週末は隠れ家でケーキを ―女子禁制の洋菓子店―

杉元晶子 / アルコ

女子高生の百（もも）は、双子の弟そっくりの男っぽい外見を気にしている。ある日新しい洋菓子店を見つけるが、若い男性店主はなぜか百に冷たい。どうやらその店は、女性客お断りの「男性限定パティスリー」らしい。店主の小林に邪険にされながらも、店が気になる百。百は、小さい頃母親が自分だけに作った「おいしくないバースデーケーキ」のことがひっかかっていて…。

• カテゴリ: 小説・文芸
• ジャンル: 小説 / 国内小説
• 出版社: 集英社
• 掲載誌・レーベル: 集英社オレンジ文庫
• ページ数: 256ページ
• 電子版発売日: 2016年12月16日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 3MB

[ブクログ · ★★★★☆]

チャラチャラ系かと思っていたら、割と真剣な家族の話で、グイグイ読んでしまった。
良い話だったし美味しそうなスイーツだった。

[ブクログ · ★★★☆☆]

落ち込んでいる時に救われた気分にしてくれた人は
女性禁止のケーキ屋の店主。

最後にどうして女性嫌いに…という説明がありますが
当然それはなります、という内容でした。
これでならなかったら、適当に人生謳歌してます状態。
とにかく出てくるケーキが美味しそうでたまりません。
うっかり想像してしまったら、もう無理です。

連続4話の短篇集ですが、どれも人間関係の繋がり。
自分の気が付かないところに亜衣はある、という感じです。
そこに慣れてしまわないように、卑屈にならないように
けれど勘違いしないように、生きていかないと、です。