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少年戌児が住む流民の町“灰かぶり市”は一夜にして壊滅した。強大な権力を持つ黄武神皇が支配する帝国“霊ノ国(ひのくに)”の軍隊が町を襲ったのだ。復讐を誓う戌児たちだが、神秘の力に守られている神皇を倒す手段はたったひとつ。馬奴と呼ばれる獣を操って超長距離を走り抜く大陸横断レース「大耐久馬奴走」を完走しないと、神皇のいる天府に入ることができないのだ。少年の成長と戦いを瑞々しい筆致で描いた異世界ロマネスク。
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Posted by ブクログ
もう少し緊迫感に通じる疑惑の余地がほしい。ひとりひとりのキャラが薄い。が、ラストは面白い。あっと言わされた。タイトルの意味・・・そういうことか!って。
登場人物が個性的で良い。おばはんなのにめっぽう強い鉄輪が特に好き。ラジオドラマ化されたこともあるみたいですね。聞いてみたかったな……。
「灰かぶり市」「戌児」「タケ」といった、地名人名名前の付け方が面白い。関西弁をしゃべったり、物語を構成してゆく要素に手を抜いていない感じがする。無関係に見えたレースに参加する各人が、それぞれの目的に向かって微妙に絡み合ってくる展開も見事。『王の眠る丘』の意味もちゃんとあり、ラストでいきなり明らかにな...続きを読むる。
牧野修で初めて読んだ本。この斬新さを期待して他の作品も漁りましたが、今のところはこれが一番。他にあげるとしたら『MOUSE』かな。
独特のネーミングで雰囲気作りは○。 キャラも立っていたが、終盤が退屈。 最後は戦闘シーンで盛り上げる!という作品は、もう必要ないなあ。 子どもでもあるまいし。 どんでんもなんとなく予想していた通りの上、その理屈や因果は語られることがなく、不完全燃焼。 よいアイディアだけに残念だった。 次に牧野修の...続きを読む作品を手に取るのは、よほどの話題作が仕上がった時だろう。 それまではさようなら。
いわゆるロードムービー(ムービーではないが)である。 少年は旅に出、旅の進行と共に成長するという。 本作は、ジャパネスクなファンタジーと結びつけたところに 目を引くが、最期のとこはやや、オチ読めて残念
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