初、小川一水読みでした!

    作者さんの別作品を人に勧めてもらったものの、そちらは長編シリーズだったため、まずは短編集からと思い、こちらを読みました。
    どのお話も素敵だったのですが、SFにあった固いイメージとは異なる読みやすい文章、思わず顔が綻んでしまう様な描写が魅力的な一冊でした!
    別作品もこれから読むのですが、楽しみです!

    0
    2021年12月09日

    Posted by ブクログ

    今後のAIとヒトの関係性はどうなっていくのか、名付けることも難しい偏執・主体、優しい少し不思議なできごと、いろいろなテーマが綺羅星のように散りばめられて素晴らしい体験をさせてくれました。ありがとうございます。
    今後も楽しみにしてますので、何卒お体をお大事に。

    0
    2018年12月28日

    Posted by ブクログ

    粒ぞろいの短編集。「アリスマ王」が一番好みだけど、ラストは好みが分かれるところか? 書き下ろしのリグ・ライトも良い。自動運転の法制度整備が盛り上がる中、非常にタイムリーな一編では。

    0
    2018年01月31日

    Posted by ブクログ

    小川一水さんこんなのも書けるんだ、イヤ書けるだろうけども。
    素晴らしいです、最後のAIのやつ。
    車か、そうきたかって。
    いろんな意味でもこれまでのくびきから解放されてる世界かー。来るかなー。来るかなー。バイクとかもっと愛着湧くんじゃない。

    0
    2022年06月18日

    Posted by ブクログ

    「ろーどそうるず」はバイク搭載の制御AI視点の話。直接運転はできないので状況を淡々を中央のAIに報告するだけなのですが、搭乗者を思う気持ちに泣かされます。「リグ・ライト」もAIによる自動運転時の責任の所在がこれからどうなっていくのか、現実でも気になるところです。

    0
    2021年11月18日

    Posted by ブクログ

    読書会で勧めていただいた一冊。
    バイクとオペレータとのお話 ろーどそうるず
    西洋と東洋があべこべのやつ ゴールデンブレッド
    醜い数学が得意な王様のお話 アリスマ王の愛した魔物
    ちいさな宇宙の港町 星のみなとのオペレーター
    じいちゃんの形見の車と美人ロボット リグ・ライト

    全部よかった。評判とおりの

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    2019年12月19日

    Posted by ブクログ

    おすすめしてもらった、ろーどそうるずも良し。
    一番は、最後の短編かな。
    権利とか、資格とか決めてるのは人間で、
    時が経つにつれて捉え方も変化して
    だから何だって自分次第なのよきっと(飛躍?)

    0
    2019年11月06日

    Posted by ブクログ

    車載AIから太陽系内に人類が広がっているような世界まで、いろいろなタイプのSFが詰まってます。表題作の「アリスマ王の愛した魔物」は数学、統計、コンピューターあたりがテーマですが、こちらはファンタジー色が強いかな。
    個人的には「星のみなとのオペレーター」が一番好きかな。

    0
    2019年07月27日

    Posted by ブクログ

    星雲賞受賞の表題作『アリスマ王のー』ほか、全5篇収録の短編集。

    『アリスマ王』は、何もかもを数字で予測しコントロールしようという装置"算廠"が不気味。
    はじめ、アリスマ王子は数字に取り憑かれた、「ただの天才」だった。ほかに理解者がいないとあきらめた時に魔物が現れ、王子が狂気の力をふるいはじめるくだ

    0
    2019年02月27日

    Posted by ブクログ

    ここの作品紹介を読んで気付いたが、一水先生の短編集は『青い星まで飛んでいけ』を除いて全部読んでいることになるらしい。相変わらず、重厚かつ綿密な設定と軽い読み口の取り合わせが好感する。すごく読みやすかった。最初の作品からして少し意外性があって、最高じゃんこれ、ってなる。

    表題作はオチがよかった。これ

    0
    2019年01月28日

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