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巨大都市の欲望を呑みつくす圧倒的な〈水たまり〉東京湾。ゴミ、汚物、夢、憎悪……あらゆる残骸が堆積する湾岸の〈埋立地〉。この不安定な領域に浮かんでは消えていく不可思議な出来事。実は皆が知っているのだ……海が邪悪を胎んでしまったことを。「リング」「らせん」「ループ」の著者が筆力を尽くし、恐怖と感動を呼ぶカルトホラーの傑作。
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Posted by ブクログ
「漂流船」この話が超こわい!今まで読んだホラーの中で一番怖い! あらすじはというと… 漂流する豪華客船を発見。 無人の船内なんだかおかしい。 航海日誌を読むと。。。。ええええええこわい! じわじわこわい!きもちわるーーーーーーー!
水の信憑性とか不気味さを見せてくれるような非常に不気味な、一冊の本は分厚いんだけど、一つ30ページくらいの話が十くらい収録されている。ホラー小説だから幽霊を思わせる何かは登場しているのだけど、ある意味本当に怖いのはそれではなくて水が持つ性質なのだ、みたいな。最初の話「浮遊する水」なんてのはまさしくそ...続きを読むれ。面白いストーリーだ。話の終わり方まで読解して初めて、所謂、幽霊小説じゃあ無いのだな、と気付かされた。
短編集。「浮遊する水」「漂流船」はなかなか怖かった。一番よかったのは「海に沈む森」ホラーとはまた違うジャンルの作品ですが、とても感動的な話です。他の収録作品もハズレなしで読んでよかったと思いました。
ホラー小説にしては珍しく、繰り返し読みたくなります。「海に沈む森」が特にすき。夏の海とか川とか、貯水タンクのナマっぽい『水』の匂いが漂ってくるような短編集。
都内のベイエリアのマンションを購入した母子家庭。周りも住んでいる人がいると思いきや、事務所として使われているために、夜の住人は親子2人と管理人だけということが判明する。ある日、屋上で子どものものと見られるおもちゃの入ったバッグを見つけて管理人に届けるが、管理人にも心当たりはない。持ち主が現れないため...続きを読む、管理人がそのバッグを捨てた数日後、またバッグは屋上に現れる。その頃から、子供が風呂で誰かと喋っているような気配がし始める…。 『リング』シリーズの鈴木光司のおそらく初期短編集。水や海にまつわる怪談を集め、さらにプロローグとエピローグを足すことでアンソロジー風になっているものの、接点がある話ではない。 『リング』シリーズの、とりわけ『らせん』以降でのしっかりしたSF展開も印象深いが、本作でもホラーや怪談じみた話が多いものの、メカニズムをベースにしたSFのような作風も少しではあるものの伺い知れる。プロローグを除いて1作目やヨットの話などは、シンプルに怪談だし、漂流していた無人ボートはSFなのかな。 最後の2作は、無理やり怪談風のオチへの導入にしているものの、全体の情景をメタに俯瞰したような不思議な感覚を持ったストーリーが主題となっている。怪談部分は必要だったのかな。 いずれにしろ、おそらく作者が初期に書いた膨大な短編の中から、水にまつわる話を集めたという、背景の努力や蓄積が透けて見えるような力作であり、角川ホラー文庫にありがちなやっつけ書き下ろしややっつけアンソロジーとは格の違いを見せつけられる1冊である。 あんまりたくさん読んでこなかったけど、流行り物作家とは一線を画す(でもやりたいことを突き詰めていくと、読者に理解が難しいものを書く欠点もある)作家なので、角川ホラー文庫という先入観を持たせがちなレーベルばかりで発表しているのはもったいない。角川もドル箱だから離さないんだろうけれども。
7つの短編からなり、東京湾をテーマとしたもの。 どれも不気味で、もうちょっと続きを読みたい…!というところで終わってしまう。完全なる種明かしをしないところが、ホラーとしての余韻や想像を掻き立てて良いのかな。
映画のイメージが強くて、ただのホラー小説かと思っていたら違った。 水。東京湾をテーマにした作品集。 水の持つ底知れぬ恐ろしさ。 形がないものに対してどう向き合えばいいのか。 深く先が見えない底。 息ができないという恐怖。 抗えない自然の力。 マンションの貯水棟、無人島、転覆した漁船、ヨットの...続きを読むプロペラに絡まった子どもの靴。 誰もいないクルーザー。 排水口に絡まる髪の毛。 地底湖。 現代都市、東京に住む人々と、現代の力を持ってしても制御できない自然。 水や海の持つ強大な恐ろしさがリアルに描かれていることはもちろん、それぞれの作品ごとに語り口が異なっていて面白い。 情景描写だけでも恐ろしいのに、心理描写も相まって本当にゾッとする。 そして明確には明かされないそれぞれの結末。あれこれ想像を巡らせるうちに仄暗い水の底に吸い込まれてしまいそう。 個人的に怖くて無理なのは「海に沈む森」。地底湖無理…こわい…
「漂流船」が映画化されるというので、読んでみた。 一番好きなのは、「浮遊する水」だろうか。 クライブ・バーカーを読んだ後だから、内容は救われる感じのものが多いように感じた。
東京湾にまつわる恐怖を描いた短編集。プロローグとエピローグがついていたので、連作ものの長編かと思ったのだが、全て内容の異なる短編で、どれも違った味が楽しめる。 全て水にまつわる作品であるが、個人個人魅かれる作品は違うように感じる。身の毛もよだつ恐怖を取り上げたもの、何となく心温まる展開になってい...続きを読むるものなど様々。個人的には「浮遊する水」「漂流船」のインパクトが強い。
リングやらせんが流行っていた頃、なんで人がお金を出して怖い思いをしたがるのか全く理解できませんでしたが(笑)小説を読むとホラーでもなんでもなくて、人間そして家族を描いています。面白かった。
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鈴木光司
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