男振

男振

693円 (税込)

3pt

若くして頭髪が抜け落ちる奇病を主君の嗣子・千代之助に、侮蔑された17歳の源太郎は、乱暴をはたらき監禁される。別人の小太郎を名のって生きることを許されるが、実は主君の血筋をひいていたことから、お家騒動にまきこまれることになる。しかし、源太郎は、宿命的なコンプレックスを強力なエネルギーに変えて、市井の人として生きる道を拓いていく。清々しく爽やかな男の生涯。

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男振 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    池波正太郎の作品の中でもベストの1つ。
    人生の逆境を受け入れ、巡りあった人達に支えられ、成長し、人として伸びていく。何回読んでも泣いてします。
    「男振り」の言葉がラストに解る。爽快なストーリーです☺️

    0
    2020年01月01日

    Posted by ブクログ

    先日、池波正太郎の「男振」(新潮文庫)を一晩で一気に読み上げました。
    時代小説はどうも言う方、まずはこれを読んでみて下さい。
    そのかわり昨夜は本を読みすぎて眠たい眠たいとこぼざれてもわたしのせいではありません。
    池波正太郎に文句言ってください(⌒-⌒;)
    読み始めて途中でストップする勇気のある方、

    0
    2017年05月28日

    Posted by ブクログ

    昔の日本人の心意気・矜持が爽やかに描かれていますね。
    ラストシーンは池波正太郎ならではの滋味あふれる、じつに良いものでした。

    0
    2014年12月23日

    Posted by ブクログ

    読み終わて、不思議なくらいに清々しい。
    堀源太郎。十七歳の時、アタマは、はげていた。
    なぜ、その病気にかかったのか、理由もわからぬ。
    治療する術もなく、周りの嘲笑に耐えていた。
    殿様の千代之助に、そのことを嘲笑されて、猛然と千代之助に、
    襲いかかり、ボカボカと殴る。
    そのことで、ロウに閉じ込められる

    0
    2013年02月13日

    Posted by ブクログ

    禿がなんだ!頑張って正直に生きていこうぜ!って思わせてくれる作品です。

    長編だけどとても読みやすく読み終わった後はスッキリする内容ですのでおススメです。

    0
    2010年11月10日

    Posted by ブクログ

    読み終えた後心の中にすっとした爽やかさが広がる様な、清々しい作品。熱くもなく、激しくもなく、只「正直」に生きた男の姿に胸が熱くなる良作です。

    0
    2010年01月27日

    Posted by ブクログ

    武家に生まれた少年の数奇な運命。そして生い立ちの秘密。
    身に降りかかる幾つもの試練を乗り越え成長してゆく物語です。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    とある藩のお家騒動を舞台に堀源太郎という人間の数奇な人生の物語。眉目秀麗な若侍がある日突然禿頭になってしまい厭世的になっていく前編から自身の運命を知り、いかに周りの人間が自分のために命懸けになってくれているかに気づき大人になっていく様子は心から応援したくなる。
    最後の章 薫風 は育ての父との邂逅に涙

    0
    2023年11月15日

    Posted by ブクログ

    書評や裏書きは爽やかさを強調しているが、二度目の過ちなどは共感できるところはなく、そこから興醒めしたところがある。オチは悪くないが、時代物のありがちな印象として、全く驚きはない。それでも、読み物としては楽しめた。

    0
    2023年03月07日

    Posted by ブクログ

    初池波。オススメ頂いた作品。源太郎の波乱万丈な人生は父・源右衛門、原田小平太、棟梁・伊助…等、然るべきときに然るべき人に出会った、良き人生であったように思う。何とも言えぬ読後感。また池波作品を読みたいと所望する。星四つ。

    0
    2020年08月17日

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