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岩手県で1年間にわたり、UFOの目撃者が続出、そして奇怪な焼死体さえも! だが、このUFO騒動の裏は? 疑惑を抱く超能力者霧神顕たちは、怖るべきパワーの魔手と闘い、傷つきながらも、ついに魔の本拠・総門谷に潜入した。そこで目にした驚愕の光景とは? 構想15年を費したSF伝奇超大作。(講談社文庫)
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Posted by ブクログ
ちょうどこの時同時に読んでいた柳田さんの「遠野物語」とリンクする部分が多く、シンクロニシティを感じたのを覚えています。東北地方の不可思議さにも関心をもつきっかけになりました。普通のSFとしても一級品と思います。
高橋克彦が、吉川英治文学新人賞を受賞した作品。ミステリー作家と思われていた氏が、とんでもない伝奇SFを書いてしまった。ネタが凄い、あらゆるSFのテーマがほとんどつぎ込まれている。文庫本で778ページ。上下巻に分けないところがミソ。読み始めたが最後、読み終わるまで、飯も食えない。だって私がそうだったも...続きを読むの。
高橋克彦著で一番初めに読んだのがこれでした。 友人に薦められたのがきっかけでしたが、こんな長い話どんだけ時間掛かるかしら・・・などと思ったのに、全然! 多分二日か三日で読んだと思う。 地球上のあらゆる不思議を集めて解説してくれています。 本気で「月は宇宙船」だと思うと思います。
あっ、そうか、そうだったわ。 どなたかの高橋克彦の本の感想を読んで、強く思い当たり、思わず声を上げてしまいました。 まったく、今までの私は、看板に偽りありだったと気づきました。そうですね、好きな作家として挙げている本をほとんど出していませんでした。 反省しています。そして、これは、言い訳になり...続きを読むますが、私が好きと言って名指しで挙げている人たちについては、単に何となく好きなのではなく、ましてや、まったりと好きなのでもなく、あるいは、ほのぼのと好きなのでもなく、それはそれは熱狂的に好きなのであって、徹底的にとことん読み尽して精通しているということで(好きで好きで、そうせざるを得ませ~ん)、そして作者に関する評論も、客観的な評価も射程距離に入れているということなので、ですから、今更そういうものを書くということは恥ずかしいし安易に過ぎるという自戒を込めた決意から、ここでは、それ以外の新しい人物・本・分野に挑もうとしていたのでした。 まあ、そういう割には懐古譚とか再読なんかの話題もけっこう書きましたけれど。 本当に知っている者が発言しないでどうするんだ、という認識は、一昨年に読んだ雑誌『世界』の澤地久枝と佐高信の対談「世代を超えて語り継ぎたい戦争文学」で教わったことでしたね。 ということで、これからもっとガンガン好きな作家について書いていくつもりです。 それじゃあ、やっぱり、きっかけは高橋克彦でいきましょうか。 ほとんど同時期に、『写楽殺人事件』を初めとする浮世絵ものと、『緋い記憶』を筆頭とするホラーもの、そして『舫鬼九郎』に続く時代もの、それに本書から広がるSF伝奇もの、あるいは私自身も浮世絵そのものが好きなこともあって『江戸のニューメディア』などの研究・紹介本も含めて、本当にまったく同じ時期に異なる5つの性質のものを一気に読むことになりました。 その中でも、私を虜にしたのは、本書・総門谷シリーズです。 なんと、かつて夢中になった国枝史郎の『神州纐纈城』や、半村良の『石の血脈』『妖星伝』『産霊山秘録』などの記憶が鮮明に蘇ってきて、またしても私を血沸き肉躍る世界に誘惑してくれたのです。 この分野は、好き嫌いが明確に分かれるところですが、何を通俗的な荒唐無稽な絵空事を嬉々として興奮して読んでいるのか気が知れないと、かつての中学生の時も、この時の高校生の際にも、ドストエフスキーとかソレルスの横に携えた本を発見されて馬鹿にされた覚えがありますが、ほっといてよ、好きは好き、私にとっては両者は等価、なんの区別する謂われがあるものですかと、その頃、鼻息荒かったものです。
UFOから始まって、ノストラダムス、ナスカ地上絵、ピリーレイスの地図…などなど、雑誌「ムー」や、オーパーツ好きなら読んで損はない、超面白伝奇ミステリー。
SF伝奇超大作。 と、しか、言いようが無い。 UFO、歴史、遠野物語にピラミッド。 オーパーツから自衛隊までが一つの鍋でぐつぐつ煮込まれ見事に溶け合っています。 よくもまぁ作者の高橋先生はこんな話を思いつくものだと。
私が高橋作品にはまった最初の作品。この世界観は当時衝撃であった。周りに薦めたが、周りの人たちも絶賛してくれた。現在も続編が続いているが、多少マンネリ気味ではある。
UFO、古代遺跡、オーパーツの謎等トンデモ本的な面がありながらも、最初から最後までテンションが落ちることなく読ませる究極のエンターティメントな一冊。
600p強の大ボリュームで、歴史や伝記の偉人(異人?)が好き放題暴れ回り、展開も自由奔放でまさに何でもありなSF大作。 とても悔しいが、何も考えず楽しんで読んでしまった。こんな内容で何作も続くとの事で、続編は敬遠してしまっているが、SF物としてはかなり面白い部類かもしれない。
高橋作品のジャンルの1つである「古代史ファンタジー?」の大作。 読んでいて疲れますが、この何でもあり感が唯一無二でいいと思います。
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