死の貝―日本住血吸虫症との闘い―(新潮文庫)

死の貝―日本住血吸虫症との闘い―(新潮文庫)

737円 (税込)

3pt

4.3

腹に水がたまって妊婦のように膨らみ、やがて動けなくなって死に至る――古来より日本各地で発生した「謎の病」。原因も治療法も分からず、その地に嫁ぐときは「棺桶を背負って行け」といわれるほどだった。この病を克服するため医師たちが立ち上がる。そして未知の寄生虫が原因ではないかと疑われ始め……。のちに「日本住血吸虫症」と呼ばれる病との闘いを記録した傑作ノンフィクション。(解説・飯島渉)

...続きを読む

死の貝―日本住血吸虫症との闘い―(新潮文庫) のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    Wikipedia三大文学があるという。
    八甲田山雪中行軍遭難事件、三毛別羆事件と並んで日本住血吸虫症。
    本書は題材からも内容からも「八甲田山死の彷徨」「羆嵐」と共に屈指のノンフィクション。

    原因不明の地方病、山梨県、岡山県など一定の地域にだけ見られ、治療法もない不知の病。
    現代医学から病の原因を

    0
    2024年05月05日

    Posted by ブクログ

    大部分が引用されていたWikipediaで読んだものの、当たり前だがこの本によってより詳細を知ることができた。文庫化にあたって筆者による解説が加わったが、そこにコロナの流行の件も書かれており、自分が体験したことと重ねて当時の苦しみや必死さを想像することができた。

    0
    2024年05月03日

    Posted by ブクログ

    寄生虫とかグロテスクなものが好きな私にとってこれ以上魅力的なタイトルがあるだろうか。日本住血吸虫というおどろおどろしい寄生虫の名前、興味をそそられる。
    明治、大正時代の農作業者が苦しめられた寄生虫に立ち向かう医師たちの執念があって今の衛生的な暮らしがある。感謝してもしきれない。
    それにしても雄と雌が

    0
    2024年04月30日

    Posted by ブクログ

     帯の "Wikipedia 3大文学" との文言に釣られて手に取った一冊。本書は、日本住血吸虫症と呼ばれる病との闘いを記録したノンフィクション。
     「水腫張満」、腹に水がたまって妊婦のように膨れ、死に至る者も多い、そんな病が日本の数か所の地域で発生していた。山梨の甲府盆地、広島

    0
    2024年05月09日

死の貝―日本住血吸虫症との闘い―(新潮文庫) の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

新潮文庫 の最新刊

無料で読める ノンフィクション

ノンフィクション ランキング

小林照幸 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す