ジェンダー・クライム

ジェンダー・クライム

1,800円 (税込)

9pt

『悼む人』『永遠の仔』の著者が贈る、ノンストップ・クライムサスペンス。

誰もが容疑者。誰もが当事者。
性にまつわる犯罪……ジェンダー・クライムは連鎖する。

土手下に転がされていた男性の遺体。
暴行の痕が残る体には、メッセージが残されていた。

「目には目を」

なんと男の息子は、3年前に起きた集団レイプ事件の加害者だった――。
次々現れる容疑者、そして新たな殺人。
罪を償うべきは、あなたかもしれない。

天童荒太の原点回帰にして、記念碑的作品!

...続きを読む

ジェンダー・クライム のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    先が気になって一日で読み切ってしまった。
    私も「主人」「旦那」は苦手ワードです。なんだけど「◯◯さんの旦那さん」って聞こえが良くて、相手の配偶者を敬えてる感じがして、つい使ってしまう。目の前にいる相手への敬意はどうなんだって話。でも「◯◯さんの夫さんはさ〜」って言い慣れてない。難しい。使う言葉はその

    0
    2024年04月28日

    Posted by ブクログ

    やられた!
    事件も解決し後は大団円の結末かと読み進めたら、意外な物語が明かされた。これには涙腺が緩み鼻を啜るほど心が動かされた。
    集団暴行の加害者達の横行、被害者家族への謂れなき誹謗、そして拘束され陵辱された痕跡のある中年男性の全裸死体。
    様々に絡み合う事件をベテラン鞍岡刑事と若い志波刑事たちが追う

    0
    2024年03月29日

    Posted by ブクログ

    土手下に転がされていたのは、裸で縛られていた男の遺体。
    その男は、集団レイプ事件の加害者の父親だった。残されていた「目には目を」のメッセージ。

    とても重い内容である。
    ジェンダー・クライム…性に纏わる犯罪は連鎖するのか…というなんとも苦しくて読んでいても心身が疲弊するようである。

    ひとつの犯罪が

    0
    2024年03月08日

    Posted by ブクログ

    裸で遺棄されていた死体には死体には暴行の跡とともに「目には目」というメッセージが残されていた...。人間の尊厳を冒し精神を破綻させるジェンダー・クライム(連性にまつわる犯罪)が連鎖していく。深く重いテーマを書きった労作。捜査に尽力する刑事鞍岡と志波の関係性にも納得!

    0
    2024年02月25日

    Posted by ブクログ

    遺体に残された「目には目を」というメッセージ。被害者の息子には、性犯罪加害の前科があった。殺人事件と過去の事件の捜査を進めるうち、あきらかになってくる事件の波紋。ひどく重苦しく、しかし救いも感じさせられる重厚なミステリです。
    性犯罪に対する捉え方って、本当に人によって違うものだと思います。もちろん悪

    0
    2024年02月18日

    Posted by ブクログ

    性暴力は魂の殺人と言われるが、実際の殺人に比べたときにその扱いは軽いように思う。そしてそこにはジェンダーという根深いものが横たわっている。ということを気付かされる作品。終始救われなさを感じながら読み進めたが、読後感は思ったよりも悪くない。

    0
    2024年05月26日

    Posted by ブクログ

    読書記録39.
    一人の男性の遺体
    その身体にはある事件のメッセージが残されていた

    自分自身に当てはめてみると
    親から育てられた子供時代
    子供を育てた親としての今

    一男一女を育てた読者側の気持ちとして
    とても痛ましく、辛く悲しみ溢れる読書であった

    自分自身、若い女性としての時代に当てはめると

    0
    2024年05月24日

    Posted by ブクログ

    久しぶりの天童作品。性犯罪がテーマ。相変わらず重々しい様相だが、鞍岡と志波のふたりのキャラクターと関係が心地よいものにしてくれた。

    0
    2024年05月16日

    Posted by ブクログ

    鞍岡と志波の関係、佐東夫殺しの結末、進人と竜介。みんな、いろいろな過去がある。
    苦しい中にも、最後は清々しい景色で良い作品

    0
    2024年05月13日

    Posted by ブクログ

    殺人事件に関わる過去の集団レイプや、並行してDVもあり、読んでいて重く苦しいものでした。鞍岡さんを始め現場で頑張る人達の真摯な人柄が救いでした。

    0
    2024年05月12日

ジェンダー・クライム の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

文春e-book の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

天童荒太 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す