推し、燃ゆ

推し、燃ゆ

638円 (税込)

3pt

推しが燃えた。ファンを殴ったらしい――。第164回芥川賞受賞、世代も国境も超えた大ベストセラー、待望の文庫化! 解説=金原ひとみ

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推し、燃ゆ のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    推しという言葉が嫌いでなんとなく遠ざけていた。

    推しを介して、自分だけが自分を認められる。
    冷たい世の中 肉体に支配される人達、上手くいかない日々。

    0
    2024年05月08日

    Posted by ブクログ

    なんとなく寄った書店で「ついに文庫化!」みたいなポップが目に入り手にとりました。
    それまで10年近く小説をよんでなかったのですが、スラスラと読めてしまうくらいに読みやすく
    かたすぎない言い回しや言葉選びがされているように感じました。
    「推し、燃ゆ」は人生で初めて連続で読み返した作品です。
    1週目は

    0
    2024年04月17日

    購入済み

    正直、主人公が僅かに羨ましい

     アルコールやギャンブルと同じように推し活も、病気として治療が必要な依存症の域に達することがある。主人公は推し依存症であるが、何かに沼ることで憂き世を忘れて生きる活力を得て、そこで歯止めが効かなくなることは誰しもあり得る。
     さて、五十路の自分はつまらない人生を歩み、今はマッサージ屋で肩をほぐしても

    #切ない

    0
    2023年09月22日

    Posted by ブクログ

    現代版の『金閣寺』だった。
    厳密には金閣寺とは真逆なのだが、真逆であることで鏡写しのように一致してしまった。一致させただけでなく、バージョンアップしていた。
    己を否定するように圧倒的に美しいものを燃やすことで自己否定的な自分を再生させようとしたのが『金閣寺』で、己を維持するために没入していた美しいも

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    2024年05月23日

    Posted by ブクログ

    「推し」と軽率に口に出すことはできるけど、私もすぐ誰かを「推し」という人間だけど、その意味はなんだろうなって考えた。
    主人公のあかりは「推し」を私の背骨だと称して、実際に「推し」中心な生活を送っていた。自分を蔑ろにするほどに。
    推し方にも色んな形があるし、あかりのように生きる糧として、推しを分析する

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    2024年05月19日

    Posted by ブクログ

    誰かを「推す」という行為、生き様をここまで言語化した作品に初めて出会った。主人公のこれからを考えると結末は決して救われる訳でもなく、何かが好転する訳でもないが、「推す」というものの起承転結を見守った気分になった。この小説を読みながら、上野真幸を推す主人公を、好ましくはないこの主人公を、見守りながら私

    0
    2024年05月19日

    Posted by ブクログ

    正直推しのために生きてる!って人は周りに結構いたから、こういう人いるよね〜、レポ書くよね〜、みたいな感じで共感できて読みやすかった。最初から最後までずっと暗くて心も晴れないけど、だからこそ推しのことを考えている時の主人公の気持ちの上がりようがよく分かる。推しじゃなくても、苦しい生活の支えになってるも

    0
    2024年05月09日

    Posted by ブクログ

    今を生きる若者ならではの姿が
    ありのままに描かれているのに青々しすぎず、
    一つ一つの表現が巧みで惹き込まれる
    .
    なにより主人公の危険なほどに
    推しを想う気持ちに胸が苦しくなる…
    それでもページを捲る手が止められない
    ずっとその繰り返し
    .
    自分と1歳しか変わらない小説家の才能に、
    その人が魅せる世

    0
    2024年04月24日

    Posted by ブクログ

    「推し」の存在を応援している間だけが、この世界に自分を存在させてくれている。
    そんな錨の様な推しが燃えてしまった時に自分という存在の不安定さに気付いてしまって、世界に留まるために","(コンマ)という楔を打ち続けるしかなかった彼女は、何もなくなった世界との関わり方を知るために、丸

    0
    2024年04月24日

    Posted by ブクログ

    推しを背骨と表現してるのがおもしろい
    最後の這いつくばるあかりが背骨=推しを失った表現になっていて良い
    推しを失って年齢も重ねていくあかりの今後が明るくなっていく将来は到底見えないけど、なんだかんだ次の推しを見つけてなんとか生きていくんじゃないかなって思わせる、読後感が悪いとも言えない不思議な感覚が

    0
    2024年04月27日

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