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女帝・称徳天皇に取り立てられ重用された奈良時代の僧侶、道鏡(?~772年)。女帝に取り入って皇位さえうかがった野心家として、長く悪名が根付いているが、本当にそのような人物だったのだろうか。さまざまな伝説を検証し、最新資料を検討すると、道鏡は実際には政治に関与することなく、天皇への仏教指導に終始した人物としての意外な実像が見えてくる。史料の綿密な検討によって、謎が多く、悪評にまみれた時代の寵児の実像に迫るとともに、古代政治の実態を描き出す。
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Posted by ブクログ
<目次> 第1章 うわさの道鏡 第2章 仏教との出会い 第3章 道鏡と律令国家 第4章 称徳朝政治と道鏡 第5章 称徳天皇の崩御と道鏡の左遷 <内容> 何かと「うわさ」の道鏡。シモネタの対象であろう。それを数少ない史料を基に堅実に証明していった本。なので、読み物としては物足りない。結局は...続きを読む称徳天皇の暴走であり、道鏡は巻き込まれた感じか?感情的には道鏡も天皇を欲したかも知れないが、その後のことを想像できれば、それは不可能に近かっただろう。
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道鏡 ――悪僧と呼ばれた男の真実
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