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[ぼくの記憶は80分しかもたない]博士の背広の袖には、そう書かれた古びたメモが留められていた──記憶力を失った博士にとって、私は常に“新しい”家政婦。博士は“初対面”の私に、靴のサイズや誕生日を尋ねた。数字が博士の言葉だった。やがて私の10歳の息子が加わり、ぎこちない日々は驚きと歓びに満ちたものに変わった。あまりに悲しく暖かい、奇跡の愛の物語。寺尾聰主演の映画原作。
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Posted by ブクログ
数学と文学のつながりをここまで鮮やかに表現できるものかと驚いた。かつ、人間の定義した概念と人間の思考、真理について考えさせられる話だった。
もう何度も読みましたが、その度に、人に寄り添うとはこういうことなんだと教わります。とても、とても温かい物語です。映画で博士役をなさった寺尾聰さんは、私の学生時代の王子様。そして虎党歴が半世紀を越える私にとって、お守りのような小説です。
相手に対する親しみと敬愛の気持ちを示し、相手の不運をともに悲しみ幸運をともに祝う。そんな友情?や絆は同年代でなくとも同性でなくとも体や心の不自由を持っていてもあるんだな、というより自分にない特性を持っている相手との方が強い絆になるのかもしれないなと思った。 そして、子どもの純粋さとかひたむきさとか素...続きを読む直さが持つ力ってすごいなとも思った。
数学に対する言語化できないような手触り、肌感覚が美しい言葉で表現されている。その繊細な数学の対極にあるような阪神タイガース。にもかかわらずうまくマッチしている不思議な世界。
再読。とは言っても、前に読んだのは中学生のときかな。その頃よりも、この本を好きだなぁと感じられた。 なんてせつなくて温かい物語だろう。 また10年後とかに読み直したい。
私も元々素数が好きで、自分が生まれた年が素数なのが自慢(人に言っても羨ましがられないと思うけど)。この本を読んで完全数という存在も教えてもらい、自分の子どもの生まれた日が28日なので、なんか褒められた気分になった。ルートは全てを包むとか、虚数は心の中にあるとか、数学に愛が溢れていた。博士が子どもを大...続きを読む切にするところも、とっても好き。途中から、3人の生活がいつまでも続かないんだろうなと予感させられ、野球観戦の後とか、9月11日とかドキドキした。ラストのシーンは自然と涙した
名作だと聞き続けて、やっと読んだ。 120分で失われる記憶。気の毒と思っても 向き合い続けたら、いつのまにか自分に必要な存在になっていく。 関係性が変わっていく描写がすごく丁寧で名作と言われる所以がわかった気がする。 また時間が経てば読みたくなるだろうな。
数学や数式を面白いと感じられたのは初めてです。数式を美しいと表現できる感性が素晴らしい。全ては視点次第なんだと思いました。
とても温かく、なのに何故か泣きたくなるような、不思議な気持ちになる物語でした。 80分しか記憶がもたない数学の博士と、博士の元で働く家政婦と、その息子の何気ない日々のお話し。 博士は記憶が80分でなくなり、毎日が「はじめまして」の状態になるにも関わらず、3人の絆は日々深まっていくような、家政婦やその...続きを読む息子だけでなく博士にとっても2人がかけがえのない存在になっていくような、とても素敵で温もりのあるお話しでした。
何か欠けている3人が補い合いながら特別な時間が流れている。そんなほっこりするお話しだった。 やっぱり心温まる系がすきだ。
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