灰の劇場

灰の劇場

880円 (税込)

4pt

「飛び降り2女性の身元わかる」――始まりは、「三面記事」だった……新たな恩田陸ワールド、開幕。文庫版特別収録=「灰の劇場0-+」「文庫版あとがき」。

...続きを読む

灰の劇場 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    これは「鎮魂」の物語だ。
    だがそもそも鎮魂とは誰のためのものなのか?という話でもある。
    物語に限らず製作物とは、そこに誕生させた時点で、それ以上のものではなくなる。その意味で、あらゆる可能性を持っていた状態から有限のものに成り下がると言えるのではないか。誕生させた時点で無限にあった可能性と未来を放棄

    0
    2024年03月14日

    Posted by ブクログ

    灰の劇場/文庫版あとがき/
    灰の劇場0-+(ゼロ マイナス プラス)

    1 の次は 0 の次は 0 何?これ?
    過去と現在?? 違うか………
    とりあえず読むのだ。そのうちに判るかもしれない
    が よくわからない

    事件と作家の似たところが気になる
    亡くなった二人と作家のよく似た経歴が
    作家も

    0
    2024年05月17日

    Posted by ブクログ

    飛び降り自殺をした2人の女性
    数十年後に、それを題材に劇にしようとする
    どこにでもいそうな2人の人物たち
    2人の人物像が、徐々に肉付けされていく
    数十年後に、その記事を目にする人には、単なる文字の羅列に過ぎないのかもしれない
    しかし、実際に2人は存在して、言葉をかわし、泣いたり喜んだり、そこに存在し

    0
    2024年05月16日

    Posted by ブクログ

    描き方が恩田陸さんらしいな、と思った作品でした。
    もしかしたら途中だ退屈するかもしれないと思ったけどそんなこともなくズルズルと作品の中に引き込まれていきました。
    読みながらこれはもしかしたら恩田陸さんが実際に考えていたり、経験していること?と思っていたら文庫版あとがきを読んで驚きでした。
    まさか、で

    0
    2024年05月12日

    Posted by ブクログ

    読んでいる途中で、0,1,(1)が何を指しているのかがわかって、そこからが面白かった。これをわかった状態でまた最初から読みたい

    0
    2024年05月03日

    Posted by ブクログ

    ある新聞記事を元にしてフィクションとノンフィクションを交互に章を分けて書いてある。静かにかつ少しの心地悪さと共に物語が進む。時間と存在を考え抜いた作品だと感じた。どちらもあっという間に終わる。終わらせることができる。

    0
    2024年03月20日

    Posted by ブクログ

    恩田陸さんの作品はどのジャンルもだいたい好きですが、今作も虚構と現実が入り交じってどこかフワフワした心地で読めるところが好きです。

    0
    2024年03月09日

    Posted by ブクログ

    作家と二人で自殺したMとT。作家はある新聞の三面記事に載っていた橋から飛び降りて自殺した二人の記事に十年もの間、気になっていたのだ。そしてその二人の小説を書く。しかし顔も名前も知らない二人を。その小説は劇の原作になり、作家はその劇が行われている劇場に行く。こうして、作家の話と、自殺した二人の話が時間

    0
    2024年03月03日

    Posted by ブクログ

    タイトルどおり灰色のイメージがずっと続くような話だった。
    安定しているというと聞こえはいいかもしれないが、徐々に倦んでいくような2人の生活が結末を知っているのもあって不安で不気味だった。
     今の時代は、昔に比べてこう生きるべきを押し付けられることは減って様々な生き方があると認められる時代になってきて

    0
    2024年05月26日

    Posted by ブクログ

    「1」二人の女性の物語で始まる。

    「0」はノンフィクション、「1」を執筆する過程が描かれている。
    (文庫あとがきより)
    「(1)」は物語が舞台化されるまで。

    読みはじめて気持ちが乗らないときは
    ネタバレに気をつけて、先に書評や
    インタビュー記事を読んでしまう。
    今回は、そのお陰か難なく物語の世界

    0
    2024年05月26日

灰の劇場 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

河出文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

恩田陸 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す