平安貴族とは何か 三つの日記で読む実像

平安貴族とは何か 三つの日記で読む実像

1,023円 (税込)

5pt

4.6

「驕れる道長」は虚像?

歴史の主役としては光の当たらない平安貴族。
だが、武士が台頭し不安定化する世情にあって、彼らは国のために周到に立ち回り、腐心しながら朝廷を支えていた。
NHK大河ドラマ「光る君へ」の時代考証も務める著者が、知られざる平安貴族の実像を、
藤原道長『御堂関白記』、藤原行成『権記』、藤原実資『小右記』という三つの古記録から複合的に明らかにする。

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平安貴族とは何か 三つの日記で読む実像 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    『御堂関白記』は自筆本が残っているそうで、原本ならではの読み解き方が特に興味深かったです。実資と行成、ドラマでも注目してみます。

    0
    2024年03月16日

    Posted by ブクログ

    あんまり難しかったら…と迷ったけど、結果読んで良かったです。

    とっかかり、平安時代を説明するに、日記から紐解くことで親近感も持てたし、ちゃんと重なっていくのが楽しかったです。

    摂関政治と習った藤原一族の同行や、その職責がどんなかなどそうだったのかと腑に落ちます。

    この時代も、一族のために婚姻が

    0
    2024年02月11日

    Posted by ブクログ

    大河ドラマ「光る君へ」の時代考証を担当されている倉本一宏先生の本。先生の専門である平安時代の日記「御堂関白記」「権記」「小右記」について解説されている。
    大河ドラマはドラマとして楽しんでいるので、こうして実際の平安時代にはどんな記録が残されているのかということを知りたかった。最初の本として読んで本当

    0
    2024年01月27日

    Posted by ブクログ

    1000年以上も前とは信じられないほど高レベルの文化を保った平安時代、それを支えた平安貴族に興味を持ち、本書を手に取った。

    本題は道長、行成、実資の3名が各々記述した日記を読み解くことにあるが、古記録に疎いため序章の日記(にき、と読むそう)に書かれる事柄、日本で日記が多く書かれた理由などもとても興

    0
    2024年04月07日

    Posted by ブクログ

    平安時代の古記録であり、一次史料とも言える『御堂関白記』、
    『権記』、『小右記』から解き明かす、平安貴族の実像とは。
    ・はじめに  序章 古記録とは何か
    第一部 道長は常に未来を見ていた
               ――藤原道長『御堂関白記』を読む
     第一章 「自筆本」の価値
     第二章 「一帝二后」成立の

    0
    2024年01月16日

    Posted by ブクログ

    <目次>
    序章   古記録とは何か
    第1部  道長は常に未来を見ていた~藤原道長『御堂関白記』を読む
     第1章  「自筆本」の価値
     第2章  「一帝二后」成立の裏側
     第3章  書き方や消し方からわかること
     第4章  女の懐妊祈願に決死の参詣
     第5章  権力を恐れない者・伊周
     第6章  常に

    0
    2023年12月04日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    藤原道長の『御堂関白記』、藤原行成の『権記』、藤原実資の『小右記』を読み解いた史料です。

    道長の『御堂関白記』は令和の現代にまで現物が残っていることに驚きでした。

    こうして平安中期の記録を楽しくわかりやすく書かれていて、私は読んでいてとても楽しかった。(難しくないけれども、抑えなくいけな

    0
    2024年01月31日

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