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人生に敗れ、詐欺を生業として生きる中年二人組。ある日、彼らの生活に一人の少女が舞い込む。やがて同居人は増え、5人と1匹に。「他人同士」の奇妙な生活が始まったが、残酷な過去は彼らを離さない。各々の人生を懸け、彼らが企てた大計画とは? 息もつかせぬ驚愕の逆転劇、そして感動の結末。道尾秀介の真骨頂がここに! 最初の直木賞ノミネート作品、第62回日本推理作家協会賞受賞作品。(講談社文庫)
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Posted by ブクログ
個人的には単に好みの問題で★4ですが、★5にしたのは、叙述ミステリとしても、どんでん返し小説としても、読みやすさや読後感をとっても、お手本のように高いレベルで纏まっており、読書の初心者から読み慣れた人までおすすめできる作品だからです。 翌年に発刊された“龍神の雨”を先に読んだのですが、今作の方が文章...続きを読むのレベルが高く感じました。道尾秀介作品を読んだのはは今作でまだ2冊目で浅いのですが、暗く重い文章よりも明るい文章の方が良さが光るように思います。 もちろん氏の作品の登場人物には不幸な生い立ちや後暗い過去を持つ人が多いと思いますが、今作はそんな中でも前向きに生きようと明るく振る舞う人々が描かれているため、文章的には明るいです。 明るい文章になると、作者の筆も生き生きしてくるような感じで、巧みな比喩表現が散りばめられ、心に残る登場人物の言葉も多くなります。 もしかしたら氏に限らず、暗い文章に深みを持たせる方がずっと難しいのでは?…などと、2作品に触れて、素人ながらに感じることができました。
最初から最後まで色んな意味でずっと面白かった♪ 悲しい過去からびっくりするラストまで読む手が止まりません☆ 登場人物のキャラクター全てが個性的で魅力的…。 とりあえず今は早くカエルの小指を読みたいw
面白すぎ!!!!星5ってゆうか10!! 道尾秀介さんの小説は“きこえる”しか読んだことがなくてあの小説の印象からこの小説も自分みたいなミステリー新参者じゃもしかしたら難しいのかなって思いながら読み始めたけど読みやすいったらありゃしなくてずんずん読めた。物語に引きずり込まれるってこう言うことを言うんだ...続きを読むなって感じ。 500ページくらいあるのにあっという間だったし、とりあえずドンデン返しがありすぎておぉいまだあるんかい!って突っ込みたくなる、だから飽きない。 物語の初めは結構登場人物みんな暗い過去を持ってるから重めに感じるところもちらほらあったけど読み進めていくうちにドギマギさせられたり、かと思えば爽快感すごかったり最後はまさかの感動したりでコロコロといろんな感情を与えてくれるそんな面白い小説。 このドンデン返し気付ける人はすごいと思う笑
陽気なギャングが地球を回すみたいな、台詞回しがすごくカラッとしてて読んでておもしろかった!! 道尾秀介の本他にも読みたくなった。 オチも途中のトリックも大満足!!
どんでん返し小説として、よくおすすめされている為興味を持ち購入。道尾秀介さんの作品として初めて読んだ本です。 どんでん返しと知りながら読んだ為、何となくこんな展開なんだろうな、と想像は出来ていましたが、その浅はかは想像を遙かに超えてくる伏線の回収劇でした。
えぐい
騙された
久しぶりに達成感を感じる読後感でした。 借金取りに追われて家族を失い、詐欺師として生きてゆくことにした主人公のもとに、不思議な縁で同じように苦しめられた人たちが集まります。 もう、負けたままでいるのは嫌だ、とばかりに闇金業者に逆襲を計画します。暴力では決して敵わないので、「頭」を使う詐欺師ならではの...続きを読む方法で。 実は登場人物たちの過去にはそれぞれに因縁があったり、「あっ」と驚くようなどんでん返しがどんどんと続いたりと、決して短くない小説ですが、ページをめくる手が止まらず、一息に読み切ってしまいました。 こんなに気持ちよく「騙された」のは久しぶりかもしれません。復讐劇の展開は爽快ですし、迫りくるピンチは緊張感があります。そして結末も見事でした。
ミステリー小説って、ストーリーを重視しすぎて表現や文体が疎かになっている作品も多いけど、道尾秀介はどちらもしっかりしているから好き。 「道尾秀介の最高傑作は『カラスの親指』」と言っている人を見かけたので読んでみたが、たしかにそうかもしれないなと思った。 たとえば『向日葵の咲かない夏』とかはけっこう好...続きを読むき嫌いが分かれそうだけど、これはたぶん誰が読んでも面白いと感じるような気がする。
前作と間を空けずに読んだ。 またもや、作者に気持ち良く騙された。 こんな結末が待っているなんて、誰が想像出来る? とても面白い2冊でした。
いや〜まさに「やられた!!」となった快作です。 本当にやってくれました… もう大した感想が出てこないですが、本当にスカッとします。しかもスリルが半端ないのも最高な点。緻密な伏線にも気づけませんでした! 私の昨年のNo.1作品です!! 心を込めてオススメするので、ここまで私のくだらなくて内容の薄い感想...続きを読むを読んだあなたに、ぜひ読んでもらいたい✨
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カラスの親指
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道尾秀介
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貘の檻
いけない
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ラットマン
晴れた日は謎を追って がまくら市事件
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