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霊を見ることができる赤眼を持つ憑きもの落としの浮雲は、土方歳三とともに京へと旅をしていた。 浮雲は箱根で遼太郎と名乗る謎の青年と出会う。 遼太郎は幽霊に憑かれやすい性質で、様々な怪異を引き寄せてしまう。 浮かぶ生首、干からびた死体、そして生贄を求める龍。 次々と迫る怪異の謎を調べるうちに、浮雲たちは秘められた哀しみと愛にふれていく…… そして明らかになる遼太郎の恐るべき正体とは―― 鮮烈な剣戟と、華麗な謎解き。 幕末ホラーミステリの傑作。
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Posted by ブクログ
浮雲心霊綺譚第1シリーズ6巻が終わり第2シリーズが始まりこれが2冊めだ。浮雲と土方歳三の二人の旅に遼太郎と称する徳川慶喜が図らずも絡んでの話しであり気軽に楽しめた。
歳三と浮雲が旅の途中で出会った遼太郎。 彼らが関わる霊はなんとも悲しく恐ろしい。 人間の心というものは、、、 なんだかんだ言って遼太郎を放っておけない浮雲のツンデレぶりは微笑ましいというか、なんというか。 でも、そういって笑ったりしたら、浮雲にひどくへそを曲げられるのは間違いないw 歳三とあの女は、...続きを読むまた会うことになるのだろうな。 あの恐ろしい絵師とも。 旅の目的地である京で、決着がつくのだろうか。 しかし、遼太郎がそうだったとは驚きだった。
「火車の残火」と内容は大して変わらない。 病院の待ち時間が長くとっとと読み終わってしまった。 読み易いってことかな。 息抜きの娯楽本って感じ。
セカンドシリーズ第二弾(シリーズ通算では八冊目)。 赤眼の憑きもの落とし・浮雲が怪異を解決する、連作三話(+その後)が収録されています。 京へ向かう旅を続ける浮雲と土方さん。 途中箱根で出会った、遼太郎と名乗る青年と出会い、共に旅をすることになりますが・・・。 幽霊に憑かれやすい性質で、行く先...続きを読む々で様々な怪異を引き寄せてしまう遼太郎。 やんごとなき身分らしい彼の命を狙う者も現れて、どうも権力争いが背景にある様子です。 怪異の謎を解決しつつ、遼太郎を刺客から守る為に闘う浮雲たちですが、途中から宗次郎が加わったのは戦力的に大きいですね。 と、いうのも土方さんが前巻で登場した謎の美女(蘆屋道雪の傀儡)・千代に翻弄されてしまいがちで、今回も何度かピンチになっていました。 個人的見解ですが、千代が強いというより土方さんが彼女に惑わされてしまう(ていうか、魅かれている?)部分が弱点になっているので、例えば宗次郎なら割と簡単に千代を倒せるのでは・・と勝手に考察した次第です。 まぁ、今後も千代との対決は続くと思うので、ヤキモキしながら見守るしかないですな。 そして、終盤で遼太郎の驚きの正体が明らかになりますが、結局その後も旅を一緒に続ける模様です。 それにしても、まだ三島を過ぎたところなんですよね。 ストーリーのテンポは良いのに、旅の進み具合はかなり遅い感じで、一行が京に到着するのはいつになることやら・・・ま、気長に追い続けたいと思います~。
旅の途中で出会った遼太郎青年と道中を共にすることにした浮雲と歳三。 訳ありの遼太郎が狙われて浮雲達が助けるパターンが続く3編です。歳三の因縁の千代さんも全編出てきます。江戸編に比べて翻弄されている感じです。 浮雲の憑物落としを全面に出していた江戸編とは異なり、旅の途中の怪異を自ら解決している感じがし...続きを読むます。 宗次郎も加わり、三島まで来ました。京に辿り着くには後何冊くらいなんでしょう。
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浮雲心霊奇譚シリーズ
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