花散るまえに

花散るまえに

1,980円 (税込)

9pt

4.1

今村翔吾氏 推薦!
「たおやかな筆致で描かれる、苛烈な愛のゆくえ。この作品を書く感性をまぶしく思う」

最初に父親から教えられたのは自害の作法……細川忠興は愛を知らなかった。
玉(ガラシャ)は、妻として忠興に寄り添いたいと思う。
しかし父・明智光秀の謀反により、夫婦の運命は暗転。
謀反人の娘となって幽閉された玉は、やがてキリスト教の愛に惹かれていく。
一方、忠興は玉の心を失う孤独と恐怖から、刃を振り上げ――。

本当に大切にすべきものは何だったのか。
物語は歴史上もっとも美しいラストシーンへ。

細川ガラシャと忠興、日本史上もっとも歪んだ純愛を描いた歴史小説。

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花散るまえに のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    細川忠興とガラシャの幼少期から結婚、そして細川邸の炎上に至るまでの愛の物語。

    最初から、もう…文体が美しくエロい。いや、違うな…艶があって蠱惑的。
    めちゃめちゃうっとりしました…。
    私は細川忠興様=日本一のモラハラ武将だと記憶しておりましたがね。
    佐藤雫さんが描くと、なんとこんなに美しい愛の物語(

    0
    2024年01月03日

    Posted by ブクログ

    明智光秀の娘・玉とその夫・細川忠興の物語です。
    言葉少ない忠興と心が少しずつ通いあっていくところは心が温まりました。そんな、幸せな夫婦生活が一瞬だったからこそ、もうなんでこんなことに〜!と思いながら読んでたらほんと涙が止まらなくて、後半は涙と鼻水でグズグズでした。

    明智光秀が信長に謀反を起こしてか

    0
    2023年10月10日

    Posted by ブクログ

    久しぶりに感動した。思わず涙が!素晴らしい書籍に出会えた。沢山の人に読んでもらいたい本だった。小生の妻も突然の死だった。涙も出ずただ茫然としていた。薬道(くすりみち)共に歩みて半世紀これから先はひとり歩まん。下手な短歌で失礼。

    0
    2023年10月10日

    Posted by ブクログ

    久しぶりの時代小説

    忠興と玉の夫婦の物語
    戦国時代にはあまり詳しくなくて、正直どちらもほとんど知らないのですが知らなくてもすっと物語に入っていけました

    心が通ったと思ったらすれ違っていく二人
    お互いを想っているのになぜここまですれ違っていくのだろうと切なくなり

    これもこの時代の特性なのかな…

    0
    2024年03月16日

    Posted by ブクログ

    装丁の美しさに見惚れて手に取りましたが、中身も負けず劣らず美しかったです。


    ずっと独りで生きてきた細川忠興の絞り出す思いを初めて拾い上げたのが玉でした。
    二人の心が通じ合っている時代は長く続かず、玉の父である明智光秀による謀反のために玉は幽閉されます。
    玉が再び正妻として忠興の元に戻るも、忠興の

    0
    2024年01月22日

    Posted by ブクログ

    佐藤雫さんの歴史純愛シリーズ(と勝手に呼んでいる)第4弾は戦国の世を舞台に、細川忠興とその妻・玉(洗礼名・ガラシャ)の愛の物語。

    幼少時、父から最初に教えられたのは自害の方法。愛を知らずに育った男の、言葉にできない胸の内を初めて受け止めてくれたのは政略により嫁してきた妻だった。
    幸せな日々も束の間

    0
    2023年09月21日

    Posted by ブクログ

    時代小説♪
    以前読んだ「言の葉は残りて」がすごく良かったので、こちらも読んでみることに!

    細川忠興とその妻である細川ガラシャの歪んだ純愛物語。

    細川ガラシャの名前は知ってたけど、明智光秀の娘でキリシタンで、、というくらいで、どういう人物だったのかはこの本で初めて知った。
    なかなか気が強いとい

    0
    2024年03月13日

    Posted by ブクログ

    明智光秀の娘でキリシタンのガラシャと婿、の印象が強い細川忠興と妻の玉、のお話。
    奥さんめっちゃ好きだけど不器用で気持ちを表現できずすれ違い生むばかりの旦那さんと、そんな旦那さんを思いつつも絶望して心が離れ信仰に心を寄せる奥さんの出会いから別れ。現代でこれ語られるとドロッとしそうだが、ベースが歴史で、

    0
    2024年01月27日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    明智光秀の娘、細川ガラシャ(玉)とその夫、細川忠興のお話。
    実在した人物の時代物って少し苦手意識があったのですが、これはとっても読みやすくて面白かった。
    えげつないほどの歪んだ愛をもってしか玉をみられなくなった忠興、そんな忠興といるために、でも心を保つためにキリスト教の教えにのめりこんでゆくガラシャ

    0
    2024年01月15日

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