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「けどさ、あたし、夢とかないし。特になりたいものとかないし、就職とか言われても困るよね。あたし、ずっと稲野原の生徒でいたいなあ」落ちこぼれ高校に通う理穂、美咲、如月。17歳の誕生日を目前に、理穂は失恋。身体が弱く入院を繰り返す美咲は、同情されるのが大嫌い。授業中も寝てばかりの如月は、天才野球選手の兄・睦月と何かと比較される。それでもお構いなしに、夏は輝いていた。『バッテリー』のあさのあつこによる、切なくて透明な青春群像小説!
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Posted by ブクログ
眩しくて脆くてあったかい。心の真ん中に大切に大切にしまって、時々不意に開けたときに涙が出てしまうような、二度と戻れないあの頃の記憶。人生のお守りにしたい1冊。
学生の頃、図書室で見つけて読んだ本です。 マイナス思考な私にとって、とても明るく、前向きな気持ちになれる作品でした。 主人公が楽しそうにしていると、自分もなんだか楽しくなってくる。 穏やかな気持ちで読み終わる事ができた作品です。
還暦間近のおじさんが読む本ではなかったかもしれませんが、「ジウⅠ、Ⅱ、Ⅲ」を読んだ後だったので、気持ちをリセットするには最高でした。 あさのあつこさんの本は、長男が小学生の頃に代表作「バッテリー」の読書感想文を書いていたことで初めて手にしました。児童文学から青春、スポーツ、時代小説、エッセイ等、...続きを読む幅広い引き出しを持った作家さんですね。 私の次男が小中高と陸上競技をやってましたので「ランナー」「スパイクス」「レーン」もとても好きな作品です。 「ガールズ・ブルー」は、女子を意識せずにはいられなかった高校時代に戻らせてくれる至高の一冊でした。友だちとの関係性が抜群ですね。 最近やってるキリン午後の紅茶のCMが好きです。目黒蓮さんの「夏の午後が長いのは、くだらない話を沢山するためだ」ってヤツです。このCMを見ると「またキラっキラの青春したいなぁ」って思います。
理穂、美咲、如月の3人の関係性がすごく素敵です。 どの2人組でもなしえない、3人だからこそのやりとりや考え方が、高校生活の気怠い感じを表現してくれていると感じました。 また、ニーチェやソクラテスなど哲学者の名前が出てくる場面があり、当時の私はこの本を読んで、哲学って何か面白そう!と思ったのを思い出...続きを読むしました。
学生時代に読んで、とても大好きだった小説のひとつ。 あさのあつこさんの書く物語は読みやすく、あたたかい匂いがすると思います。 青春時代を思い出すときは、いつもこの本を読みます。
落ちこぼれの高校に通う3人の同級生。主人公の理穂、弱い身体で生まれ強い心を持った美咲、バカで明るくて優秀な高校球児の兄を持つ如月。 ちょっとぽっちゃりのスゥちゃん、理穂の弟の真央。 大きな事件が起きるわけではない。 恋人にフラれた理穂から物語はスタートするが、その恋人は跡形もなく出てこないし、祭...続きを読むりがあったりみんなで海に行ったり、街で起きた猫の殺害事件の聴き込みに警察が来たり、、、そんな程度のことしか起こらないんだけど、笑えるような会話や胸を締め付けられるような青春、泣けるような家族や友人との愛があって、とにかくよかった。
理穂、美咲、如月。この3人の関係が、すごく羨ましい。 お互いに干渉しない、だけど心は通じあう。まあ、実際美咲みたいな人がクラスにいても、友達にはならないだろうけど笑。そして、如月の兄、睦月は高校球児。デキる兄の弟は辛いけど、それでもまっすぐ生きる如月は素敵だと思う
中学生のときにあさのあつこの中で初めて読んだ作品。 主人公の理穂と自分の性格や考えることが どことなく似ていて衝撃を覚えて、 それから機会があるごとに読み返したりするけど そのたびに自分を別の場所から見ているような不思議な感覚になる。 あさのあつこの中では一番すきな作品。 淡々としたストーリーなのに...続きを読む、 高校生のときの自分たちの思い出の輪郭を指でなぞるような、 経験した哀しみや楽しさ、怒りや喜びが胸の奥でふっとよみがえるような、懐かしい気持ちになる。 あとがきに記された、 「理穂と美咲は親友という言葉では表せない。 いわば共犯者なのである。」 という一文にもはっとした。 そうか、あたしたちが毎日の出来事になんとなく 胸の奥がうずくような切なさや どこか秘密をふくむような楽しさを覚えるのは あたしたちみんなどこかで小さな犯罪を共有した、 共犯者だからなのか。 読むたびにこれから立ちはだかる、 社会だとか責任だとかの壁を突き抜けていけそうな、 そんな感覚になる、元気がでるすてきな一冊。
時代小説と青春小説のあさのさんを良く読むが、今回も筋が似ていると思ったら8年前に読んでいた。感想を書くために再登録。 落ちこぼれの高校に通う、普通の高校生の普通の話し。ガールズとあるが、男子高校生も中学生の弟も登場する。 20年前に書かれた小説だが、今読んでも通用する内容。短い期間ながら教師だった経...続きを読む験が存分に入っている作品。高校生達の日常が丁寧に、そして淡々と描かれている。
夏だな、と感じるとなぜ青春に浸りたくなるのだろう。久し振りにあさの先生の本を引っ張り出す。若者であった当時から十代のリアルさが刺さるなと思っていたが、端々に痛みを感じられるから、リアルなんだろうなあと今になって気付かされた。 夏の気配を感じるところから、初秋に思いを馳せるところまで、本当に読んだ時期...続きを読むがぴったり(例によって記憶が定かではないため偶然の産物)。主観で語られるため、時系列がたまに入り乱れるが、視点や思考が反復横跳びする17歳感があってむしろ自然な描写なんだろうな。理穂と美咲はもちろんのこと、如月や真央やスウちゃんも、個々の人物像が夏の浮き立つ空気の中に鮮やかに立ち上がっていて、ただただ眩しい。 度々登場する「禍福は糾える縄のごとし」のキーワードが、この物語に影というか、奥行きを持たせている。物事には揺れ幅があって、気持ち良いことのあとには気持ち悪いことが起こるもの。瑞々しい友情と青春に、揺さぶりが絶えずかけられる。ごく近くにいる人の表情も瞬間で変化することもある。そんな平坦でいて複雑な日常をしたたかに突き進むから、読後感が気持ち良いのだろう。 読み終えてググってみて気付いたのだけど、続編があったのか。続きも読みたいなあ。
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