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結婚を控えたさくらの前に、兄を名乗る青年が突然現れた。どう見ても一回りは年下の彼は、さくらのことをよく知っている。どこか憎めない空気を持つその“おにいさん”は、結婚相手が実家で営む和菓子屋にも顔を出し、知らず知らずのうち生活に溶け込んでいく。彼は何者で目的は何なのか。何気ない日常の中からある記憶が呼び起こされて――。今を精一杯生きる全ての人に贈るハートフルストーリー。
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Posted by ブクログ
1回目は、「おにいさん」の正体が知りたくて、超 高速読み(笑) 2回目は、じっくり味わうように読む。 突如現れた謎の人物「おにいさん」。 年下かつ名前も明かさない状態で、信頼関係が築かれるのを待たずに、次々と一歩踏み込んだコミュニケーションや行動を取っていく。。 最後まで、読み終え、全体像が見え...続きを読むた時、何となくで結婚しようとしていた"妹"の将来を危惧し、最高の人生の伴侶(はんりょ)だと本人達が確信するまで導いた、「おにいさん」の粘り強さと信念に、心を揺さぶられた。 こんなに想ってくれる存在が居るということ。 実の家族以外で、お兄ちゃん、お姉ちゃんと呼べる関係性。感謝、恩返しのカタチ。 過去を清算し、新たな再スタートを切る心地良さがどんと伝わってきた作品。 ここぞという時に、良き相談相手になれる人でありたい。 #人との交わり #感謝のカタチ #感動の一冊
すごく温かい作品だった。 「その道が辛いのなら逃げてもいい。自分が幸せだと感じられることが一番大事。」って素敵だなぁ。 ただ辛くて苦しいだけだと思っていた思い出が、誰かと話すことで実は楽しいことや素晴らしい出来事も沢山あったんだって気づけた所も素敵。 あれこれ求めず飾らないさくらと、いつもおおらかで...続きを読む温かい山田さんは絶対いい夫婦になると思う。 解説で「人間誰しもしんどい思い出はあるけれど、そこから解き放たれる希望を与えてくれるのが瀬尾まいこさんの作品」と書かれていて、著者の他の作品も色々読んでみたくなった!
面白かった!ひととひととの関係は、関係の名前が深めるのではない。その場で仲良くなることもできる。そのひとのことを詳しく知っていることが、仲良くなるために必ずしも必要ではない。あたたかい気持ちになれる春の小説だった。主人公は36歳。穏やかな気持ちになれた。
家族とは、人生とは、人との繋がりとは そんなことを考えさせられる作品でした。 とんでもなくあたたかい話かと言えばそうでは無いけれど、読み終わった今なぜか懐かしいような心のどこかに触れる、優しい気持ちになりました。 初めの入りが一気に小説の世界に踏み込ませるなぁと思います。
おにいさんは本当は誰なのか?気になってワクワクしてあっという間に読んでしまった。 途中から、おにいさんはひとりっ子だと言うので、明らかにお兄さんじゃないじゃないかと思ったが、さくらを6年間も心配して見守り続けたおにいさんは、心は本当のお兄さんになった気持ちだったのかもしれない。 おにいさんとさくらの...続きを読むかけあいも面白いし、結婚相手の山田さんがずっと年下の男の子をお兄さんと呼んで慕ってるところも、人柄の良さが伺えてほんわかする。
おもしろかった 瀬尾さんの突然現れる気持ちいいキャラの人はいつも好きになる 飄々としてるキャラが良くっていつも引き込まれます 婚約者の方もすごく良くて、 2人が近づいていくのが嬉しくなった お兄さんの姿が浮かんで、 3人で料理する姿が浮かんで、 映画を見てるような気がした
結婚前のさくらの前に、ある日、兄だという12歳年下の男の子が現れ、名前も名乗らないまま、あれこれ世話を焼き始める。結婚相手の山田さんとその両親が営む団子屋にもやって来て、和菓子を買い込んで帰ったり、料理を教えに来たり、そのうち、さくらと山田さんのデートにまでついてきて、山田さんとも馴染んでしまう。 ...続きを読む一体、お兄さんは誰なのか、頭の中にクエスチョンマークを浮かべつつ、読み進めると、さくらの封印していた過去が明かされる。 13年前に1年だけ赴任した小学校での経験が辛すぎて、記憶に蓋をしてしまっていたさくら。 お兄さんが作ってくれた懐かしい"きんぴら"の味で、当時のこと、お兄さんの名前を思い出す。 その時にお世話になった校長先生が、ずっとさくらのことを気にしてくれていたこと、お兄さん自身もさくらのお陰で外に出られたことなど、人との出会いの不思議と、人の温かさを感じるストーリー。
道に迷っている方に、是非読んで頂きたい一冊。 兄と名乗る青年の正体がまったく掴めず、迷路に入ったように混乱しながら、読み進めた。後半から徐々に青年の温かさが分かるようになり、ラスト30ページあたりからは、感動の嵐だった。 チェーン店ではなく、個人で和菓子を作っているお店で和菓子を買って、食べ...続きを読むたくなった。大福、おはぎ、柏餅・・・。物語に出てくるお菓子は、どれもおいしそうで、人の温かさが伝わってきた。 大きな職場より、小さく温かいお店。大きな社会的地位より、地に足の着いた地道な仕事。うちより美味しい和菓子はない、とこの仕事を継ぐことに決めた山田さんが大好きになった。 「思い描いた通りに生きなくたっていい。辛いのなら他の道を選んだっていい。自分が幸せだと感じられることが一番なんだから」 このフレーズに感激した。一生忘れないだろう。
やっぱり瀬尾まいこさんの作品、好きです。終盤までお兄さんが誰なのか全然わからなくてどんどん読めるし、登場人物に嫌な人が出てこない。読んだ後、面白かったな、よかったなって気持ちになれる。
失敗したり、うまくいかないことが続いて落ち込んだり…負の連鎖が続いて、穴に落ちて行くような孤独感。感じたことはありますか? でも、もしかしたら自分の近くにいる誰か、自分自身も気づいていないような誰かが味方になってくれているのかもしれない、ひっそりと応援してくれているのかもしれないと思わせてくれる作品...続きを読むです。
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