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警視庁強行犯係・樋口顕のもとに殺人事件の一報が入る。被害者は、キャバクラ嬢の南田麻里。彼女は、警察にストーカー被害の相談をしていた。ストーカーによる犯行だとしたら、警察の責任は免れない。被疑者の身柄確保に奔走する中、樋口の娘・照美にある事件の疑惑が……。警察組織と家庭の間で揺れ動く刑事の奮闘をリアルに描く、傑作警察小説。
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Posted by ブクログ
樋口さんと娘さんの関係がうらやましいなぁと思いました。(*^^*) ストーカー事件かと調べ始めたら、チカンの被害届も出ていて 三人の男性が参考人に… 今回の話しは何だか誰も救われない。 現実 男の人たちは、この冤罪を怖がっていますよね。嫌な事件だなぁと読みました。
警視庁捜査1課強行犯係・警部補・樋口顕。 シリーズ4作目。 周りの評価は高いが、自分に自信が持てない樋口。 世田谷のマンションの一室で若い女性の絞殺死体が発見される。 樋口は、現場を見て顔見知りの犯行との印象を抱くが、被害者が警察にストーカーの被害を訴えていたことが判明… ストーカー殺人事件...続きを読むとして、捜査は進んでいくが… 女性キャリア・刑事指導官・小泉蘭子の女性目線で捜査は… 初動捜査から⁇ そんな頑なに… 氏家からの被害者が痴漢被害でも訴えていた、という情報にも… なぜか、頑なにストーカー殺人事件として、捜査を進めようとする樋口。 最初から怪しいと思ってたんだよなぁ。 小泉蘭子、女性キャリア。 と、いうだけで、何か場違いなことをやらかすのかと思いきや、いたってまとも。 控えめに、自らの権限の中でできることをやる。 それでいて、的確な意見を。 また登場しそうな予感。
廉恥
樋口さんの心の葛藤が細やかに描かれているので、読んでいる時に感じる私の感情と比較出来て面白かった。
なかなかおもしろい展開だった。 警察庁から来た女性の刑事指導官の立ち位置と 分析によって事件解決につながった。 今野敏の小説の主役はだいたいちょっと変わってる 真面目な人という絵が多い気がする。
今野敏「警視庁強行犯係・樋口顕シリーズ」第4作目(2014年4月単行本、2016年8月文庫本)。 前作から14年経ってからの4作目ということになる。作品の中では3年後の設定みたいで、樋口顕は45歳、氏家譲は43歳、天童隆一は51歳、樋口照美は20歳になっていた。樋口顕は警視庁捜査一課の警部で変わらず...続きを読む、氏家は荻窪署の巡査部長から警視庁生活安全部少年事件課の警部補に栄転していた。天童も警視庁捜査一課の警部から警視で管理官になっていて、照美は高校生だったのが大学3年生だ。捜査一課長の田端守雄は変わらないが警視正になっている。 今回も殺人事件の捜査と並行して樋口の家族の事件に関わる展開が描かれて、対応する樋口の人間性がよくわかるストーリーだ。 そして今回新たに登場する樋口の捜査の相棒は世田谷署の刑事の小森進警部補45歳と警察庁刑事局刑事企画課の小泉蘭子刑事指導官、25歳前後のキャリアだ。勿論氏家も要所要所で樋口に情報協力する。 事件は南田麻里という23歳のキャバクラ嬢が池尻の自宅マンションで絞殺されたことから始まる。遺体の第一発見者で通報したのは、麻里の飲み仲間で三軒茶屋の美容院で働く石田真奈美28歳だ。 警察にとって厄介だったのが麻里は世田谷署にストーカー被害を相談していて、そのストーカーが容疑者として上がり消息を絶っていることだ。警察の失策としてマスコミからの追求を極端に恐れていた。容疑者の名前は樫田臨、33歳の会社員だったが退職していた。 そんな時氏家から樋口に電話があり、被害者は痴漢被害で別の男を告訴していることを知らされる。このことが後で事件解決に結びつく糸口になるのだ。 告訴されて地検で有罪判決後控訴手続中の男は楢崎公平、47歳の大学の准教授だったが懲戒免職になって、そして離婚している。現在弁護士のもとで控訴手続中で直接会えない状況下だ。 他にも渋谷署にも別のストーカー被害で麻里から届けられていた男がいて、氏名は柳本行雄40歳。これは都公安委員会から禁止命令が出ている。 いづれも容疑者になり得るが、調べていくうちに被害者南田麻里の隠れた姿がわかってくる。そして事件解明が予想もしない方向に進んで行く。いや見逃していた方向だ。犯行の動機も判り、犯人が特定された時、意外な幕引きで事件は終わる。 今回は事件解明に小泉蘭子刑事指導官が大きく寄与する。ストーカー犯罪の専門家ではあるが、刑事ではない。刑事とは違った観点で樋口に助言して事件解決に導く。長身でスタイルのいい美人だ。 