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よる十二時のチャイムが鳴ると、ぼくらは「ほうかご」にとらわれる。 そこには正解もゴールもクリアもなくて。 ただ、ぼくたちの死体が積み上げられている。 ある日、小学生の二森啓は、教室の黒板に突如として自分の名前が『ほうかごがかり』という謎の言葉と共に書かれたのを目撃し……。 「ほうかご」と呼ばれる異様な学校で、命を賭して化け物たちを記録し抑える、少年少女たちの“真夜中のメルヘン”、解禁。
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Posted by ブクログ
個人的に怖いのは苦手なのでたぶん続きは読めないかも。 先が気になるので残念。 最近のラノベではあまり見かけない、場の表現が上手だなと思った。昔のラノベはこういった作品が多かった気がする。 掴みも引きも良い作品なので刺激の欲しい作品を読みたい方にはおすすめ。
Missing以来のファンで全作品読んでます。 私が大人になってしまったのか、設定やキャラクターを見直して一般向けに書いた方が、著者の知識や見聞を活かせるのではないかと最近は思ってしまいます。(Missingやグリムの時はそういった感じは受けなかったのですが) 文章や表現や題材は相変わらず大好きなの...続きを読むで、おそらくこれからも作品が出れば読み続けますが…慣れてしまったのかあの頃文章を読んで感じた新鮮な感動みたいなものが薄くなっていて、難しいですね。いつだったか数年前にWEBでのみ無料で読めた作品(タイトル忘れました)は久しぶりに良かった気がしたので、まだまだ期待しております。
待ちに待った甲田さんの最新作。 甲田さんならではの学校の怪談という"メルヘン"が詰まっていて楽しめた。 まっかっかさん、赤マントが自身を投影したものという見解も面白かった。
『missing』に出ていた人物の名前が出てくるとは思わなくて驚いた。 バックボーンの掘り下げや彼がどうして怖い絵を描いているのか、という源流を知れそうで今から続きが楽しみだ。
放課後の教室で黒板に書かれた「ほうかごがかり二森啓」、突然の自分の名前と謎の言葉。その日の深夜、自室にチャイムの爆音が鳴り目の前に不気味な学校「ほうかご」があった。 真夜中のメルヘンという事だが、メルヘンって何?と考えてしまうほど一般的に考えるメルヘンと距離感がある。 対象年齢が小学校高学年からとい...続きを読むった印象だが、私がその年代の時に読んだら読んだ事を後悔しただろう。作者の創り出した「ほうかご」と「無名不思議」の不穏で不吉で不気味な雰囲気、それが怖い。始めは何が起きたのかが分からない恐怖。そこから事態を説明されるが、それぞれの動き方はもちろん違う。動く事は恐怖の対象と相対する恐怖、動かなければ事態を把握出来ずに変化していく恐怖。生徒たちの心理描写の読者は時に共感し、時に異常性を感じる。つねに何かに対して強弱はあるものの恐怖がある。 1巻では主人公の二森啓とまっかっかさん、読者モデルの見上真絢と赤いマントがメインになっているが、最初なので怖さはまだこれでも抑えられているのだろう。 怖さの中でもしっかり読者に作者が何を伝えたいのかが書かれている作品だと感じた。
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ほうかごがかり
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甲田学人
potg
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