安楽死で死なせて下さい

安楽死で死なせて下さい

866円 (税込)

4pt

死ぬ自由があってもいいじゃないですか。
脚本家の橋田壽賀子さんは、戦争中の体験から、死は自分にとって身近なもので、人生にある種の諦めを感じていたと言います。戦後、自由な時代になり、テレビの人気脚本家として忙しい日々を過ごしている間こそ、そういった考えは遠のいていたそうです。しかし、精一杯生きてきて、一息ついた頃、橋田さんは自らの往生について考えるようになりました。自分はどうやって、死にたいのかと考えた橋田さんの答えは「安楽死」も選択肢のひとつとしてもいいのではないか、というものでした。その考えを、月刊文藝春秋で記事にしたところ、世間から大きな反響がありました。そこで、橋田さんが人生と「安らかに楽に死ぬこと」についての考えをまとめたのがこの一冊です。「文藝春秋読者賞」受賞の問題作の書籍化!

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安楽死で死なせて下さい のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    安楽死で死なせて下さい。橋田壽賀子先生の著書。橋田壽賀子先生のような超一流の小説家の先生が安楽死で死なせて下さいというお考えを持っている。その事実はしっかりと受け止めなくてはいけない。安楽死の問題を日本全体で考える時が来ているのかも。

    0
    2019年08月12日

    Posted by ブクログ

    橋田壽賀子さんが亡くなられたとのニュースを見て、ふと著書を読んでみたくなった。
    安楽死の是非は職業柄、学生の頃からよく見かける話題。でも正解がないので私はどうにも安楽死の合法化については諸手を挙げて賛成できない。尊厳死については現行のガイドライン通り、もしくは法制化しても全然良いと思う。
    私もエンデ

    0
    2021年04月06日

    Posted by ブクログ

    人は必ず「死」を迎えるけど、なかなかそれを直視することが少ない気がします。この本を読んで「安楽死」も含めて
    「死」についてきちんと考えてみたいな~と思いました。毎年の誕生日に考えるという橋田さんの考えに倣いたいです。

    0
    2018年10月23日

    Posted by ブクログ

    「本当は、いまも主人の気配がする家の、いつものテーブルの同じ席に座ったまま、眠るように死ねたら幸せだと思っています」・・・泣ける。

    0
    2018年10月03日

    Posted by ブクログ

    2021年4月 橋田先生がお亡くなりになったとの報道があったが
    結局 先生の思い描いた通りの終焉をお迎えになられたのだろうか?

    作中で何度も「私には心配してくれる人がいない。生きていることを望んでくれる人が誰もいない。」と何度も書かれてありましたが、本当にそうだったのでしょうか?

    ボケてしまう前

    0
    2021年08月19日

    Posted by ブクログ

    京都でおきた嘱託殺人事件を機に読んでみた。
    自分も橋田さん同様、死ぬ権利は認められるべきだと思う。
    日本で実現するにはがんじがらめの法整備が必要になると思うけど。
    それにしても4~5人お手伝いさんがいて24時間介護とはうらやましい。
    安楽死以前に、やっぱり経済力は重要だね。

    0
    2020年08月04日

    Posted by ブクログ

    『文芸春秋』2016.12「私は安楽死で逝きたい」に多くの読者からの反応。法制化の旗振り役になってください、などの声をかけられることもあるが、自分のために考えていただけ。死に方とその時期の選択くらい自分でできないかと思っているだけ。

    戦争、仕事、家族、友人..を経ての独り身の個人的な経験が語られる

    0
    2019年12月18日

    Posted by ブクログ

    長生きすることが、珍しくもめでたいことでもなくなった現代。
    高齢化社会においては、生き方と同じ様に死に方についても
    もっともっと考えなくてならないと思う。
    人が死ななくなった現代、これからの医者には
    病気の治し方より上手な死なせ方も学んでほしいという橋田さんの意見に賛成だ。
    もう充分に生きたと本人が

    0
    2019年10月10日

    Posted by ブクログ

    共感することばかり
    著者のように経済的に余裕がないけれど
    天涯孤独ではないけれど
    私も安楽死を望みます
    死ぬ権利 認めてほしい
    寝たきりの高齢者
    ご本人も家族も決して望んでいない状態
    行政も医療関係者も恐ろしくて言えないことを
    きちんと発信してくれました

    ≪ 持ってたら 生きる安心 死ぬ薬 ≫

    0
    2018年05月03日

    Posted by ブクログ

    いろいろ考えさせられる。
    これまでどうにかなっていたからといって放置せず、どこかで真剣に向き合わなければいけない大きな問題ではないかと思う。
    かと言って、どうすればというのはよく分からないのだが。

    0
    2018年03月04日

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