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人が消えてゆく──長野、新潟、カリフォルニアで、人々が突如“消失”する怪現象が起こった。そんな中、フリーライターの栗山冴子は、ある一家が忽然と姿を消した“一家失踪事件”の謎を追い始める。18年前に父が、やはり消失ともいえる突然の失踪で行方不明となっている冴子は、一連の事件の中に、人類が経験したことのない未曾有の世界的異変を嗅ぎとるが……!? 世界の基盤を揺るがす恐怖を描く、サスペンス・ホラーの傑作!上巻。
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Posted by ブクログ
人が消える、星が消える、円周率が割り切れる、どうなってんだと。人が消えるにあたっては断層だとか太陽の黒点だとかが関わってくる。ただのホラーじゃなくいろんな物理だなんだの科学的な話がポロポロ出てくるので面白い。
終末希望、というのではないと思うけど、こういう話にはぞくぞくする。そして、ハッピーエンド(何事もなく済んでしまう)より、こんな結末を気持ちよく感じる。 「神々の指紋」が大好きだったので、懐かしくもあり…。
人が消えていくー ホラーと歴史とサイエンスが混ざって読み応えがある。 はじめは読みにくかったが、途中から引き込まれて一気に読んだ。
ホラー文庫出版だし著者はリングの鈴木光司だしで、めためた怖いのを想像されたあなた、大間違いです。 これは物理や数学が嫌いで本ばっか読んでた文系の人に、「あれ、物理とかって意外と楽しくね?」と思わせる小説です。私はいま猛烈に物理を勉強し直したい。というかこういう面白い視点から世界を見れるようになるため...続きを読むのツールが物理の知識だと教えてくれる先生と出会いたかった。 詳しい感想は下巻で。
鈴木光司がリングシリーズ以来久しぶりに書くホラー。 面白かった。さすが、鈴木光司! という感じ。 だけど、上田しおりや小松左京に比べてインパクト弱いかも。
不可解な疾走事件をきっかけに、主人公の過去の父親の失踪との関係が徐々に明らかになってくる。リングを超えることはない。
(上下巻共通) 出だしの雰囲気はよかったのに、途中がものすごい残念。 大事件やらパニックやらが下巻までほとんどでてこないっていうね。 これなら、上下巻にせずに 1 冊くらいの分量でもよかったんじゃないかと思うんだけれど。 そもそも、コンピュータのくだりがダメダメすぎる気持ち。 プログラマなら、まずは...続きを読むウィルスを疑うだろうし、そもそも計算結果が違うのが物理的に違うとは言えないだろうって思うのがすじではなかろうか。(^^; その違和感だけで、物語に集中できなかったなぁ。 逆に詳しくない人なら気にせず愉しめたのかもしれないけどね。
壮大なテーマだが、設定にこだわりすぎていないか。下巻で一気に展開していくのだろうが、いまひとつ壮大感が伝わってこない。物語自体は面白く読めているので、このギャップは残念に思った。
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鈴木光司
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