ヘレンesp １

木々津克久

5年前の交通事故で光と音と言葉をなくしたヘレン。彼女は心やさしい叔父さんと盲導犬のヴィクターと一緒に平和に暮らしていたが、ある日、不思議な力に目覚めてしまい…!?

• カテゴリ: 少年・青年マンガ
• ジャンル: 少年マンガ
• 出版社: 秋田書店
• 掲載誌・レーベル: 週刊少年チャンピオン
• ページ数: 191ページ
• 電子版発売日: 2013年10月11日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 49MB

[ブクログ · ★★★★★]

自分はこのマンガで同作者の作品を集め始めました。

全2巻の一冊目。事故で家族と視覚、聴覚、言葉を失った少女ヘレンを主人公にしたオムニバス。
タイトルのとおり、重い障害とひきかえに？不思議な超能力を得たヘレンが奇妙な事件に遭遇するお話。

第四話「ヘレンと魔王」がとにかく衝撃的で、これだけで一冊分の元は取れると断言します。魔王というのはある犬の名前（通称）ですが、どういうストーリーなのかぜひ読んでみてください。
第八話「ヘレンの花畑」もいい！

この第一巻は文句なしに傑作です。

[ブクログ · ★★★★★]

『フランケン・ふらん』→『アーサー・ピューティーは夜の魔女』と読んでからの本作。

まずは、「あれ？　この人どこかで……ああっ！　あの人だ！」という驚き。なるほど、そういう仕掛けだったのか。やりよるなあ。

どうやら僕は、読む順番で少しだけ損をしてしまった模様。ウワーン。

今度はどんな変化球がくるのかと身構えていたら、ど真ん中直球のストレートで見逃し三振。やられたー！

大人相手にはグロいコメディをやり、少年少女には真っ向から、はぐらかすことなくメッセージを伝えるんだな、この人。熱いぜ。

全話で心を打たれるけど、『フランケン・ふらん』のふらんが登場してヘレンを洞察したセリフに、全俺が泣いた。

そうだよね。そういうことだよね。生きてくれヘレン。

[kwakababros · ★★★★☆]

スピリチュアルなお話

扉絵とヘレンというタイトルからハンディキャップのある少女が盲導犬と共にハードルを乗り越えていくと思ってました。
全然、違いますのね、能力に目覚めた少女が化け物や動物と交流することで世の中の美しさと怖さを理解していくというストーリーです。
いい漫画だと思うのですが、少し物足りなさを感じます。全2巻ですから、余計に物足りない。
それでも、この作者に出会えたのは幸運だと思えるくらいに魅力的なものが詰まっています。

＃感動する ＃怖い

[ブクログ · ★★★☆☆]

なるほど、このヘレンがアーサー・ピューティーに繋がる訳ね。そして、ふらんとも繋がってるし。んでも、2巻がもう売っていないので古本屋で探さないと…最近、本の絶版早すぎるなぁ

[ブクログ · ★★★☆☆]

事故で「聞こえない」「見えない」「喋れない」の三重苦
の障害を持つ少女ヘレンと盲導犬ヴィクターのお話。

ｅｓｐ（超能力系）で、不思議な感じのストーリーが多い。
少しダークな部分も含んでいる。