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魔物の姫に会ったあの時、人生のすべてをかけて、彼らを救うと心に決めた―― ここは生物も住めぬ死の海に浮かぶ十八諸島。〈語り部〉たちが島々を巡り集めた物語を語り継ぐため、年に一度、冬至の晩に煌夜祭が開かれる。今年もまた人を喰らう恐ろしくも美しい魔物と人との誓いの物語の幕が上がる。 『レーエンデ国物語』で話題沸騰の著者の原点となるデビュー作に、外伝「遍歴(ピルグリム)」「夜半を過ぎて 煌夜祭前夜」を加えた決定版。
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Posted by ブクログ
舞台は死の海に隔てられし十八諸島。人と魔物のいる世界。 煌夜祭の夜、二人の語り部により物語が語られ、つながり、時と空間が混ざり、一つの物語が現れてきます。 引き込まれてしまいすごいスピードで読んでしまったので、理解が追い付かず最後のパートは3回ほど読み返しました。舞台の島々と物語が幾重に重なり交差...続きを読むします。 澄んだ冬の空気の中で星が煌めくような物語です。 「魔物の姫、オレはあなたを救えただろうか?」 いい帯だと思います。
最後には、「まじか…」と自然に声が出ていた。 ファンタジーは大好き、でもカタカナの名前覚えられるかな…と思いながら読んだがそんなこと感じることなく惹き込まれる作品。最高の一冊。 最初は短編でそれぞれの物語なのかなと思ったが矢先、それぞれの物語が絡み合い、最後には一つにつながる。何度も驚き、感嘆し、良...続きを読むい意味で頭の中が掻き回された。とにかく、すごく心にくる本。 ナイティンゲイルとトーテンコフの正体、魔物の姫ってだれ?と思いながら読んでいたが、複雑ながらもすごく満たされる作品。 記憶を消してもう一度読みたい…!
表紙買いした初ファンタジーだったが、内容も素晴らしかった。 まるで自分が魔物なのではないかと思うくらい夢中になってしまった。 記憶力に自信の無い方は相関図などを書きながら読むのがおすすめ。 あとこれ2006年の作品なんですね…私とほぼ同い年でびっくりです
多崎さんのデビュー作品。 恐ろしくも美しい魔物と人との誓いの物語。 こんなファンタジーは初めて! 全体を通してもの悲しい雰囲気が漂っています。 己の無力さに対する苦悩・後悔、人間の暗い部分について描きながらも決して暗くなく、希望と決意を感じてスラスラ読める。 あっという間に世界観に引き込まれ、ペー...続きを読むジをめくる手が止まりませんでした。 “魔物”がいて、歴史や人の思いを受け継いでいく“語り部”という特別な存在がいる世界。 語り部の「語り」で繋がっていく展開がとても新鮮でした。 語られる1つ1つの物語に新たな世界が広がっていて、読めば読むほど強く引き込まれどっぷりと世界観にハマっていく。 いろいろなことが繋がっていって大きな世界が見えたときは、何とも言えない気持ちになった。 新しい世界を夢見た王子。 魔物の存在理由を解き明かそうと生きた人。 彼らの軌跡を追いながら、とてつもなく長い時代を一緒に駆け抜けたような気分です。 静かで、悲しくて、強さと優しさを感じるストーリー。 今までに読んできたファンタジー作品とは、ひと味違った雰囲気で、クセになるおもしろさでした。
レーエンデ国物語でも思ったけれど、作者の物語の入り方、語りの始め方がすごく好きだ。これから始まる物語の世界にワクワクする。そしてこの作品、語り手の話を聞くスタイルなので、その語り始めがいっぱい出てくる。最高だ。 語り手の語る短い物語の間に、語り手同士の会話があるので、忙しくてもちょこちょこ読めそう...続きを読む(といいつつ面白くて一気に読んでしまった人)。 短い物語それぞれが魅力的なのはもちろん、あとからあとから伏線回収されて繋がっていくのがたまらない。あぁー、あの時の。へぇー、まさかの!ってしんみりしたり驚かされたり。とにかく面白かった、そして無駄がない! 人それぞれに物語があって、それを受け継いでいく者がいる。大切な人、大好きな人のことを知りたいと思う気持ちに「愛」を感じた。総じて「愛」の物語だった。 だからこそ、この魔物の設定がせつないことせつないこと……。本編に追加された二篇、ここまで読んで完全版という作者の言葉通り、全部読めてよかった。 多崎さんの作品、『本の姫は謳う』の方も読みたくなってきた。4月にレーエンデの新作もあるのに! にわかだけど、すっかりファンです!
語り部と呼ばれる人たちが、冬至の日に語る物語。 読み進めていくうちに、一つひとつのパーツがはまって、気がついたら、大きな物語の中に居ました。 多崎先生のデビュー作。Xで毎年冬至の日に行われているイベントも覗いていますが、先生の作風の原点は、ここにあるのだと感じます。 レーエンデは、ページ数が多く...続きを読むて、少し敷居が高い。そう感じておられるかたに、是非ともおすすめしたいです。
数年前に文庫本を読んでいて、最近書き下ろしを含んだ完全版が出版されました。 とっても好きな作品なのでめちゃくちゃ嬉しい! 魔物が出てくるファンタジー連作短編小説ですが、読みやすいし、短編同士の繋がりを考察するのがすごく楽しいです! 魔法などのファンタジーな感じはそんなにないので、ファンタジー読んだ...続きを読むことない人にもおすすめですし、冬時期にぴったりの小説なのでこの季節に是非!!
本当に私はこの作品に出会えて良かった、いくつになっても新しく一生心に残るだろう作品・世界に出会える、そんな体験が出来る本っていうのは素晴らしいなと思わせる、哀しくも希望に溢れたファンタジーです
十八諸島輪界で冬至の夜、語り部たちが魔物の話を語る。そんなお話でした。 冬至の夜、煌夜祭の日に人を喰うと言われる魔物は、なぜ生まれるのか どうして人を喰ってしまうのか そこに意味はあるのか それを紐解いていくような物語でした。 全てが救われるような話ではなかったけれど、すごく好きなお話でした。
この作品を一言で表現するとしたら、美しい、だと思う。レーエンデ国物語が話題になっているからまとめて3巻買いに行ったつもりが別の場所に置いてあったこの作品の表紙に惹かれて手に取ったら奇しくも同じ作家さんで、しかもデビュー作だったという巡り合わせで、先にこちらを読んだ。短編物は結構苦手だからはじめは短編...続きを読むに寄ってるなあと思ったが、繋がりがわかった途端、とにかく先が気になって仕方なくなって没頭してしまった。最後はただひたすら震えてしまった。ハッピーエンドかと問われたらそうでもないし、かといってバッドエンドというわけでもない。切なさも、優しさも、寂しさも、愛しさも、懐かしさも、悲しさも、嬉しさも、怒りも詰め込まれているのに、ぐちゃぐちゃじゃなくて、美しい。読み終わって、美しいなと感じた。物語という枠組みは、ミステリー小説とかとにかくそういう創作物全てが含まれていると思うが、この作品は、物語すぎる物語で、物語だった。ひさしぶりにこんなに物語という物語を読んで、なぜか安堵したというか、ほっとする気持ちになった。冬至の日にまた読みたいと思った。
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多崎礼
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レーエンデ国物語
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