国歌を作った男

国歌を作った男

1,881円 (税込)

9pt

21世紀前夜にアメリカで大ヒットしたゲーム「ヴィハーラ」。
新作が出るたびに人々を熱狂させ、夢中にさせた国民的ゲームの裏側にいたのは、一人の孤独な男、ジョン・アイヴァネンコ。
友人は少なく、幼い頃からプログラミングと音楽に親しみ、たった五年生のときに「ヴィハーラ1」をつくりあげた。
その彼がアメリカンドリームを掴むまでに一体何があったのか、そしてそれでも拭い去れなかった孤独の影にあったものとは。
やがて「国歌」とまで謳われるほど膨れ上がった「ヴィハーラ」音楽の作曲者。
その生涯を描いた一遍をはじめ、13篇を収録。
宮内悠介のつくりあげる世界は、美しいだけでなく温かい。
笑いと涙、驚きに満ちた短編集。

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国歌を作った男 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    世界の料理のバイキングを食べに行った様な感じのバラエティーに富んだ物語が沢山。

    麻雀の役の話とか、碁の話とかは、何度もおかわりを頼みたい感じでした。

    0
    2024年04月06日

    Posted by ブクログ

    2016-2022年に書かれた短編集。
    書かれた年も物語の長さも違うのでおもちゃ箱みたいでそれも良し。ジャンクと十九路の地図は、ちょっとホロリとさせる余韻が心地よい。

    0
    2024年04月14日

    Posted by ブクログ

    短編
    近代史を絡めてリアリティーを出すのが上手い。テクノロジーの発展に寄与してきたのは、名も無き技術者達の小さな革新の積み重ね。芽が出るとは限らないけれど、巻かなければ決して生えてこない種まきのようなもの。
    『ラウリ・クースクを探して』に至るまでの思考の流れを見せてもらえたような気がした。

    0
    2024年04月03日

    Posted by ブクログ

    短編集。「料理魔事件」が印象に残った。事件が起こらないのんびりとした町に起きた料理魔事件。後半の展開が面白い。
    わかりやすい話とわかりにくい話が混在。
    わかりにくくても読める。

    0
    2024年05月11日

    Posted by ブクログ

    評価と言うよりはただおもしろかった。あとがきに書かれているが、いろんな宮内悠介が味わえた感じ。開高健は意外だったが、思い返すとそうなのかと納得。

    0
    2024年04月19日

    Posted by ブクログ

    直木賞候補作ってことで読んで面白かったラウリクースクを探して の宮内悠介氏の短編集ということで楽しみながら読んだ

    巻末に著者による一言解説がありそちらと引き合わせて読むと味わい深い
    ラウリクースクを探しての習作短編もあり
    私にとっては楽しい短編集でした

    0
    2024年04月06日

    Posted by ブクログ

    宮内氏の作品は初めて読んだ。不思議な世界観の物語もあれば、ほっこりするようなものもある。機会があれば、長編も読んでみたい。

    0
    2024年04月03日

    Posted by ブクログ

    テクノロジーとノスタルジーが交錯する宮内悠介らしい短編集。改変歴史SFに得意のプログラミングや盤上遊戯ものもありつつ。

    0
    2024年03月12日

    Posted by ブクログ

    宮内悠介の代表作の一つは「盤上の夜」であることは間違いないが、それ以外に知っているのは「ヨハネス」「エクソダス」「超動く家」。最近購入したのは本書「国家」と「金融道」文庫版、そして「ラウリ・クークス」。という中、単行本として読むのは本書が初めてである。読まず嫌いにも程があるというもの。本書を読むまで

    0
    2024年03月12日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ショートショートにも似たバラエティーにとんだ短編がなんと13編、特に『料理魔事件』は奇想天外なミステリーとして読めました。あと『国歌を作った男』が『ラウリ・クースクを探して』の原型だったとの事で興味津々でした。あなたもこの13編を読んで喜怒哀楽を表して下さい。

    0
    2024年01月29日

国歌を作った男 の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    講談社
  • ページ数
    336ページ
  • 電子版発売日
    2024年02月14日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    3MB

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