そして家族の事件というのは、娘の照美のパソコンから高校や中学に脅迫メールが送信された事実を警視庁生活安全部のサイバー犯罪対策課の捜査で突きとめたことだった。氏家は少年事件課ではあったがこの情報を得て樋口に内密に連絡してきた。おそらく遠隔操作ウイルスによるなりすましメールだと思われるが、捜査員が事情を聞きに行くことになるだろうという。ここから樋口の思案悩みが始まる。この情報は誰にも勿論照美にも話せない、照美が素直にパソコンの調査に応じてくれればそれだけで解決する問題だと自分に言い聞かせる。ところがそうはいかずに予想外に照美が抵抗して捜査員にパソコンの提出を拒否してしまうのである。 ここでまた新しい捜査員の名前が出てくる。サイバー犯罪対策課の捜査員の名前は伊勢原克明、年齢は30代半ば、5年前に板橋署にいた時に樋口と一緒に仕事をしたことがあり、樋口のことを恩人だと思っているらしい。これからこのシリーズにまた登場してくる予感がする。 樋口の懸念していた強制調査について、照美のパソコンの調査はあくまでも協力依頼であって強制捜査なんてありえないと言う。最終的には照美も打って変わって自主的にパソコンを提出する。そして樋口に新しいパソコンをおねだりするのである。樋口はまんざらでもない様子で最近ずっと距離があった親子のコミュニケーション復活でホッとする家族の話でもあった。
警視庁強行犯係 樋口顕シリーズ。シリーズ4作目ということを読み始めてから知りましたが、問題はなかったです。 樋口は、家族の事や刑事としての悩みや葛藤もあり、親近感のある人間味のある刑事だと感じました。 アドバイザーとして捜査本部に参加する、女性キャリアの小泉さんもいい感じ!! さらさらと読みやすく、...続きを読む先も気になり夜中に読み始めて、気がついたら朝方4時でした…(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)楽しめました。
2016/10/10樋口顕シリーズ第4弾は久しぶりの登場。女性キャリアの小泉刑事指導官が面白いキャラ。★4の下
たまたま入った書店であら?樋口シリーズまだあったんだ~とたまたま見つけて即購入。 控えめな樋口さんに久々に好感を持ちながら、地道な捜査をワクワクしながら読み進めた。 ほんの合間に出てくる親子のやり取りも微笑ましい。 気づいてたのになぁ~と思わせるあたりも、なんとなく現実もそんなものかもと思わされた。...続きを読む このシリーズは作品数も少ないので、いつもさほど期待せずに読み始めるのだけど、読み終わるとやっぱり面白かったなぁ~と思えるのがすごいところだと思う。
警視庁強行犯係・樋口顕のもとに殺人事件の一報が入る。被害者は、キャバクラ嬢の南田麻里。彼女は、警察にストーカー被害の相談をしていた。ストーカーによる犯行だとしたら、警察の責任は免れない。被疑者の身柄確保に奔走する中、樋口の娘・照美にある事件の疑惑が…。
内容(「BOOK」データベースより) 警視庁強行犯係・樋口顕のもとに殺人事件の一報が入る。被害者は、キャバクラ嬢の南田麻里。彼女は、警察にストーカー被害の相談をしていた。ストーカーによる犯行だとしたら、警察の責任は免れない。被疑者の身柄確保に奔走する中、樋口の娘・照美にある事件の疑惑が…。警察組織と...続きを読む家庭の間で揺れ動く刑事の奮闘をリアルに描く、傑作警察小説。 手練れの今野敏の人気シリーズで僕が2番目に好きな樋口シリーズです。ずっと続編出なかったのでもう出ないんだろうなと残念に思っていたのでとっても嬉しい。リアルタイムで出版情報確認していないので平気で数年経っているんですけどね。この樋口シリーズは隠蔽捜査の竜崎とは違って、小心者で慎重なのですがポーカーフェイスなので周りから冷静沈着と言われて買い被られている。と、自分で思い込んでいる優秀な警察官です。回りを上手く生かすタイプなので竜崎のスーパーマン的な上司っぷりより現実感があります。それにしても今野敏は家族の事と警察の仕事の事を同時進行で書くの本当に上手いです。そこが感情移入させるポイントなんだと思います。 事件解決のルートも無理なくスムーズで、エピソードに没頭することが出来ました。次作も既にあるので楽しみにしています。
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「今野敏サスペンス 警視庁強行犯係 樋口顕」
2021年1月~ テレビ東京系 出演:内藤剛志、矢田亜希子、逢沢りな
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廉恥 警視庁強行犯係・樋口顕
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